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つまづき(16)

発行日時: 2006/11/20

先日から紹介していますあるクリスチャンブックで、その著者は、つまづきを与えないように注意するために、イエスの教えを、クリスチャンに向けられた教えと未信者またパリサイ人与えられたものに区別しています。

その配慮は説教者にとって、特にその対象が初心者であるときには必要だと思いますが、成長するクリスチャンであれば、たとえそれがクリスチャンでない人たちについてであっても、自らの反省として受け止める必要があるのではないでしょうか。

私は、このクリスチャンブックの著者である牧師の解説には、反対ではなく、むしろ配慮されたものであると思います。

しかし、説教を受ける側としては、聖書のみ言葉をどのようにして自分の栄養にするのかの自由が与えられています。

最後にもうひとつの例を挙げてこのシリーズを終わります。

ルカ11:24-26
11:24 (イエスは教えました。)汚れた霊が人から出て行って、水のない所をさまよいながら、休み場を捜します。一つも見つからないので、『出て来た自分の家に帰ろう。』と言います。

 11:25 帰って見ると、家は、掃除をしてきちんとかたづいていました。

 11:26 そこで、出かけて行って、自分よりも悪いほかの霊を七つ連れて来て、みなはいり込んでそこに住みつくのです。そうなると、その人の後の状態は、初めよりもさらに悪くなります。」

この部分は皆様の教会では、どう教えられているのでしょうか。

ある註解書では、次のように説明しています。

イエスのわざは、単に心を入れ替えるとか良心的な生活をするという以上の変革を与える。

単なる向上を目指す人々は、キリストの分捕り品になっていないために、心が一時的に片付いているだけである。

後になると、もとの八倍の数の悪霊が住み付くようになり、「その人の後の状態は、初めよりもさらに悪くなる。

この箇所も、さきのクリスチャンブックのクリスチャンの著者は、この教えは、未信者に対してであってクリスチャンに向けたものではないと言っています。

(引用)
ここで言っているのは、キリストを受け入れない人の単なる道徳的自己改革
のむなしさについてです。

つまり未信者が道徳的修養によって自分の内側をいくらきれいにしても、それは一時的なものでむなしいということです。
(引用終わり)

確かにそうかもしれない。でも、クリスチャンになっても、心のどこかにそんな気持ちはないだろうか? 私はそういう反省にこの聖句を用います。

聖書の次の箇所をもう一度引用します。

(引用)
ルカ 18:10 「ふたりの人が、祈るために宮に上った。ひとりはパリサイ人で、もうひとりは取税人であった。

 18:11 パリサイ人は、立って、心の中でこんな祈りをした。『神よ。私はほかの人々のようにゆする者、不正な者、姦淫する者ではなく、ことにこの取税人のようではないことを、感謝します。

 18:12 私は週に二度断食し、自分の受けるものはみな、その十分の一をささげております。』

 18:13 ところが、取税人は遠く離れて立ち、目を天に向けようともせず、自分の胸をたたいて言った。『神さま。こんな罪人の私をあわれんでください。』
(引用終わり)

「今の私は、かっての未信者の私のようではないことを神に感謝します。ですから、これらの聖句は今の私には必要なくなったことを感謝します。」と私は祈ることはできないのです。

聖書のすべてのみ言葉を、私は自分のものとして、どんな厳しい聖句であっても受け止めますが、み言葉を伝えるときには、十分な配慮が必要と思っています。(終わり)

 
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