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信じる、ゆだねる、決意する

発行日時: 2008/4/16

成長なさっている皆様は、洗礼を受けるつもりのない方や、いつまでも迷っている方に、福音書の教義からというよりも、ご自分の経験などから励ましてあげてください。

そのときに、お役に立てるようにと書き込みます。

マルコ 16:16 信じて洗礼を受ける者は救われるが、信じない者は滅びの宣告を受ける。

「あなたは罪人です。イエス・キリストを信じて洗礼を受けなさい。信ずるものは救われますが、信じないものは永遠の滅びに至ります」と言われて、素直に洗礼を受ける人は、日本では皆無と言っていいでしょう。

「街頭で新約聖書をもらったので、それを読み、教会へ行き、洗礼を受けました」などと言う人も、昔はいましたが、今では化石人にしかいないでしょう。

しかし、主イエスは言われました。

マルコ 16:15 「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。」
 
 16:19 主イエスは、弟子たちに話した後、天に上げられ、神の右の座に着かれた。

 16:20 一方、弟子たちは出かけて行って、至るところで宣教した。主は彼らと共に働き、彼らの語る言葉が真実であることを、それに伴うしるしによってはっきりとお示しになった。
その後、イエス御自身も、東から西まで、彼らを通して、永遠の救いに関する聖なる朽ちることのない福音を広められた。

洗礼ってなんだろう?そんな素朴な質問に答えるために、昨日に続いて、洗礼(バプテスマ)の意味を考えますが、今日は異なる視点からです。

誰かに勧められ誘われたとしても、クリスチャンになるかならないかは自分で決意することです。

ベストセラー「これがキリスト教です」の原著者ジョン・ストット牧師はこう言っています。

(引用)
この本をここまで読んできて、そこに書かれていたすべての点に賛同できても、それであなたがクリスチャンになるわけはありません。

イエス・キリストが神である証拠は確かであるとか、かれが神の子であることは動かせない事実であると認めるのは、正しいことです。

キリストがこの世の救い主となるために来て、わたしの罪のために死んでくださったということ、わたしが罪人であり、自分はこころからこの救い主を必要としているということを認めるのも、素晴らしいことです。

しかしこのどれも、人をクリスチャンにしません。これらのことを認め信じるのはクリスチャンになるうえで必要不可欠なことです。しかし、知識が人をクリスチャンにすることはなく、具体的な行動がともなってはじめて知識は真の信仰となるのです。
(引用終り)

洗礼とは、父と子と聖霊の三位一体の神を信じますか?はい・・と言う以前に、「主なるイエス様、どうぞ私の心の中にお入りになって、私を支配してください」と、受け容れる決意をすることなのです。

ジョン・ストット牧師が言われるその決意とは、じつは福音書にではなく、求道者には難しいとされる黙示録にあるのです。そして、黙示と言う言葉からは離れた記述ですが、次の聖書部分に重要な意味があるのです。

黙示録3:20 見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。

もちろん皆様よくご存知の聖書箇所ですが、ここで繰り返しました。

でもこれは、以下を読んでいただければ、洗礼を勧めるために書かれたものとは違うことが分ります。

黙示録
 ◆ラオディキアにある教会にあてた手紙

 3:14 ラオディキアにある教会の天使にこう書き送れ。アーメンである方、誠実で真実な証人、神に創造された万物の源である方が、次のように言われる。

 3:15 「わたしはあなたの行いを知っている。あなたは、冷たくもなく熱くもない。むしろ、冷たいか熱いか、どちらかであってほしい。

 3:16 熱くも冷たくもなく、なまぬるいので、わたしはあなたを口から吐き出そうとしている。

 3:17 あなたは、『わたしは金持ちだ。満ち足りている。何一つ必要な物はない』と言っているが、自分が惨めな者、哀れな者、貧しい者、目の見えない者、裸の者であることが分かっていない。

 3:18 そこで、あなたに勧める。裕福になるように、火で精錬された金をわたしから買うがよい。裸の恥をさらさないように、身に着ける白い衣を買い、また、見えるようになるために、目に塗る薬を買うがよい。

 3:19 わたしは愛する者を皆、叱ったり、鍛えたりする。だから、熱心に努めよ。悔い改めよ。

 3:20 見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。

 3:21 勝利を得る者を、わたしは自分の座に共に座らせよう。わたしが勝利を得て、わたしの父と共にその玉座に着いたのと同じように。

この聖書記事は、日本のクリスチャンへの警告と捉える牧師もおられます。それはそうだとしても、

3:20 見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。

というイエスの言葉は、洗礼を受けようとする者たちへの言葉としても捉えることができるとする聖書解釈があるのです。

ジョン・ストット牧師は洗礼とは決意であって、その決意に導くものは、聖書のこの部分だと言うのです。

そして、「真の信仰は、知的信念を決定的な依存と信頼の行動に進ませます。知識としての確信は、個人的な決断へと高められなければならないのです」と説明し、「聖書の中の一人称代名詞というものは、、きわめて重要な役割をもっています」と強調します。

主は<私の>羊飼い。私は、乏しいことがありません(詩篇23:1)。

主は、<私の>光、<私の>救い……(同27:1)。

神よ。あなたは<私の>神(同63:1)。

「私の主」この表現は、求道中の人たちには分らないかもしれませんが、皆様ならよくご存知でありまた経験されていることでしょう。求道中の方に、皆様ご自身のことばで伝えてあげてください。

パウロの次の告白こそが信仰者の確信と言えるでしょう。

ピリピ 3:7 しかし、わたしにとって有利であったこれらのことを、キリストのゆえに損失と見なすようになったのです。

 3:8 そればかりか、わたしの主キリスト・イエスを知ることのあまりのすばらしさに、今では他の一切を損失とみています。キリストのゆえに、わたしはすべてを失いましたが、それらを塵あくたと見なしています。キリストを得、

 3:9 キリストの内にいる者と認められるためです。わたしには、律法から生じる自分の義ではなく、キリストへの信仰による義、信仰に基づいて神から与えられる義があります。

 3:10 わたしは、キリストとその復活の力とを知り、その苦しみにあずかって、その死の姿にあやかりながら、

 3:11 何とかして死者の中からの復活に達したいのです。

ジョン・ストット牧師は、洗礼の決意は、結婚の決意に似ているとも言っておられます。

今日の日本では、その時点で相手を評価して、しかも「内なる人」でなく「外なる人」について品定めをして、結婚する若者が多くいます。

そして結婚の後、その評価が違っていると分れば、離婚してより評価できる相手を探します。

そんな人たちには全く通用しませんが、ストット牧師は、洗礼を、次ぎのように喩えています

(引用)
しかし間違えないでください。

あなたはかれを迎え入れると、一瞬のうちにクリスチャンになります。しかし、それであなたが完成したクリスチャンになるわけではありません。

キリストは瞬間的に、あなたの内にはいり、あなたを聖め、罪を赦してくださいます。でも、あなたの性格が作り変えられ、キリストに似た者となるのには、ずいぶんと時間がかかります。

これを、結婚にたとえてみましょう。花嫁と花婿が結婚を誓うのは二、三分で十分できます。とはいえ、それで二人は非のうちどころない夫婦になるわけではありません。

ときには夫婦げんかをし、我を主張して、波乱にとんだ家庭生活をいとなみながら、長年月をかけて、二人は一つにされていきます。

これと同じように、キリストに身を任せるのが瞬間的なできごとであっても、かれに自分の生活のいっさいを取り仕切っていただくすべは、少しずつしか身につかないのです。
(引用終り)

 
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