復習:「摂理」(3)
発行日時: 2007/11/9摂理とは、人間の全てが神の支配のもとにあるということだと聞いて、それを運命論と誤解する初心者の方がおられます。
どう説明しようかと迷っていた私は、久保牧師の著書「聖書の預言と予型」(レムナント出版)を読んで、これだと思いました。
皆様の参考のために、引用紹介させていただきます。
聖書に、次のように記されています。
(引用開始)
「父なる神の予知に従い、イエス・キリストに従うように、選ばれた人々へ。(ペテロの手紙第11章2節)。
この御言葉は、私たちに何を示しているでしょうか。第一に、歴史や人生は、神のご意志一〇〇%、人間の意志一〇〇%だということです。
「予知」という言葉は、神があらかじめすべてを知っておられる、ということです。
神は私たちの性質や、私たちが人生においてどんな行動をするか、また世界の歴史がどう進んで行くか、などのことをみな知っておられます。
そのために神は、預言者たちを通して、聖書の中に様々の予言を残されました。
また、「予知」という言葉の背景には、人閉の意志が一〇〇%認められている、ということがあります。
神は人間個人の意志を一〇〇%認め、その上で人間の行動を探って、予知しておられるのです。
私たち人間は、未来のことについては「予想」することしかできません。
たとえばある人が、「あすは晴れるだろう」と言い、別の人が、「あすは雨になるだろう」と言ったとしましょう。
それは「予想」です。それは自分の知識や経験から、未来のことを推測しているにすぎません。当たることもあれば、当たらないこともあります。
しかし「予知」は、神が全時代を見渡して、すべてを知っておられるということです。単なる推測ではなく、「知って」おられるのです。
私たちは時間の中に生きているので、「予想」しかできませんが、神は時間の外におられるので、全時代を一度に見渡すことがおできになります。
神は人間に、一〇〇%自由な意志をお与えになりました。その上で、各人の意志がもたらすそれぞれの結果について、すべて、予知しておられるのです。
神は、バビロン帝国や都市国家ツロの興亡、ユダヤ民族の歴史、現代社会の様相、その他歴史のすべてを予知しておられました。
これは、神が全時代を一度に見渡すことがおできになるからです。人間の意志を一〇〇%認められた上で、神はすべてを探って知っておられるのです。
(続く)
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