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復活の教義(復習)(6)

発行日時: 2008/3/18

記者を異にする4つの福音書が全て、墓が空であったと伝えていますが、嘘だと信じている人は日本では少なくありません。

「ひとりの宗教家が処刑された後生き返ったなど、信じられないものを無理に信じさせる宗教」がキリスト教だと批判する創価学会の人たちは、「全てが納得できるものばかりである釈迦の教えの法華経こそが真の宗教である」と教えられ、そう確信しています。

しかし、その人たちにイエスの復活は決して嘘ではないと、どんなに説明しても所詮無駄に終わるでしょう。

「どんな説得も無駄であった!」と嘆きかつ失望するクリスチャンに与えられる励ましの言葉は、次でしょう。

第一コリント
 1:21 事実、この世が自分の知恵によって神を知ることがないのは、神の知恵によるのです。それゆえ、神はみこころによって、宣教のことばの愚かさを通して、信じる者を救おうめられたのです。

 1:22 ユダヤ人はしるしを要求し、ギリシヤ人は知恵を追求します。

 1:23 しかし、私たちは十字架につけられたキリストを宣べ伝えるのです。ユダヤ人にとってはつまずき、異邦人にとっては愚かでしょうが、

 1:24 しかし、ユダヤ人であってもギリシヤ人であっても、召された者にとっては、キリストは神の力、神の知恵なのです。

 1:25 なぜなら、神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからです。

 1:26 兄弟たち、あなたがたの召しのことを考えてごらんなさい。この世の知者は多くはなく、権力者も多くはなく、身分の高い者も多くはありません。

 1:27 しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです。

さて、はじめから超自然的なものを信じない人たちは、イエスの復活が嘘であったとするもっともらしく聞こえる理由を並べ立てます。

(1)弟子たちが墓を間違えた。

(2)イエスと親しい関係にあった者たちがひそかに運び去って、いまだに発見されてはいない秘密の墓を作った。

(3)イエスに敵対する者たちが、墓を信者が拝むようになれば再び混乱が起こるからと、イエスの遺体をどこかに運び去って捨てた。

(4)墓は数人の番兵が番をしていたから、(2)と(3)を行うことは困難という反論も、番兵が金で買収されたと考えられば、起こりえた。

(5)イエスは死んだのではなく、気絶していたのが、墓の冷気によって息を吹き返した。
番兵が眠っていた間に、彼は墓を立ち去った。

(6)全ては、弟子やイエスに親しかった人たちの幻想である。

(7)福音記者たちが口裏あわせをして、イエスの復活の物語を作り上げた。

このような復活否定論は、例えば、イエスの遺体は今日まで世界中のどこにも発見されていないなどの反論によって否定されるでしょうが、次のような考え方をする人たちは、多少の説得力を持つでしょう。またそう信じているクリスチャンもいます。

その考え方とは、
「キリストのからだのよみがえりを公然と否定する者がいても不思議ではない。イエスは初代教会の宣教の中によみがえったのであって、イエスは弟子たちに生ける影響を与え、また今日まで与え続けている。」です。

さらに成長なさっている皆様ですから、聖書辞典にある次のような評論も理解いただけると思って引用します。

(以下引用)
そもそも空の墓の伝承は復活を証明するために存在したのではないし,後代の伝承が示すように墓が空であったというだけでは復活の証明にはならない.

従って,復活の事実性を基礎に据える第一コリント15章に空の墓の伝承が言及されないとしても不思議ではない.

とすれば,復活を語る伝承は,早い時期から競合する複数の類型で伝えられていた可能性があり,独立した複数の証言が存在することは,復活体験の史実性を補強する一つの材料となり得る.

さらに,メシヤの復活については,上に見た通りユダヤ教において並行する思想を見出し得ないゆえに,ユダヤ教の思想に影響されて伝承を創作したとも考えられない.

さらにまた,キリストの復活の日付である「3日目」という数字の由来も,様々な説明がなされるが,復活の事実以外の説明で満足の得られるものはない(例えば,ホセア6:2にその起源を求める者もいるが,この句が復活との関連で言及されるのは,後世のことである).

以上のことはいずれも,復活の史実性を暗示するものとして数えることができる.・・とこの評論は結んでいます。

 
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