聖書の啓示とコーランの啓示
発行日時: 2007/12/21聖書の天国の描写を、コーランのそれと比較します。
聖書についてはよくご存知でしょうが、念のため引用します。
読み飛ばして、コーランの天国像の方を見て比較してください。
− 聖書の黙示録から −
◆新しい天と新しい地
21:1 わたしはまた、新しい天と新しい地を見た。最初の天と最初の地は去って行き、もはや海もなくなった。
21:2 更にわたしは、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意を整えて、神のもとを離れ、天から下って来るのを見た。
21:3 そのとき、わたしは玉座から語りかける大きな声を聞いた。「見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、
21:4 彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである。」
21:5 すると、玉座に座っておられる方が、「見よ、わたしは万物を新しくする」と言い、また、「書き記せ。これらの言葉は信頼でき、また真実である」と言われた。
21:6 また、わたしに言われた。「事は成就した。わたしはアルファであり、オメガである。初めであり、終わりである。渇いている者には、命の水の泉から価なしに飲ませよう。
21:7 勝利を得る者は、これらのものを受け継ぐ。わたしはその者の神になり、その者はわたしの子となる。
21:8 しかし、おくびょうな者、不信仰な者、忌まわしい者、人を殺す者、みだらな行いをする者、魔術を使う者、偶像を拝む者、すべてうそを言う者、このような者たちに対する報いは、火と硫黄の燃える池である。それが、第二の死である。」
◆新しいエルサレム
21:9 さて、最後の七つの災いの満ちた七つの鉢を持つ七人の天使がいたが、その中の一人が来て、わたしに語りかけてこう言った。「ここへ来なさい。小羊の妻である花嫁を見せてあげよう。」
21:10 この天使が、"霊"に満たされたわたしを大きな高い山に連れて行き、聖なる都エルサレムが神のもとを離れて、天から下って来るのを見せた。
21:11 都は神の栄光に輝いていた。その輝きは、最高の宝石のようであり、透き通った碧玉のようであった。
21:12 都には、高い大きな城壁と十二の門があり、それらの門には十二人の天使がいて、名が刻みつけてあった。イスラエルの子らの十二部族の名であった。
21:13 東に三つの門、北に三つの門、南に三つの門、西に三つの門があった。
21:14 都の城壁には十二の土台があって、それには小羊の十二使徒の十二の名が刻みつけてあった。
21:15 わたしに語りかけた天使は、都とその門と城壁とを測るために、金の物差しを持っていた。
21:16 この都は四角い形で、長さと幅が同じであった。天使が物差しで都を測ると、一万二千スタディオンあった。長さも幅も高さも同じである。
21:17 また、城壁を測ると、百四十四ペキスであった。これは人間の物差しによって測ったもので、天使が用いたものもこれである。
21:18 都の城壁は碧玉で築かれ、都は透き通ったガラスのような純金であった。
21:19 都の城壁の土台石は、あらゆる宝石で飾られていた。第一の土台石は碧玉、第二はサファイア、第三はめのう、第四はエメラルド、
21:20 第五は赤縞めのう、第六は赤めのう、第七はかんらん石、第八は緑柱石、第九は黄玉、第十はひすい、第十一は青玉、第十二は紫水晶であった。
21:21 また、十二の門は十二の真珠であって、どの門もそれぞれ一個の真珠でできていた。都の大通りは、透き通ったガラスのような純金であった。
21:22 わたしは、都の中に神殿を見なかった。全能者である神、主と小羊とが都の神殿だからである。
21:23 この都には、それを照らす太陽も月も、必要でない。神の栄光が都を照らしており、小羊が都の明かりだからである。
21:24 諸国の民は、都の光の中を歩き、地上の王たちは、自分たちの栄光を携えて、都に来る。
21:25 都の門は、一日中決して閉ざされない。そこには夜がないからである。
21:26 人々は、諸国の民の栄光と誉れとを携えて都に来る。
21:27 しかし、汚れた者、忌まわしいことと偽りを行う者はだれ一人、決して都に入れない。小羊の命の書に名が書いてある者だけが入れる。
◆ コーランから
藤本、伴、池田訳 (中公クラシックス)
56出来事の章
慈悲ぶかく慈愛あつき神の御名において。
あの出来事が起こって、
だれ一人、それが嘘だと言えなくなり、
人々が、落とされたり高められたりする時、
大地が大揺れに揺れ、
山々がこなごなに砕けて、
飛び散り、塵埃となり、
おまえたちが三つの仲間に分けられる時、
右がわの者はだれか、右がわの者とは。
左がわの者はだれか、左がわの者とは。
率先する者は、先頭を進む。
このような者は、近くに召され、
至福の楽園にはいる。
昔の者が多く、
のちの世の者は少ない。
錦織りの寝台の上に、
むかいあって寄りかかる。
永遠の少年たちが、そのまわりを、
酒杯と、水差しと、泉から添んだ満杯の杯などを献上して回る。
頭痛を訴えることも、泥酔することもない。
彼らは、好みどおりの果物を選び、
鳥肉も望みどおりのものを得る。
目の大きな色白の乙女もいる。
彼女たちは、まるで秘められた真珠のよう。
これが、彼らの所業にたいする饗賞というもの。
楽園の中で・彼らは、くだらぬ話や罪な・とぽを聞く・とはなく、
ただ・「平安あれ」「平安あれ」と言うのを聞くだけ。
右がわの者はだれか、右がわの者とは。
刺のないシドラと
実が重なりあってなるタルフの木と、
広々とした日陰と、
湧きでる泉のぞぽにあって、
果物は多く、
絶えることもなく、禁じられることもない。
高くしっらえた寝台がある。
われらは、この乙女たちを創っておいた。
けがれない処女に創りあげておいた。
同じ年ごろのかわいい乙女にしておいた。
これらは、ひとえに右がわの者にあてがうためである。
昔の者は多く、
のちの世の者も多い。
左がわの者はだれか、左がわの者とは。
業火の炎と、煮えたぎる熱湯と、
黒煙の陰のもとにあつて、
涼しさも楽しさも、まったくない。
彼らは、以前に贅をつくし、
大罪を重ね通し、
常々、「われわれが死んで塵土や骨になったあとで、もう一度呼びだされると言うのか、
昔の祖先も同じか」と言っていた。
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