子供の成長を願わない親はいませんね。同じように神様は、その子となったクリスチャンが、聖書の全てのみ言葉を栄養にして、大人に成長するように願っておられます。これは成長なさりたいクリスチャンのための励ましのメ−ルマガジンじんです。
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つまづき(10)
発行日: 2006/11/13もう一度聖書を開きます。
マタイ 5:43 『自分の隣人を愛し、自分の敵を憎め。』と言われたのを、あなたがたは聞いています。
注) 『 』の部分はレビ記からの引用であると、引用付き聖書にはありますが、「自分の敵を憎め」とはありません。
レビ19:18 復讐してはならない。あなたの国の人々を恨んではならない。あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい。わたしは主である。
これがレビ記の記述です。
『自分の敵を憎め』とは、パリサイ人たちが言っていたことで、聖書はそれとは逆にこうも教えているのです。
出エジプト23:5 あなたを憎んでいる者のろばが、荷物の下敷きになっているのを見た場合、それを起こしてやりたくなくても、必ず彼といっしょに起こしてやらなければならない。
(注終わり)
マタイ 5:44 しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。
5:45 それでこそ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです。天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからです。
5:46 自分を愛してくれる者を愛したからといって、何の報いが受けられるでしょう。取税人でも、同じことをしているではありませんか。
5:47 また、自分の兄弟にだけあいさつしたからといって、どれだけまさったことをしたのでしょう。異邦人でも同じことをするではありませんか。
5:48 だから、あなたがたは、天の父が完全なように、完全でありなさい。
敵を愛するなんて、そんなことできるはずはない。できたとしたら偽善者だ。愛することができるんだったら、それは敵ではない。・・という反論があります。
反対はしないけれど、イエスは理想主義者だったとか、この教えは努力目標に過ぎないとか言う人もいます。
聖書注解書の説明はこうです。
イエスは自分の敵さえも愛するよう勧める(5:43‐48)。それは、人を分け隔てせず,〈悪い人にも……正しくない人にも〉(5:45)太陽や雨という恩恵を与える神の愛に倣うものである。
当時の取税人のように、自分の利益しか考えない者でも、自分を愛してくれる者は愛する。神を恐れない異邦人でも、自分の仲間にはあいさつをする。限定された愛は特別なことではない。
神の子とされた者は父である神に似て、相手の態度によって自分の態度を変えない完全な(5:48)な愛を持つ者と変えられるのである。イエスに従えば、そうさせていただけるのだ。
別の注解書では、次のように述べています。
こうしてみると、「敵を愛しなさい」というラディカルな要求も、神の国における「無資格者」に対する神のラディカルな愛に一致するのではなかろうか。
この世の価値基準からみて愛するに値しない、あるいはむしろ「憎しみ」の対象となる「無資格者」をこそ愛しなさい、ということではないだろうか。
そもそも「善人」と「悪人」を区別する人間の価値基準は、神の愛に直面して、取り払われなければならないものだ。神は人間をまるごと無条件に肯定なさる方なのである。
「愛敵」は、このような人間に対する神の恵みへの自発的応答ということになるだろう。
(注解書引用終わり)
ということであれば、マタイ5:44「わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。」というイエスの言葉は、イエスに従う者ならば、これまでの自分の常識を超えて、従うべきものでしょう。
イエスは、悪い者にも反抗せず、右の頬を打たれたら左の頬も向けよと言われました(マタイ5:39)。これは、悪い者のなすがままに悪に屈服するのではなくて、無抵抗という抵抗とも言えるでしょう。
また、イエスは「剣を取る者はみな剣で滅びます(マタイ26:51)とも教えています。これらの教えは、いずれも暴力に対しての報復を厳しく禁じているのです。
憎しみが憎しみを生み、暴力が暴力を生み、争いは限りなくエスカレートしていく。この悪循環をどこかで断ち切らなければ、解決の糸口はつかめない。そのためにイエスは、「憎しみを愛に変えよ」と、常識を越えた大胆な提案をされたのです。
さらに、敵を愛することによって、律法を完成しようとされたのです。
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