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聖書神学:予定と選び(その2)

発行日時: 2007/9/15

二重予定説について、ウェストミンスター信仰基準(日本基督改革派教会大会出版委員会編−新教出版社−による)では、次のように述べています。(解説を加えず、そのまま引用します。)

ウェストミンスター信仰基準

第3章 神の永遠の聖定について

1. 神は、全くの永遠から、ご自身のみ旨の最も賢くきよい計画によって、起こりくることは何事であれ、自由にしかも不変的に定められたが(1)、それによって、神が罪の作者とならず(2)、また被造物の意志に暴力が加えられることなく、また第二原因の自由や偶然性が奪いさられないで、むしろ確立されるように、定められたのである(3)。

  1 エペソ1:11、ロマ11:33、ヘブライ6:17、ロマ9:15,18
  2 ヤコブ1:13,17、第一ヨハネ1:5
  3 使徒2:23、マタイ17:12、使徒4:27,28、ヨハネ19:11、箴16:33

2. 神は、想像されるすべての条件に基づいて起こってくるかも知れず、また起こってくる
ことのできることは何事でも、知っておられるが(1)、しかし何事であっても、それを未来の
こと、あるいはそのような条件に基づけば起こってくるであろう事柄として予知したから聖
定されたのではない(2)。

  1 使徒15:18、サムエル上23:11,12、マタイ11:21,23
  2 ロマ9:11,13,16,18

3. 神の聖定によって、神の栄光が現われるために、ある人間たちとみ使たち(1)が永遠の命に予定され、他の者たちは永遠の死にあらかじめ定められている(2)。

  1 第一テモテ5:21、マタイ25:41
  2 ロマ9:22,23、エペソ1:5,6、箴16:4

4. このように予定されたり、あらかじめ定められているこれらのみ使や人間は、個別的ま
た不変的に指定されており、またその数もきわめて確実で限定されているので、増し加えられることも、減らされることもできない(1)。

  1 第二テモテ2:19、ヨハネ13:18

5. 人類の中で命に予定されている者たちは、神が、世の基の置かれる前から永遠不変の目的とみ旨のひそかな計画と満足に従って、キリストにおいて永遠の栄光に選ばれたのであって(1)、それは、自由な恵みと愛とだけから、被造物の中にある信仰・よきわざ・そのどちらかの堅忍・またはその他の何事をでも、その条件やそれに促す原因として予見することなく(2)、すべてその栄光ある恵みの賛美に至らせるために、選ばれたのである(3)。

  1 エペソ1:4,9,11、ロマ8:30、第二テモテ1:9、第一テサロニケ5:9
  2 ロマ9:11,13,16、エペソ1:4,9
  3 エペソ1:6,12

6. 神は、選民を栄光へと定められたので、神は、み旨の永遠で最も自由な目的により、そこに至るためのすべての手段をも、あらかじめ定められた(1)。

だから、アダムにおいて堕落しながら選ばれている者たちは、キリストによってあがなわれ(2)、時至って働くそのみたまによってキリストヘの信仰に有効に召命され、義とされ、子とされ、聖とされ(3)、み力により信仰を通して救いに至るまで保たれる(4)。

他のだれも、キリストによってあがなわれ、有効に召命され、義とされ、子とされ、聖とされ、救われることはなく、ただ選民だけである(5)。

  1 第一ペトロ1:2、エペソ1:4,5、エペソ2:10、第二テサロニケ2:13
  2 第一テサロニケ5:9,10、テトス2:14
  3 ロマ8:30、エペソ1:5、!第二テサロニケ2:13
  4 第一ペトロ1:5
  5 ヨハネ17:9、ロマ8:28-39、ヨハネ6:64,65、ヨハネ10:26、ヨハネ8:47、第一ヨハ
  ネ2:19

7. 人類の残りの者は、神が、み心のままにあわれみを広げも控えもなさるご自身のみ旨のはかり知れない計画に従い、その被造物に対する主権的み力の栄光のために、見過ごし、神の栄光ある正義を賛美させるために、彼らを恥辱とその罪に対する怒りとに定めることをよしとされた(1)。

  1 マタイ11:25,26、ロマ9:17,18,21,22、第二テモテ2:19,20、ユダ4、第一ペテロ2:8

8. 予定というこの高度に神秘な教理は、み言葉に啓示された神のみ旨に注意して聞き、それに服従をささげる人々が、彼らの有効召命の確かさから自分の永遠の選びを確信するよう(1)、特別な配慮と注意をもって扱われなければならない(2)。

そうすればこの教理は、神への讃美と崇敬と称賛の(3)、また謙そんと熱心と豊かな慰めの材料を、すべてまじめに福音に従う者たちに提供してくれるであろう(4)。

  1 第二ペテロ1:10
  2 ロマ9:20、ロマ11:33、申命29:29(28)
  3 エペソ1:6、ロマ11:33
  4 ロマ11:5,6,20、第二ペテロ1:10、ロマ8:33、ルカ10:20

注)ウェストミンスター信仰基準(告白)の内容

  1.聖  書
  2.神、三位一体
  
  3.神の永遠の聖定(引用)
  
  4.創  造
  5.摂  理
  6.人間の堕落・罪・その罰
  7.人間との神の契約
  8.仲保者キリスト
  9.自由意志
  10.有効召命
  11.義  認
  12.子とすること
  13.聖  化
  14.救拯的信仰
  15.命に至る悔改め 
  16.よきわざ
  17.聖徒の堅忍
  18.恵みと救いの確信
  19.神の律法
  20.キリスト者の自由・良心の自由
  21.宗教的礼拝・安息日
  22.合法的宣誓と誓願
  23.国家的為政者
  24.結婚と離婚
  25.教  会
  26.聖徒の交わり
  27.礼  典
  28.洗  礼
  29.主の晩餐
  30.教会の譴責
  31.地方会議と総会議
  32.人間の死後の状態・死人の復活
  33.最後の審判

 
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konponshugisha基本的な質問ですが、イエス・キリストは全世界のためのなだめの供え物ではないのですか? 救われなかった人のためにはなだめの供え物とはならなかったのですか? どうお考えですか?
私は、神様の選びはあると信じておりますが、それでも、人が救われないのは、人が福音を拒むからだと聖書は教えていると信じており、それならば、イエス・キリストは全世界のためのなだめの供え物であるという教えを否定するような選びの教えはありえないという結論にしかならないと思います。
神の選びも、人間の自由意志も両方尊重されるのが聖書に書かれてある神様の教えだと聖書をいくら読んでも聖書からは私には読み取れませんが、どうも一連の記述は人間の思い込み(辻褄あわせ)が入り込みすぎて、人間の自由意志を軽視しすぎており、聖書の記述と整合しないように思えます。そしてそれは、とても不自然な主張です。
日時:2007年9月17日


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