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再臨は2段階か−その論争点
発行日: 2008/6/20意図的に著者の名前を伏せますが(その方は、牧師として説教者として有名で、その著書も広く読まれているからです)、次のような明快な解説が載っている本があります。引用します。
1.空中再臨
患難時代が始まる直前に、神は、世界中のクリスチャンたちをそのさばきの時代から守るために一瞬にして天に挙げられます。それは「携挙」と呼ばれるできごとです。
その時クリスチャンたちは、今の体とは異なった「栄光の体」という新しい体に変えられます。
聖書の中には、死というものを体験しないで栄光の体に変えられる人たち、つまり、生きているままで、突然栄光の体に変えられる一群の人たちがいることが数多く預言されています。その預言の実現が携挙です。
聖書には携挙が何のために起こるのかも記されています。それは、その後に続く患難時代という苦悩の時代から私たちを守るためです。
携挙が起こると、その時地上に生きているクリスチャンたちが、一瞬のうちに地上から取り去られて天国に移され、栄光の体という新しい体が与えられます。.また同時に、キリストを信じて死に、その霊が先に天国に行ったた人たちにも、栄光の体が与えられます。
2.天の軍勢となって地上に帰る
地上でさまざまな災いが続く艱難時代には、クリスチャンたちはもはや地上にはおらず、キリストと共に天にいます。
そして、キリストが地上にもう一度来られる時に、数えきれないほどの天の軍勢となって、キリストと一緒に地上に帰って来るのです。
キリストが地上に再臨される時に、「天の軍勢が白い馬に乗り、白く清い麻の布をまとってこの方(キリスト)に従っていた。(黙示録19:14)」が起こるのです。
(引用終り)
実に分かりやすい説明ですね。
しかし、もうひとり、この方も有名な牧師で、いくつもの著書がありますが、上記の解釈は違うというのです。
ここでは、その牧師も本も名前も意図的に伏せますが、聖書解釈が真っ二つに分かれてしまっているのです。
その牧師の批判を、著書から転載します。
(引用)
患難時代「前」携挙説の人々は、キリストの再臨を「空中再臨」と「地上再臨」の二段階に分けますが、この「再臨二段階説」には聖書的根拠があるでしょうか。
イエス・キリストは、弟子たちにご自身の再臨の時のことについて尋ねられたとき、患難時代に起こるはずの様々な出来事を語られ、その後こう言われました。
「これらのことのすべてを見たら、あなたがたは、人の子(キリスト)が戸口まで近づいていると知りなさい」(マタイ24:33)。
「これらのことのすべて」とは、文脈上何を意味しているでしょうか。それは文の前後関係を読むと、患難時代初期の戦争の多発や、偽キリスト、患難時代中期のエルサレム蹂躙、および患難時代末期の天変地異などを、みな含んでいます。
主は、「これらのことのすべて」を見たら、ご自身が再臨の「戸口まで近づいている」と知りなさいと言われたのです。
艱難時代の様々な出来事がみな起こってしまうまでは、キリストは再臨の戸口までも近づいておられないのです。
これは、患難時代の前にキリストの空中再臨があるとする説と矛盾します。もし患難時代前に空中再臨があれば、キリストがこのように言われるはずがないのです。
このことから、キリストの再臨は二段階ではなく、患難時代の末期にただ一度行なわれるもので、福音書では、どれもがキリストの再臨は二段階であるとは述べていません。
携挙して「守られる」のか、ただ中で「守られる」のか。
患難時代「前」携挙説をとる人々は、「全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう」(黙示録3:10)
という聖句の「守ろう」は「携挙する」の意味である、と考えます。
その理由として、「試練の時には」の「には」と訳されている言葉は、原語のギリシャ語では「から」とも訳されるエクであることをあげています。それで試練の時「から」あなたを守ろう、つまり試練の時を経験しないように守ろう、という意味に訳せると主張するのです。
しかし原語に忠実な聖書訳はみな、「試練の時から」とは訳していません。「試練の時には」です。もし試練の時を経験しないように守るという意味であれば、エクよりはアポ(離れての意〉が用いられたであろう、とギリシャ語学者は述べています。
「試練の時には守ろう」は、試練のただ中で守る、という意味にとったほうが適切と思われます。
(引用終り)
神がクリスチャンたちを「守る」場合、患難の前に携挙して守るのか、患難のただ中で守るのか、聖書をどう読むかで説が分かれてしまっています。
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