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子供の成長を願わない親はいませんね。同じように神様は、その子となったクリスチャンが、聖書の全てのみ言葉を栄養にして、大人に成長するように願っておられます。これは成長なさりたいクリスチャンのための励ましのメ−ルマガジンじんです。

  • 最新号:2008-08-30
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救いは取り消されるか?クリスチャン評論(5)

発行日: 2008/5/12

私は、日本人以外のクリスチャンとのお付き合いが多いのですが、「神はおひとり、聖書はひとつ」であるにもかかわらず、信仰生活の現実において、いろいろな面で違いがあることを実感させられることが多くありました。

日本にも、「卒業クリスチャン」という言葉がありますが、「名ばかりのクリスチャン」はキリスト教国に多くいます。日本人の宗教は仏教だと言われていますが、仏教信者と言える人はあまりいないのと同じかもしれません。

私は、フィリピン国のクリスチャンを現地で、また日本で多く知っていますが、大別してカトリックとボーンアゲインとに分かれています。

クリスチャンは、水と霊によって生まれ変わった人たちですから、クリスチャン即ボーンアゲインであるはずですが、彼らが言うボーンアゲインとは、形骸化したカトリックに対抗して立ち上がり、信仰覚醒運動に加わったクリスチャンのことなのです。

フィリピンには、福音派として分類されるプロテスタントのクリスチャンもいますが、その数は少なく、カトリックから決別した聖霊派のクリスチャンが急速に増えているようです。

カトリック−>福音派−>聖霊派ではなく、カトリックvs. 聖霊派の構図のようにも見えます。

「カトリックはクリスチャンではない!」とまで極言するその人たちの中には、「救いは取り消されることがある」と警告する牧師や、リーダーがいます。

かってスペインの支配下にあってカトリックの教えがが宣教され、その後アメリカの福音派の影響下で、信仰覚醒運動が導入されて広がったフィリピンのボーンアゲイン運動は、生温いクリスチャンから脱皮する励ましを与えますが、<聖書を自分たちの都合のいいように引用する過ち>がときにあります。

例えば、申命記11:26 見よ、わたしは今日、あなたたちの前に祝福と呪いを置く。

 11:27 あなたたちは、今日、わたしが命じるあなたたちの神、主の戒めに聞き従うならば祝福を、

 11:28 もし、あなたたちの神、主の戒めに聞き従わず、今日、わたしが命じる道をそれて、あなたたちとは無縁であった他の神々に従うならば、呪いを受ける。

とありますが、「主の戒めに聞き従うならば祝福を、聞き従わなければ呪いを」の後半を意図的に強調する人たちがボーンアゲインの人たちに多いのです。

さて、「救いは失い得る」という立場の根拠としてその人たちに引用される聖句:

ヘブル 6:4 一度光に照らされ、天からの賜物を味わい、聖霊にあずかるようになり、

 6:5 神のすばらしい言葉と来るべき世の力とを体験しながら、

 6:6 その後に堕落した者の場合には、再び悔い改めに立ち帰らせることはできません。神の子を自分の手で改めて十字架につけ、侮辱する者だからです。

ヘブル 10:25 ある人たちの習慣に倣って集会を怠ったりせず、むしろ励まし合いましょう。かの日が近づいているのをあなたがたは知っているのですから、ますます励まし合おうではありませんか。

 10:26 もし、わたしたちが真理の知識を受けた後にも、故意に罪を犯し続けるとすれば、罪のためのいけにえは、もはや残っていません。

 10:27 ただ残っているのは、審判と敵対する者たちを焼き尽くす激しい火とを、恐れつつ待つことだけです。

ですが、ヘブル人への手紙は、その題のとおりユダヤ人にあてたものという解釈もあります。

例えば恵みの神学を主張され続けた高木慶太牧師は、次ぎのように解釈しておられます。

ご存じのようにユダヤ入たちは罪を赦してもらうために動物の犠牲をささげていました。

「真理の知識を受けて」というのは「キリストが、私たちの罪のために十字架で死んでくださった」という真理です。ここでヘブル人への手紙の著者が書いているのは、キリストの十字架の贖いについて聞いていたのに、それを信じないでいる人に関してです。

つまりここで言っているのは、「昔のユダヤ教の罪のための犠牲はもう残されていない。キリストが完全な贖いをされたからである。キリストの十字架の贖いを聞いてそれを拒むならば、裁きが残っているのみである。

だから、今の時代においては、キリストを受け人れるか、さもなければ永遠の滅びを受けるかのどちらかである」ということです。

高木慶太牧師の説明は分かりやすいですが、字義を詳しく検討したティンデル聖書註解「ヘブル人への手紙」では、解釈の困難さを指摘しながらも、次ぎのように説明しています。

背教の持つこうした三つの局面はすべて、人を有罪判決の立場に置くだけでなく、明確に言うと、反キリストの立場に置くことでもある。

キリスト教とかかわりがあったが、後に現実にそれに背いてしまっただれかを著者は念頭に置いているのか、それともそのように行動する者の立場がどんなものかを思い描いているのか、判断するのは不可能である。

ヘブル10:25-27のこの箇所を、ヘブル6:4-6と同時に捉えるなら、著者がイエス・キリストに敵対する者に対する重大な結果を大いに心に留めていることは明らかである。

すでにそのように行動した者ならだれも、この書簡全体を通じて述べられたキリストの優位性の議論で動揺させられることはないであろう。

それゆえ、キリストのいけにえの恩恵に与る者と、そうすることを断固拒絶する者との対比を示すために、これらの強い警告が示されていると考えるのが最も良いであろう。

私、村川は、ヘブルの人々への手紙にある上記の警告を現代のクリスチャンに対するものだと短絡的に考えることはしませんが、一度救われたら、取消されることはないと、いい加減なクリスチャン生活をすることに対する反省にしたいと思います。

 
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