イスラム教(7)
発行日時: 2006/12/14聖書の創世記にあるアダムとエバの物語は、コーランでも扱っていますので、比較してみました。
「似て非なる」物語の内容となっています。
(アツラーの神は言われた)
11われらはおまえたちを造り、おまえたちに形を与えた。そのうえで、われらが天使たちに、「アダムに脆拝(きはい))せよ」と言うと、彼らはすべて脆拝したが、ただイブリース(悪魔)だけは拝しなかった。
12神は言いたもうた、「わしが命じているのに、おまえが拝するのをさまたげたものは何か」。
彼は言った、「私は彼よりすぐれています。あなたは私を火からお造りになりましたが、彼をお造りになったのは土からです。」
13神は言いたもうた、「それなら、ここから落ちてゆけ。おまえがここで高慢に振舞うのは許されない。出てゆけ。おまえは卑しいやつだ。
14彼は言った「彼ら人間どもが復活させられる日まで、私に猶予をください」
15「それではお前に猶予を与えよう。」
16すると彼は言った。「私を迷わしたもうたのですから、私はあなたに正しい道で、人間どもをまち伏せてやります。
17そして前から、うしろから、右から、左から、彼らに襲いかかりましょう。そうすれば、あなたは、彼らの大多数が感謝する人間でないことがおわかりになるでしょう」
18すると、神は言いたもうた、「軽んぜられ追いたてられて、ここから出てゆけ。おまえに従う者は、わしはゲヘナをおまえたちでいっぱいにしてやろう」
19「アダムよ、おまえと妻とはこの楽園に住み、ほしいだけ食べよ。しかし、けっしてこの木に近づいてはいけない。さもないと、おまえたちは不義を犯すことになろう。」
20ところがサタンは二人にささやいて、隠されていた彼らの隠し所をあらわに示そうとした。
彼は言った、「主がおまえたちにこの木を禁じたのは、おまえたちが天使になり、あるいは不死身となるのを恐れたからにほかならない。」
21そして、彼は二人にむかって、「私はおまえたちに忠告しているのだ。」と誓言した。
22こうして、彼は二人を惑わしてしまった。二人がその木を味わったとき、その隠し所はあらわになったので、楽園の木の葉でおおい始めた。
主は彼らに呼びかけたもうた、「わしはおまえたちにあの木を禁じ、『サタンはおまえたちの公然の敵だ』と言っておいたではないか。」
23すると、二人が言うには、「主よ、私たちはわれとわが身に害を加えました。もしあなたが私たちを撚し、お慈悲をかけてくださらないなら、私たちは破滅します」
24すると、神は言いたもうた、「落ちてゆけ。たがいに敵同士となれ。とうぶんは、地上におまえたちの宿所と身のまわりのものとがあろう」
25また、言いたもうた、「おまえたちはそこで生き、そこで死に、そこからひきだされるのだ。
26アダムの子らよ、われらはおまえたちに隠し所をおおう着物と晴れ着とを授けた。しかし、脚戯という衣装こそ最善のものである。これこそ、彼らが反省するようにと下されたみしるしの一つである。
27アダムの子らよ、サタンがおまえたちの父母を楽園から追放し、その着物をはいで隠し所をあらわに示したときのように、おまえたちも誘惑されてはならない。おまえたちには見えない
ところで、彼とその一族はおまえたちを見ている。われらは、サタンどもを不信者の仲間にしてやった。
28彼らがなにか恥ずべきことを行なうときには、こう言う、「われわれの先祖もそうしたのを知っている。
神がそのように命じたもうたのである」。言ってやれ、「神が恥ずべき行為など命じたもうことはない。おまえたちは自分の知らないことを、神にたいして言いたてるのか」
29言ってやれ、「主は正義を命じたもうたのである」。おまえたちはいかなる礼拝の場でも神に顔をむけ、誠心誠意、神にお祈りせよ。神がおまえたちを造りたもうたように、いずれおまえたちはみもとに帰ってゆく。
30神はある者を導きたもうた。しかし、当然迷いに陥る者もいた。彼らは神をさしおいてサタンどもを仲間とし、それで正しい道に導かれているつもりでいたからである。
31アダムの子らよ、いかなる礼拝の場でも身なりを端正にせよ。食べよ、そして飲め。しかし、度を越してはならない。神は度を越す者を愛したまわない。
32言ってやれ、「神が僕たちに出してくださった装身具やおいしい食べ物を禁じたのは、だれなのか。」
言ってやれ、「復活の日には、こういうものは、現世の生活で信仰あった人々だけのものとなる。このようにわれらは、分別ある人たちにしるしを詳しく説明する。(注 イスラム教にも復活の教義はあります。)
33言ってやれ、「神が禁じたもうたものは、現われたものと隠れたものとを問わず、恥ずべき行為、罪、不当な横暴、いかなる権能も授けられていない者を神に併置すること、そして自分の知らないことを神にたいして言いたてること、これだけである」
34どの民族にもそれぞれ定めの期限がある。その期限が来れば、一刻たりとも、遅らせることも進めることもできない。
35アダムの子らよ、おまえたちの中から使徒たちが来て、わしのしるしをおまえたちに語る場合、神を畏れて行ないを正す者は、なにも恐れることなく、また悲しむこともない。
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