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子供の成長を願わない親はいませんね。同じように神様は、その子となったクリスチャンが、聖書の全てのみ言葉を栄養にして、大人に成長するように願っておられます。これは成長なさりたいクリスチャンのための励ましのメ−ルマガジンじんです。

  • 最新号:2008-10-11
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つまづき(9)

発行日: 2006/11/11

復讐について考えます。

個人の殺傷に対する報復の思想は古来から一般社会の通念で、イスラエルにおいても、モーセの律法に規定される以前からすでにあったことです。しかし、報復としての血の価の要求は、人が神のかたちに造られたいのちである事実に由来すると解釈されています。

創世記
 9:5 わたしはあなたがたのいのちのためには、あなたがたの血の価を要求する。わたしはどんな獣にでも、それを要求する。また人にも、兄弟である者にも、人のいのちを要求する。

 9:6 人の血を流す者は、人によって、血を流される。神は人を神のかたちにお造りになったから。
 
しかし、この部分は、代償という意味に加えてさらに深い意味があります。そのことを、注解書では次のように説明しています。(内容は難しいかもしれませんが、重要なことですから書き込みます。)

(1)創世記9:5-6では、人の命の価とその代償が啓示されている。神のかたちに造られた人の命は、人によっても動物によっても損なわれてはならない。

流された人の血の代償は、それを流した人、または動物の血による。ここに動物が言及されているのは、後に与えられる罪の贖いとしての動物のいけにえとの関連で深い意味がある。

さらに、究極的には完全な人であるイエス・キリストによる代償に行きつく。

(2)復讐の規定には、「目には目、歯には歯」(出エジプト21:24)のように、同価の贖いの思想が根本にあり、被害者に最も近い縁者による血の復讐も実行された(民数35:19‐21)。

他方では、誤って人を殺した者を救う「のがれの町」の規定(民数35:11‐28)や、「復讐してはならない」(レビ19:18)に始まる隣人愛の教えもあり、過度になりがちな復讐や、復讐者に対する復讐、縁者に対する復讐(申24:16)、悪意による復讐などを戒めており、新約聖書の「敵を愛し」(マタイ5:44)、「善をもって悪に打ち勝つ」(ロマ12:21)教えとつながって来る。

復讐の規定は、本来は被害者は加害者に対して、受けた被害と同等の物を弁償してもらう権利があることを保証し、個人的報復によってお互いの間に争いが続くのを防ぐための規定でした。

あるいは必要以上に過剰な保障を要求されることを防ぐためでした。このことは復讐の規定では重要なことですが、イエスはさらにもう一歩前進して、報復の問題を真に解決するには、もっと積極的な、愛が必要であると教えたのです。

このイエスの教えを、パウロは次のように、具体的かつ実践的に説明しています。

ローマ 12:17 だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい。

12:18 あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。

12:19 愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それは、こう書いてあるからです。「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。」

注)申命記 32:35 主は言われる。「復讐と報いとは、わたしのもの、それは、彼らの足がよろめくときのため。彼らのわざわいの日は近く、来るべきことが、すみやかに来るからだ。」

12:20 もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。渇いたなら、飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです。

12:21 悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。

憎しみが憎しみを生み、報復が報復を生み、暴力が暴力を生み、争いは限りなくエスカレートしていく。この悪循環をどこかで断ち切らなければ、解決の糸口はつかめない。そのために、イエスは常識を越えた大胆な提案をされたのです。

 
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