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復活の教義(復習)(4)

発行日時: 2008/3/15

今日は、まず使徒の働きの次の記事に注目してください。

使徒 23:6 しかし、パウロは、彼らの一部がサドカイ人で、一部がパリサイ人であるのを見て取って、議会の中でこう叫んだ。「兄弟たち。私はパリサイ人であり、パリサイ人の子です。私は死者の復活という望みのことで、さばきを受けているのです。」

 23:7 彼がこう言うと、パリサイ人とサドカイ人との間に意見の衝突が起こり、議会は二つに割れた。

 23:8 サドカイ人は、復活はなく、御使いも霊もないと言い、パリサイ人は、どちらもあると言っていたからである。

この記事から、旧約時代の復活思想が、賛否両論を含めて、新約時代に受け継がれていたことが分ります。

次にイエスが教えられたことにも注目しましょう。

ルカ14:13 祝宴を催すばあいには、むしろ、貧しい人、不具の人、足なえ、盲人たちを招きなさい。

 14:14 その人たちはお返しができないので、あなたは幸いです。義人の復活のときお返しを受けるからです。」

 14:15 イエスといっしょに食卓に着いていた客のひとりはこれを聞いて、イエスに、「神の国で食事する人は、何と幸いなことでしょう。」と言った。

イエスはダニエル書から、この事を言われたのでしょう。

ダニエル
12:1 その時、あなたの国の人々を守る大いなる君、ミカエルが立ち上がる。国が始まって以来、その時まで、かつてなかったほどの苦難の時が来る。しかし、その時、あなたの民で、あの書にしるされている者はすべて救われる。

 12:2 地のちりの中に眠っている者のうち、多くの者が目をさます。ある者は永遠のいのちに、ある者はそしりと永遠の忌みに。

 12:3 思慮深い人々は大空の輝きのように輝き、多くの者を義とした者は、世々限りなく、星のようになる。

しかしイエスは、「同じように私も復活する」とは言っておられません。上記は、旧約の思想が新約時代に受け継がれていたことを意味しますが、イエスの復活は、十字架の業の完成であって、復活思想の実現のひとつの例とは異なります。

さてここで、旧約時代から新約時代に受け継がれた復活思想について、いくつかの解説書を総合して整理しますと、次ぎのようになります。

(1))復活思想は終末のメシヤの日に関連している。

メシヤが来て現在の国を滅ぼし新しい神の王国を建てるとき、死者は復活してメシヤの審判を受け、義なる者はその永遠の王国に入れられる。
そして新約時代に入ると、このメシヤはイエス・キリストであると信じられるようになった。

(2)復活はからだの復活として考えられている。

陰府にいる死者のからだに神の生気が吹き入れられるとき、復活が起る。

パウロにおいてはこの時のからだは霊のからだであるとして、地上における肉体と区別されているが、いずれにしても復活がからだを伴ったものであることに変りはない。
ただし、ヘブル人の考えた復活は、ギリシャ的な霊魂不滅とは異なった永生思想である.

新約時代の復活思想が一般ヘブル人のそれと系譜を一にすることは上記の通りですが、しかし両者が根本的に相違している点は、キリスト者の復活信仰はイエス・キリストの十字架の業の完成としての復活と密接に結合している点です。

1.奇蹟としての死からの復活
2.終りの日の義人の復活
3.十字架の業の完成としてのイエスの復活

これらの3つを区別して、イエスの復活の意味を捉えたいと思います。
(続く)

 
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