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成長するクリスチャン:聖書教義「神の国」(3)

発行日時: 2007/12/5

ヨハネの福音書に見られる神の国についての2箇所の直接的言及は、神の国の全体像に対して重要な事柄を伝えていると、聖書の解説書は述べています。

主イエスはヨハネ3章のニコデモとの対話で、神の国に入るためには新生が不可欠であり(ヨハ3:3)、それは聖霊の働きによることを明示している(ヨハネ3:5)。

また、ヨハ18章に見る主イエスとピラトの対話では、王権についての霊的理解と政治的理解とを区別し(ヨハネ18:36)、御自身がいかなる意味で王であるかを宣言している(ヨハネ18:37)。

このように、共観福音書ばかりでなく、ヨハネの福音書においても、神の国は主イエスの宣教の重要な主題であり、御自身の存在とみわざが深くそれとかかわっていることが分る。

◆イエスとニコデモ

ヨハネ 3:1 さて、ファリサイ派に属する、ニコデモという人がいた。ユダヤ人たちの議員であった。

 3:2 ある夜、イエスのもとに来て言った。「ラビ、わたしどもは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神が共におられるのでなければ、あなたのなさるようなしるしを、だれも行うことはできないからです。」

 3:3 イエスは答えて言われた。「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」

 3:4 ニコデモは言った。「年をとった者が、どうして生まれることができましょう。もう一度母親の胎内に入って生まれることができるでしょうか。」

 3:5 イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。

 3:6 肉から生まれたものは肉である。霊から生まれたものは霊である。

 3:7 『あなたがたは新たに生まれねばならない』とあなたに言ったことに、驚いてはならない。

 3:8 風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞いても、それがどこから来て、どこへ行くかを知らない。霊から生まれた者も皆そのとおりである。」

 3:9 するとニコデモは、「どうして、そんなことがありえましょうか」と言った。

 3:10 イエスは答えて言われた。「あなたはイスラエルの教師でありながら、こんなことが分からないのか。

 3:11 はっきり言っておく。わたしたちは知っていることを語り、見たことを証ししているのに、あなたがたはわたしたちの証しを受け入れない。

 3:12 わたしが地上のことを話しても信じないとすれば、天上のことを話したところで、どうして信じるだろう。

 3:13 天から降って来た者、すなわち人の子のほかには、天に上った者はだれもいない。

 3:14 そして、モーセが荒れ野で蛇を上げたように、人の子も上げられねばならない。

 3:15 それは、信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである。

 3:16 神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。

 3:17 神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。

 3:18 御子を信じる者は裁かれない。信じない者は既に裁かれている。神の独り子の名を信じていないからである。

 3:19 光が世に来たのに、人々はその行いが悪いので、光よりも闇の方を好んだ。それが、もう裁きになっている。

 3:20 悪を行う者は皆、光を憎み、その行いが明るみに出されるのを恐れて、光の方に来ないからである。

 3:21 しかし、真理を行う者は光の方に来る。その行いが神に導かれてなされたということが、明らかになるために。」


 ◆イエスはピラトから尋問される

ヨハネ 18:33 そこで、ピラトはもう一度官邸に入り、イエスを呼び出して、「お前がユダヤ人の王なのか」と言った。

 18:34 イエスはお答えになった。「あなたは自分の考えで、そう言うのですか。それとも、ほかの者がわたしについて、あなたにそう言ったのですか。」

 18:35 ピラトは言い返した。「わたしはユダヤ人なのか。お前の同胞や祭司長たちが、お前をわたしに引き渡したのだ。いったい何をしたのか。」

 18:36 イエスはお答えになった。「わたしの国は、この世には属していない。もし、わたしの国がこの世に属していれば、わたしがユダヤ人に引き渡されないように、部下が戦ったことだろう。しかし、実際、わたしの国はこの世には属していない。」

 18:37 そこでピラトが、「それでは、やはり王なのか」と言うと、イエスはお答えになった。「わたしが王だとは、あなたが言っていることです。わたしは真理について証しをするために生まれ、そのためにこの世に来た。真理に属する人は皆、わたしの声を聞く。」

「天国」とは、善行を積んだ人が死後に行くことができる、心配や苦しみのない理想卿と一般には思われています。

しかし、天国とは神の国です。その国は、

ヨハネ3:5 イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。」

神に背を向けて生きてきたことを悔い改め、イエスを信じて従う人だけが入ることを許される・・そのような国です。

そして、その国はすでに人々のところに現実にきていることがイエスによって明言されているのですが、同時に終りの時の到来が待ち望まれているのです。

「すでに、でもまだ。」 ・・これが神の国です。この意味については明日詳しく説明します。
(続く)

 
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