成長するクリスチャン:聖書教義「神の国」(4)
発行日時: 2007/12/6「すでに」と「まだ」
これは神の国とは何か?を説明する重要な言葉です。
神の国とは何かを最も端的に表し、かつ説明する言葉で、英語では、Already, but not yet.という言い方がされています。
しかしこの言葉の意味を深く理解するには、神学的と言いますか、聖書解釈学と言いますか、そういう基礎付けが必要です。
解説書を引用します。
少し難しく、かつややこしいようですが、お読みになって理解してください。
(1)ギリシャ語のバシレイアという用語は,王によって行使される王権,統治を抽象的に指し示す場合と,王の領土,統治している民,すべての事物,権利,特権,利益などの総体を具体的に意味する場合とがある.
(2)聖書の用例は,具体的な領土よりも,統治する行為や王権などを基本的に意味する動的な概念である,と一般的に受け取られている.
(3)しかし,主イエスが宣言している神の国は,どこまでも具体的なものであり,神の統治,神の王権ばかりでなく,神の統治が必然的に含む民や万物の秩序,さらには神の統治が及ぶ人生の全領域,物事の全領域において現実となる祝福の総体なども含む豊かな内容を持つ概念であり,用語である.
(4)以上のような意味で神の統治を指す表現を用いて,主イエスは,「時は満ち,神の国は近くなった」(マコ1:15)と宣言している.
解説の引用はここまでで、次に該当聖書箇所を示します。
◆イエス、洗礼を受ける
1:9 そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。
1:10 水の中から上がるとすぐ、天が裂けて"霊"が鳩のように御自分に降って来るのを、御覧になった。
1:11 すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。
◆誘惑を受ける
1:12 それから、"霊"はイエスを荒れ野に送り出した。
1:13 イエスは四十日間そこにとどまり、サタンから誘惑を受けられた。その間、野獣と一緒におられたが、天使たちが仕えていた。
◆ガリラヤで伝道を始める
1:14 ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、
1:15 「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。
◆四人の漁師を弟子にする
以上はまだ初心者の頃によく読まれたでしょう聖書箇所ですが、イエスが宣言された神の国とその到来が、重要な歴史的事実として記述されています。
そして、再び解説書に戻りますと、次ぎのように追加解説があります。
主イエスが語り,みわざをなされているその時,主イエスの存在を通して,神の王権,統治が明らかにされていく(ルカ4:16以下,17:20‐21).
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