イスラエルの滅亡と再建の歴史(1)
発行日時: 2008/5/8今まで学んできた旧約聖書の歴史は伝えています。
イスラエルの民が、異国の神々の偶像を礼拝するなど、主なる神に背く数々の行いのゆえに、神はその国が外国に侵攻され、民が捕囚として連れて行かれるのを、そのままにされました。
古代イスラエルの歴史(復習)
紀元前11世紀頃 - パレスチナの地に古代イスラエル王国が誕生。
紀元前922年 - 内乱のため南北に分裂。
紀元前721年 - 北のイスラエル王国はアッシリアに滅ぼされる。
紀元前612年 - 南のユダ王国は新バビロニアに滅ぼされる。
紀元前538年 - ペルシア王国が新バビロニアを滅ぼし、バビロニアの虜囚イスラエル人は解放される。
紀元前334年〜紀元前332年 - マケドニア王国のアレクサンドロス3世による東方征服でパレスチナの地が征服される。その後、マケドニアは分裂し、プトレマイオス朝、そしてセレウコス朝(シリア王国)の支配下に入る。
紀元前143年 - セレウコス朝の影響を脱しユダヤ人がパレスチナの地の支配を確立する(マカバイ戦争)。その後、ローマ帝国の属州となる。
では、紀元前721年以降、神はご自身が選ばれた民を見捨てられたのでしょうか?
そのときから、時代を経て、キリスト・イエスがこの世に救い主として来られたのですが、イスラエルの子孫のユダヤ人は、イエスを救い主としても、また神のひとり子としても認めず、しかもイエスを十字架につけてしまったのです。
ヨハネの福音書 18:12 そこで、一隊の兵士と千人隊長、それにユダヤ人から送られた役人たちは、イエスを捕えて縛り、
18:13 まずアンナスのところに連れて行った。彼がその年の大祭司カヤパのしゅうとだったからである。
注1)大司祭:当時ユダヤでは、大祭司とは最高権力を持つユダヤ教の宗教指導者でした。
注2)ユダヤ教:バビロン捕囚中の約50年間に、王国もなく、神殿もない状況に置かれたため、今までのイスラエル民族の歩みを根本的から捉え直し、大胆な宗教変更・改革を行い、「圧倒的な政治・経済を誇る異教の地」の下にも拘わらず、それに飲み込まれずに、神ヤハウェの再理解、神との再度の関係修復を実現し、イスラエル民族のアイデンティティを確立した。 これがユダヤ教である。
捕囚期の宗教改革を受けたヤハウェ宗教の下では、「エルサレム神殿の儀礼」と「神ヤハウェの教えであるトーラー・律法の遵守」が2本の柱である。
ヨハネの福音書(続き)18:14 カヤパは、ひとりの人が民に代わって死ぬことが得策である、とユダヤ人に助言した人である。
18:19 そこで、大祭司はイエスに、弟子たちのこと、また、教えのことについて尋問した。
18:20 イエスは彼に答えられた。「わたしは世に向かって公然と話しました。わたしはユダヤ人がみな集まって来る会堂や宮で、いつも教えたのです。隠れて話したことは何もありません。
18:21 なぜ、あなたはわたしに尋ねるのですか。わたしが人々に何を話したかは、わたしから聞いた人たちに尋ねなさい。彼らならわたしが話した事がらを知っています。」
18:22 イエスがこう言われたとき、そばに立っていた役人のひとりが、「大祭司にそのような答え方をするのか。」と言って、平手でイエスを打った。
18:23 イエスは彼に答えられた。「もしわたしの言ったことが悪いなら、その悪い証拠を示しなさい。しかし、もし正しいなら、なぜ、わたしを打つのか。」
18:24 アンナスはイエスを、縛ったままで大祭司カヤパのところに送った。
十字架に付けられたイエスが復活して天に昇られた(紀元30年ごろ)その後、ユダヤ教から回心してクリスチャンとなったパウロは、その書簡(紀元50年ごろに書かれた)でこういっているのです。
長くて難しいとお感じかもしれませんが、パウロが言っていることは重要です。
ローマ11:1 では、尋ねよう。神は御自分の民(イスラエルの民)を退けられたのであろうか。決してそうではない。わたし(使徒パウロもイスラエル人で、アブラハムの子孫であり、(イスラエルの12部族のひとつ)ベニヤミン族の者です。
11:2 神は、前もって知っておられた御自分の民を退けたりなさいませんでした。それとも、エリヤについて聖書に何と書いてあるか、あなたがたは知らないのですか。彼は、イスラエル(の民)を神にこう訴えています。
11:3 「主よ、彼らはあなたの預言者たちを殺し、あなたの祭壇を壊しました。そして、わたしだけが残りましたが、彼らはわたしの命をねらっています。」
注)エリア: エリヤの働きは,おもに列王記上17章‐列王記下2章に述べられている.彼の預言活動は,アハブ,アハズヤ王治世下における北イスラエルの宗教的堕落を背景としている.
