悪魔の働き(4)
発行日時: 2006/11/24サタンが,さまざまな「あざむき」、「策略」(!)コリント2:11)、「わな」(!)テモテ3:7)をもって戦いを挑んでくるとはいえ、聖書は二元論に基づいてはいないと、聖書事典は強調しています。
成長なさっている皆様ならお分かりになれるでしょうが、これは重要なポイントです。
二元論とは ある対象の考察にあたって二つの根本原理をもって説明する考え方で、宇宙の根本原理を「精神」と「物質」との二実在とする考え方で、例えばデカルトの物心二元論はその代表的な例です。
またゾロアスター教では、世界を善悪二つの原理(神)の闘争と見ています。しかし聖書の思想は違います。
現在において、悪魔、サタンは、イエスの十字架と復活によって一度打ち破られた以上、すでに敗北者なのです。
ゆえに新約聖書は、神の計画を初め、主イエス・キリスト、信仰者に敵対するサタンの姿を明らかにしつつ、同時に彼の活動と限界と敗北を主張しているのです。
すなわちサタンの力は派生的であり(ルカ4:6)、その活動は神が許された範囲でしか行えません(ヨブ1:12,2:6)のです。にもかかわらず、サタンは終わりの日まで活動を続けるのです
ルカ
4:7 サタンはイエスに言った。「ですから、もしあなたが私を拝むなら、すべてをあなたのものとしましょう。」
4:8 イエスは答えて言われた。「『あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えなさい。(注)』と書いてある。」
注)申命記
6:13 あなたの神、主を恐れなければならない。主に仕えなければならない。御名によって誓わなければならない。
6:14 ほかの神々、あなたがたの回りにいる国々の民の神に従ってはならない。
ヨブ記 1:6 ある日、神の子らが主の前に来て立ったとき、サタンも来てその中にいた。
1:12 主はサタンに仰せられた。「では、彼のすべての持ち物をおまえの手に任せよう。ただ彼の身に手を伸ばしてはならない。」そこで、サタンは主の前から出て行った。
2:6 主はサタンに仰せられた。「では、彼をおまえの手に任せる。ただ彼のいのちには触れるな。」
新約の時代に、サタンは最終的に追い出されるのです。
ヨハネ 12:28 父よ。御名の栄光を現わしてください。」そのとき、天から声が聞こえた。「わたしは栄光をすでに現わしたし、またもう一度栄光を現わそう。」
12:29 そばに立っていてそれを聞いた群衆は、雷が鳴ったのだと言った。ほかの人々は、「御使いがあの方に話したのだ。」と言った。
12:30 イエスは答えて言われた。「この声が聞こえたのは、わたしのためにではなくて、あなたがたのためにです。
12:31 今がこの世のさばきです。今、この世を支配する者は追い出されるのです。
聖書には各所に悪魔の働きが記されています。しかし悪魔については、それほどに強調されないで、悪魔はすでに滅ぼされたと言った感覚で聖書が読まれてはいないでしょうか。
ヘブル 12:4 あなたがたはまだ、罪と戦って、血を流すまで抵抗したことがありません。
罪と戦うことは、悪魔との戦いです。
罪が赦されたと言う安易な気持ちでいて、悪魔に支配されていることに気づかないとすれば、それは問題です。
イエスについて語ることは悪魔について語ることです。
(続く)
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