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信じるとは、支配していただくこと

発行日時: 2008/4/19

「私はこうしてクリスチャンになりました」の証しを聞いていますと、あるときイエスが、微かな声で語りかけておられたのではないかと思わされることがあります。

その声は微かで、無視してしまうことも多い中で、その声にこだわって心の耳を傾ける人がいます。
そのような時、その声がなんと言っているのか、すでに成長していらっしゃる皆様のような先輩クリスチャンから示唆されることもあります。

あるいは、聖書を読みはじめて、また教会でメッセージを聞いていて、「このことだったのだ!」と気づくこともあります。

教えを聞いて納得したうえで入信するのとは違って、ある微かな声が呼びかけていることに気づくのです。それは、イエスが、その人の心の戸をたたいておられる、その音ではないでしょうか。よーく耳を傾けないと聞こえない音です。

街頭でスピーカーから流れてくる「  神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。(ヨハネ3:16)」という大声ではありません。

微かな声なのです。そしてその声に、不思議な胸騒ぎを覚えることもあります。空耳かと疑ってしまいそうな声でもあります。

そのような声が聞こえた方に、皆様からも伝えていただきたいのが、黙示録3章の20節のイエスの呼びかけです。

「ごらんなさい。わたしは戸の外で、しきりにたたいています。その呼びかけにこたえて戸を開ける人なら、わたしは中に入って、だれとでも、親しく語り合います。そして、お互いに楽しい時を過ごすのです。」(リビングバイブル)

この呼びかけは、すでに洗礼を受けた人が、イエスに語りかけたときに、はっきりとした声で聞こえてくることがあります。
ジョン・ストット牧師は若き日の思い出として次ぎのように語っています。

十代の終わりに近い少年が、学校の寄宿舎で、ある日曜の夜、ベッドの横にひざまずいて祈りました。ながながと祈ったのでもなく、上手なお祈りをしたのでもありません。キリスト・イエスにお話したのです。

「私のこれまでの生活は乱れていました。いま、罪を告白します。そして、あなたが私の罪のために死んでくださったことを感謝します」と言い、「どうかわたしの生活のなかに、あなたがはいって来てください」とお願いをつけ加えました。

そしてその翌日、少年は自分の日記に、こう書き記しました。

「きのうはほんとうに記念すべき日だった。いままでキリストは、中心にでなく、いわば円周上におられたのだ。だから、『わたしを導いてください』」と願ってはいたけれど、自分を完全に支配する権利を、キリストに与えないで今日まできた。だが、おお、キリストは、戸口に立って、戸をたたいておられた。

ぼくは、そのみ声を聞いた。そしていま、かれはぼくの家の中まで来てくださった。かれはそれを聖め、それをいま、支配しておられるのだ。」

少年は、さらにその翌日の日記には、こう書き記しました。

「ぼくは一日中、新しい喜びが、尽きることなく溢れ出てくることを感じた。それは、神と仲直りし、神に触れさせていただける、という喜びだ。
いまキリストがぼくを支配しておられるが、そのおかげで、以前、まったく分っていなかったとことが、ぼくにもよく理解できる。

ここで「私」とか「ぼく」と言っているのは、若き日のジョン・ストット牧師なのです。

そして次にジョン・ストット牧師は次ぎのように言います。

著者ジョン・ストット牧師の次の言葉が、このメルマガの読者の皆様を通じて、まだイエス・キリストを知らない人、洗礼準備中、あるいは洗礼を受けていてもまだこのことに気づいていない人に伝えていただきたいと、願い祈っています。

(以下引用)

さて、あなたはいまクリスチャンですか。ほんとうに自分のことを、キリストにゆだねきったクリスチャンだ、と言えますか。
この質問にたいするあなたの答えは、わたしがしようとしているもう一つの質問と、関係しあっています。

教会に行っているかいないか、立派な生活を送っているかいないかと、それは無関係です。

もう一つの質問とは、イエス・キリストは、あなたのこころの扉の、どちら側におられますか、です。

内側ですか。それとも外側ですか。これはとても重要な問題です。

おそらくあなたはすでに決心をして、キリストにはいっていただくためにと、戸をおあけになったことでしょう。

もしあなたが、これまでそうしていなかったなら、あるいはそういうことをしたかどうかはっきりしなかったならば、いまここで、すぐに、そうなさるようにと、わたしはお勧めします。

それは、(ある人の言うところに従えば)、鉛筆で薄く書いてある文章の上を、インクでなぞるように、はっきり書き直すことです。

どうか一人になって「祈る」ことをしてみてください。

祈りのなかで、まず罪を神に告白し、それからそれを、捨ててください。それから、イエス・キリストがあなたのために、あなたの身代わりになって、死んでくださったことを、感謝してください。最後に、自分でこころの戸を開いて、自分の個人的な救い主、また主として、かれにこころのなかにはいって来てくだい、とお願いします。

次のような祈りを、心の中でするといいでしょう。あなたの祈りの助けになるかもしれません。

主イエスさま。わたしは、自分が罪人であることを認めます。わたしは、思いにおいても、ことばにおいても、行ないにおいても、罪をおかしてきました。わたしはこれら、の罪を、あなたにたいしておかしたことを悔い改め、それらを捨て、それらに、いま背を向けます。
わたしはまた、あなたがわたしの罪を背負い、わたしの身代わりになって、死んでくださったことを信じます。わたしはその大いなる愛に、ただ感謝します。

いまわたしは、こころの戸を開きます。主イエスさま、どうかわたしのこころにはいって来てください。救い主として、はいって来て、わたしを聖めてください。また、主としてはいって来て、わたしを支配してください。当然わたしは、これから生涯かけて、力の限りあなたにお仕えします。アーメン。

(村川注)この祈りは、「イエス様を受け容れる祈り」として、多くの教会で用いられ、皆様がよくご存知の祈りですね。
教会を訪れた方とともに皆様ががこの祈りを捧げた後に、ジョン・ストット牧師のつぎのことばを伝えてあげましょう。

もしいま、あなたがこういう祈りをささげたならば、それもいい加減にでなく、本気にささげたのなら、次に感謝してください。キリストが、自分のこころのなかに、はいって来てくださった、ということを。

あなたは、キリストが、こころのなかにはいって来られた、と感じましたか。自分の「感じ」には、惑わされないでください。キリストは、「わたしははいる」と言っておられるからです。

「だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところにはいって・・」のかれのこの約束を、信じるのです。

かれはウソをついたり、約束を守らないようなかたではありません。ですから、あなたは、キリストが自分のこころのなかに、はいって来てくださったことを、感謝することができるはずなのです。

「村川の補足」
あなたは確かに戸を開けました。でも。キリストを応接間や客間にお迎えしただけで、「すいませんこちらの部屋は散らかっていますので」と、キリストに全ての部屋を明け渡すことを拒んでいませんか。

こちらがあなた様のお部屋ですと言って、自分は自分の部屋で好き勝手なことをしていませんか。

来週は、「水によるバプテスマ」と「聖霊によるバプテスマ」という、いささか難しく思える問題に取り組みます。

 
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