11:4 しかし、神は彼に何と告げているか。「わたしは、バアルにひざまずかなかった七千人を自分のために残しておいた」と告げておられます。
11:5 同じように、現に今も、恵みによって選ばれた者が残っています。
11:6 もしそれが恵みによるとすれば、行いにはよりません。もしそうでなければ、恵みはもはや恵みではなくなります。
11:7 では、どうなのか。イスラエルは求めているものを得ないで、選ばれた者がそれを得たのです。他の者はかたくなにされたのです。
11:8 「神は、彼らに鈍い心、見えない目、聞こえない耳を与えられた、今日に至るまで」と書いてあるとおりです。
11:9 ダビデもまた言っています。「彼らの食卓は、自分たちの罠となり、網となるように。つまずきとなり、罰となるように。
11:10 彼らの目はくらんで見えなくなるように。彼らの背をいつも曲げておいてください。」
11:11 では、尋ねよう。ユダヤ人がつまずいたとは、倒れてしまったということなのか。
決してそうではない。かえって、彼らの罪によって異邦人に救いがもたらされる結果になりましたが、それは、彼らにねたみを起こさせるためだったのです。
11:12 彼らの罪が世の富となり、彼らの失敗が異邦人の富となるのであれば、まして彼らが皆救いにあずかるとすれば、どんなにかすばらしいことでしょう。
11:13 では、あなたがた異邦人に言います。わたしは異邦人のための使徒であるので、自分の務めを光栄に思います。
11:14 何とかして自分の同胞にねたみを起こさせ、その幾人かでも救いたいのです。
11:15 もし彼らの捨てられることが、世界の和解となるならば、彼らが受け入れられることは、死者の中からの命でなくて何でしょう。
11:16 麦の初穂が聖なるものであれば、練り粉全体もそうであり、根が聖なるものであれば、枝もそうです。
11:17 しかし、ある枝が折り取られ、野生のオリーブであるあなたが、その代わりに接ぎ木され、根から豊かな養分を受けるようになったからといって、
11:18 折り取られた枝に対して誇ってはなりません。誇ったところで、あなたが根を支えているのではなく、根があなたを支えているのです。
11:19 すると、あなたは、「枝が折り取られたのは、わたしが接ぎ木されるためだった」と言うでしょう。
11:20 そのとおりです。ユダヤ人は、不信仰のために折り取られましたが、あなたは信仰によって立っています。思い上がってはなりません。むしろ恐れなさい。
11:21 神は、自然に生えた枝を容赦されなかったとすれば、恐らくあなたをも容赦されないでしょう。
11:22 だから、神の慈しみと厳しさを考えなさい。倒れた者たちに対しては厳しさがあり、神の慈しみにとどまるかぎり、あなたに対しては慈しみがあるのです。もしとどまらないなら、あなたも切り取られるでしょう。
11:23 彼らも、不信仰にとどまらないならば、接ぎ木されるでしょう。神は、彼らを再び接ぎ木することがおできになるのです。
11:24 もしあなたが、もともと野生であるオリーブの木から切り取られ、元の性質に反して、栽培されているオリーブの木に接ぎ木されたとすれば、まして、元からこのオリーブの木に付いていた枝は、どれほどたやすく元の木に接ぎ木されることでしょう。
11:25 兄弟たち、自分を賢い者とうぬぼれないように、次のような秘められた計画をぜひ知ってもらいたい。すなわち、一部のイスラエル人がかたくなになったのは、異邦人全体が救いに達するまでであり、
11:26 こうして全イスラエルが救われるということです。次のように書いてあるとおりです。「救う方がシオンから来て、(イスラエルの民の祖先)ヤコブから不信心を遠ざける。
11:27 これこそ、わたしが、彼らの罪を取り除くときに、彼らと結ぶわたしの契約である。」
11:28 福音について言えば、イスラエル人は、あなたがたのために神に敵対していますが、神の選びについて言えば、先祖たちのお陰で神に愛されています。
