件名: クリスマスについて考える(2)
発行日時: 2006/11/28クリスマスは教会では大きな年中行事ですが、私は毎年この季節に、クリスマスの深い意味を探ります。
余談とお思いかもしれませんが、三大宗教にはそれぞれ創始者の誕生日を祝う行事がありますので、紹介します。。
仏教では、灌仏会(かんぶつえ)があります。
釈迦は西暦紀元前、463年、現在のネパールの王の子として生まれました。
釈迦の誕生には説話があり、母の摩耶夫人が無憂樹の花を手折ろうとして手を挙げたら、右脇の下から釈尊が生まれたというのです。
釈迦は生まれると自ら七歩歩み、右手で天を、左手で地を指さして「天上天下、唯我独尊、三界皆苦、我当度之」と唱えたそうです。
それは4月8日のことで、シッダールタ(一切の願いが成就したの意)という名が付けられました。「過去現在因果経」という経典に説かれ、4月8日の本尊として、花御堂の中に、甘茶の入った水盤を置き、その中に誕生仏を祀ります。その像に、柄杓で甘茶をそそぐことが今日も行われています。
お寺が経営する幼稚園では 、4月8日の花まつりも、クリスマスも、共に祝うそうです。日本では、子供のころから多神教が教えられるのですね。
では、イスラム教ではどうでしょうか?
イスラム教では、断食明けの祭りと犠牲祭が二大祭ですが、マホメットの聖誕祭(イスラム暦第三月十二日)、マホメットに神からコーランが与えられた日などもあります。しかし、マホメッドの降誕祭はそれほど大きな祭りではありません。
ところで、興味あるのは、コーランでもイエスの誕生を扱っていることです。
コーラン
3:42天使たちがこう言ったときのことを思え。「マリヤよ、神はおまえを選び、おまえを浄め、おまえを選んで世のすべての女の上に置きたもうた。
3:43マリヤよ、主に心服し、ひれ伏し、みなといっしょに脆け。」
3:45また、天使たちがこう言ったときのことを思え。「マリヤよ、神はおまえに神よりのみことばを授けてやるとのよき知らせを告げたもう。
その名はメシヤ、マリヤの子イエス。現世にても来世にても高貴なる人、神のおそぼ近くにある人。
3:46彼はゆりかごの中にあっても、また成人してからも、人々に語りかけ、義しい人となるであろう」
3:47彼女が、「主よ、まだだれも私にふれませんのに、どうして私に子どもができましょうか」
と言うと、「このように神はみ心のままに造りだしたもう。事をおきめになったら、ただ、『あれ』と言いたもうだけでそうなるのである。
3:48そして神は、その子に啓典と知恵と律法と福音書とをお教えになり、
イスラエルの子らへの使徒として遣わされるであろう。
すなわち、『私はおまえたちに主よりのみしるしをもってきた。私がおまえたちのために粘土で鳥の形を造り、それに息を吹きこむと、神のお許しで鳥になるだろう。また、私が生まれながらの盲人やハンセン病者を癒し、神のお許しにより死者を生きかえらせよう。
釈迦は生まれたとたん「自ら七歩歩まれ、右手で天を、左手で地を指さして「天上天下、唯我独尊、三界皆苦、我当度之」と唱えたという伝説があります。
そして、コーランによると、産まれたばかりのイエスは、揺り籠のなかで、自分はアッラーのしもべであり預言者だと語ります。
コーラン19章
19:29そこで彼女は生まれたばかりのその子を指さした。皆は言った。「ゆりかごの中の子供とどうして話せようか。」
19:30 するとその子は言った。
「私は神の僕です。神は私に啓典を授け、私を預言者にされました。私をどこにいようと、祝福される者にされました。また生きている限り、礼拝と喜捨を行うよう、私に命じたました。私が生まれた日、死ぬ日、復活する日、私の上に平安あれ。」
ただし、コーランには次の記述がありますから、イエスといえどもイスラム教徒は、それほど重視していないことは明らかです。
3:59神の目から見れば、イエスはちょうどアダムの場合と同様である。神は彼を土で造っておいて、それから、「あれ」と言いたまえば、彼はそうなったのである。
ところで聖書では、イエスの誕生を伝説で語ることはありません。それだけに、イエスの誕生は聖書に記述されているとおりで、歴史の検証に十分耐えることができると言えましょう。
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