クリスチャン評論
発行日時: 2006/12/2文部科学大臣は、多くの子供が読む漫画本まで利用して、子供たちに「何でも相談しなさい」と呼びかけます。校長先生は「命を大切にしなさい」と繰り返し教えます。
自殺を防ぐためです。いじめから子供たちを守るためです。
その呼びかけは効果があるでしょう。しかしそれは、問題の本質に迫ってはいないとする現場の声もあります。私もそう思います。
「相談しなさい」と言われて、相談できるんだったら、また、「命を大切にしなさい」と言われて、そう思えるのだったら、自殺なんか起こらないでしょう。
私たちは、「あなたは罪びとです。悔い改め、イエスを信じて救われなさい。」と言われて、「はい」とすぐ言えたでしょうか。「神の目にあなたは尊い」と聞いて、すぐに納得できたでしょうか。
自殺で有名な場所とされていたある火山の火口付近、また美しい海を臨む断崖絶壁のそばに、「ちょっと待て」という看板があったことを思い出しました。
私が大臣だったら、まず、「ちょっと待ちなさい」と呼びかけます。
なぜ相談できないのか、なぜ命は大切だと思えないのか?
相談できるのだったら問題は解決に近いのではないでしょうか?
命を大切にしなさいと教える時には、命はなぜ大切なのかの説明が必要ではないでしょうか?
相談できるようになるには、命が大切だと思えるようになるには、長い時間が必要なのです。今までそうできなかった、そう思えなかったのなら、その回復には、さらに長い時間が必要だと思います。
教育再生会議が問題を議論し、提言をまとめ、政府が方針としてそれを教育現場に徹底させるのはよいことですが、それは、聖書を配ればみんなクリスチャンになると思うみたいなことに似てはいないでしょうか。
こども110番に頼らなければ、またカウンセラーによらなければ、子供の心のケアーができないとされているところに、学校にも家庭にも問題があるように思います。
つまり、なんでも人任せにすることにおいてです。
教育基本法を改正しなければ、教育再生会議が提案をまとめて学校現場に徹底させなければ、できないのでしょうか。そうすることに反対はしませんが、それだけが問題解決ではないと思います。
毅然として厳罰をもって臨めば、いじめる子供をなくすことができるかもしれません。
しかしどれも対症療法でしかなく、現代社会の病根を根本的に治すことはできないのではないでしょうか。
クリスチャンの言葉で言えば、重要なのは悪魔との戦いではないかと思います。
クリスチャンになることは、平安を得るため、正しく生きるため、と言えるかもしれませんが、それは悪魔との戦いであり、悪魔と戦うには、神の力を借りなければならないと思います。
同じように、子供たちをいじめから守り、自殺を防ごうとするとき、社会全体に広がっているマスメディアの悪魔的影響や、生きる意味を忘れさせる物質主義と便利主義から子供たちを守らなければなりません。
管理的な手法を学校運営にに適用するだけで、問題が解決することはないのではないでしょうか。
クリスチャンとして、これらの問題を深く思い、また、神のみ言葉が聞こえるように祈りましょう。
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