11:29 神の賜物と招きとは取り消されないものなのです。
11:30 あなたがたは、かつては神に不従順でしたが、今は彼らの不従順によって憐れみを受けています。
11:31 それと同じように、彼らも、今はあなたがたが受けた憐れみによって不従順になっていますが、それは、彼ら自身も今憐れみを受けるためなのです。
11:32 神はすべての人を不従順の状態に閉じ込められましたが、それは、すべての人を憐れむためだったのです。
11:33 ああ、神の富と知恵と知識のなんと深いことか。だれが、神の定めを究め尽くし、神の道を理解し尽くせよう。
11:34 「いったいだれが主の心を知っていたであろうか。だれが主の相談相手であっただろうか。
11:35 だれがまず主に与えて、その報いを受けるであろうか。」
([聖書引用終り)
神はイエスを十字架につけてしまったユダヤ人をも見捨てることはなさらなかったのです。
そしてやがてユダヤは独立国を形成します。ここに主なる神の大きな計画を見ることができます。
紀元前334年〜紀元前332年 - マケドニア王国のアレクサンドロス3世による東方征服でパレスチナの地が征服される。その後、マケドニアは分裂し、プトレマイオス朝、そしてセレウコス朝(シリア王国)の支配下に入る。
紀元前143年 - セレウコス朝の影響を脱しユダヤ人がパレスチナの地の支配を確立する(マカバイ戦争)。その後、ローマ帝国の属州となる。
紀元66年 - ローマ帝国の属州であったユダヤの地でユダヤ戦争(第1次ユダヤ戦争)が勃発。独立を目指すが、70年にローマ帝国により鎮圧され、民族の多くは各地に分散する。
132年 - ユダヤ人バル・コクバに率いられたバル・コクバの乱(2次ユダヤ戦争)が起き、一時イスラエルは政権を奪還したが、135年に再びローマ帝国に鎮圧される。その後、さらに多くの住民が各地に離散し、現代イスラエル国が誕生するまで長い離散生活が始る(ディアスポラ)。
313年 - 東ローマ帝国の支配下に入る。
614年 - ペルシアの侵攻。
636年 - イスラム帝国軍、エルサレムを占領。
639年 - シリア地方のヤルムーク河畔の戦いで、皇帝ヘラクレイオス率いる東ローマ帝国軍がイスラム帝国軍に惨敗し、イスラエル地方がイスラム帝国軍に占領される。
1099〜 十字軍がイスラエル地方を支配。
11世紀 - ガザのユダヤ人社会が繁栄。
1291年〜 マムルーク朝がイスラエル地方を支配。
1691年〜 オスマン帝国がイスラエル地方を支配。
そしてこの後、ユダヤの人々の歴史は、大きく展開します。
このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます
- 成長するクリスチャン
- 子供の成長を願わない親はいませんね。同じように神様は、その子となったクリスチャンが、聖書の全てのみ言葉を栄養にして、大人に成長するように願っておられ...
- 聖書からのショートメッセージ
- 関西人クリスチャンのHallelujah!!です。聖書からの短いメッセージで、あなたに元気を贈ります。永遠のいのち、十字架、罪、赦し、救い、癒し、祈...
- まだこれから...
- まだ、これからいい出会いがいっぱい待っているかもしれません。30代、40代、50代の方のためのメル友探し。 60代の方もご利用ください。 ほんとうの...
- 『ちょっといいこと。』〜名言&プチ・ボランティア〜
- 一日3本、みんなでポイ捨てタバコを拾っていく、読者参加型のボランティア・マガジンです。なんと、メルマガ創刊から9ヶ月で、合計本数・68,000本を突...
- 週刊最強のメールフレンド
- アドレス非公開でメールフレンド探し!貴方だけの私書箱ボックスにメールが入ります。メルマガとのドッキングで効果抜群!女性はメールをしただけ素敵な商品を...
![メルマガスタンド[メルマ!]](/img/common/melma_logo.gif)








