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エゼキエル書から(4)1:15-28
発行日時: 2008/2/18今日は、エゼキエル書1章の途中15節から終りの28節までです。
有名な<輪>の幻です。すでに学んでおられるでしょうが、復習しましょう。
聖書
エゼキエル1:15 私が生きものを見ていると、地の上のそれら四つの生きもののそばに、それぞれ一つずつの輪があった。 1:16 それらの輪の形と作りは、緑柱石の輝きのようで、四つともよく似ていて、それらの形と作りは、ちょうど、一つの輪が他の輪の中にあるようであった。 1:17 それらは四方に向かって行き、行くときには、それらは向きを変えなかった。 1:18 その輪のわくは高くて、恐ろしく、その四つの輪のわくの回りには目がいっぱいついていた。 1:19 生きものが行くときには、輪もそのそばを行き、生きものが地の上から上がるときには、輪も上がった。 1:20 これらは霊が行かせる所に行き、霊が行かせる所には、輪もまたそれらとともに上がった。生きものの霊が輪の中に今後あったからである。 1:21 生きものが行くときには、輪も行き、生きものが立ち止まるときには、輪も立ち止まり、生きものが地の上から上がるときには、輪も共に上がった。生きものの霊が輪の中にあったからである。1:22 生きものの頭の上には、澄んだ水晶のように輝く大空のようなものがあり、彼らの頭の上のほうへ広がっていた。 1:23 その大空の下には、互いにまっすぐに伸ばし合った彼らの翼があり、それぞれ、ほかの二つの翼は、彼らのからだをおおっていた。 1:24 彼らが進むとき、私は彼らの翼の音を聞いた。それは大水のとどろきのようであり、全能者の声のようであった。それは陣営の騒音のような大きな音で、彼らが立ち止まるときには、その翼を垂れた。 1:25 彼らの頭の上方の大空から声があると、彼らは立ち止まり、翼を垂れた。 1:26 彼らの頭の上、大空のはるか上のほうには、サファイヤのような何か王座に似たものがあり、その王座に似たもののはるか上には、人間の姿に似たものがあった。 1:27 私が見ると、その腰と見える所から上のほうは、その中と回りとが青銅のように輝き、火のように見えた。その腰と見える所から下のほうに、私は火のようなものを見た。その方の回りには輝きがあった。 1:28 その方の回りにある輝きのさまは、雨の日の雲の間にある虹のようであり、それは主の栄光のように見えた。私はこれを見て、ひれ伏した。そのとき、私は語る者の声を聞いた。
註解:
今後、いくつかの異なる註解書を紹介するつもりですが、先週からの引き続きです。註解書を読み比べると理解が深まることを私は経験しています。
ポイント1.
15‐21節には〈輪〉についての描写がある.この輪は,主の栄光の臨在がこの地に接する接点を示している.
〈1つの輪が他の輪の中にある〉(16)は,2つの輪が互いに直角に交わって,1つの立体的な車輪を形作っていることを示す.これによって,四方に向きを変えないで行くことが出来る.
生きものを動かしている〈霊〉(12)が輪の中にあり(20),生きものと輪は一体となって動いている(19,21).
この輪は,エルサレム神殿から遠く離れた捕囚の民の間に主の栄光の臨在があることを説明する.
生きものと輪の描写において際立っているのは,その可動性である.〈目〉(18)は方向へのわきまえを示し,迷って偶然捕囚の民のところに来たのではないことを示す
ポイント2.
22‐25節は〈大空のようなもの〉(22)の描写.
〈生きものの頭の上には〉は,生きものの「上のほうに」ということで,頭の上に大空が載っているのではない.〈澄んだ水晶のように輝く〉の〈水晶〉は70人訳によるもの.〈ヘ〉ケラフは「霜」や「氷」を表す.この部分は「氷のように恐ろしい」と訳したほうがよい.これは,この主の栄光の臨在の幻が主のさばきをほうふつとさせること(4,13,27)と調和する
ポント3.
26‐28節においては,主の栄光の臨在の中心が記される.
〈サファイヤ〉(26)は出エ24:10の神顕現にも出て来る.これは,その色が天を連想させる空の色であることによる.この天的栄光を帯びた〈何か王座に似たもの〉は,主権の座を示す.バビロニヤの主権の重さを肌で感じている捕囚の民エゼキエルに,天の栄光の中心にある王座が示された
この王座に座する方は〈人間の姿に似たもの〉(26)として記される.〈その王座に似たもののはるか上には〉は,この方が王座から離れていることでなく,この方の現れが高くそびえ立つようであることを示す.
主がご自身を啓示される時に,神の形に造られた人間を表象として用いることは,聖書全体にある神についての擬人的表現に見られる.
これは,主の限りないへりくだりによることで,人間が理解出来る次元で,ご自身が生ける人格的な方であることを示す.
この頂点が受肉して来られた御子イエス・キリストである.この主の栄光の臨在の幻も,主の無限のへりくだりによるものである..
〈青銅〉(27)は,主の存在の輝きを表す.〈その中と回りとが〉は〈火〉にかかるので,「周りに燃えひろがる火」(新共同訳)のほうがよい.
〈火〉は主の聖さと義によるさばきを示すと考えられる.4つの生きものの現れを表す火(13)は,この方の腰から下のほうの〈火のようなもの〉(27)から派生したもの.
〈雨の日の雲の間にある虹〉(28)は,創9:13,16の神の永遠の契約のしるしとしての虹を指すと考えられる.この虹が契約の神〈主(ヤハウェ)の栄光のように見えた〉ことも,このことを支持する.
主の栄光は,主の契約の真実の中に現され,この契約の真実さによって,主はご自身を捕囚の地にあるエゼキエルに示して下さったのである.
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