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神武天皇の称号はヘブル語?

発行日時: 2008/4/30

昨日詳しく述べたように、神武天皇は、「カム・ヤマト・イワレ・ビコ・スメラ・ミコト」という長い称号で呼ばれています。

これには「神日本磐余彦天皇」とか、「神倭伊波礼毘古命」などの漢字が当てられていますが、いずれも後の時代の当て字です。

その意味はというと、日本語としては、これといつた意味がありません。

しかし、もしこれをヘブル語として読むと、明瞭な意味の言葉として理解されます。それは、「サマリヤの王、神ヤハウェのヘブル民族の高尚な創設者」という意味になるのです。

そんなのは言葉の遊びで、こじつけにすぎないとはじめから無視される方もあるでしょうが、久保牧師の著書は注目に値すると私は思います。

まず、「サマリヤの王、神ヤハウェのヘブル民族の高尚な創設者」にある3つの言葉を説明しておきます。

サマリア:来た王国イスラエルの首都の名

ヤーウェ:
ヤハウェ(Jahweh)は、旧約聖書の神の固有の名。日本語の聖書では「主」と訳されている。ユダヤ教では神名を口にすることをおそれ、その名を「アドナイ」(「主人」の意)と発言したことによる。

モーセに啓示された神の御名に関し「わたしはあるという者」(出エジプト3:14)から帰納してYHWHは動詞become(成る)の意味で、ヤーウェ(Yahweh)と読むのが妥当とされ、「ヤーウェ」という神名を用いるようになった。

従来「エホバ」と訳されたヘブライ語は、神聖四字名YHWHに「アドーナイ」〔主〕の字外音標の付いたもので、今ではこれを「エホバ」(Jehovah)と読むのは妥当でないとされる。

ヘブル民族:イスラエル民族の外国名。

では、「カム・ヤマト・イワレ・ビコ・スメラ・ミコト」が、なぜ「サマリヤの王、神ヤハウェのヘブル民族の高尚な創設者」という意味になるのかを引用説明します。

「カム・ヤマト・イワレ・ビコ・スメラ・ミコト」各語の意味は次の通りです。

「カム」:「創立する」とか「設立する」という意味のヘプル語根「クム」(ヘブル語聖書のイザヤ58:12)。

「ヤマト」:日本の国を「ヤマト」と呼ぶようになったのは、日本の創始期からです。「ヤマト」には、「大和」「倭」「日本」などの漢字がつけられてきましたが、いずれも当て字です。

「ヤマト」は、日本語では的確な意味を持ちませんが、ヘブル語の「ヤ・ウモト」のことだと解すれば、「ヤハウェの民」の意味になります。

「ヤ」は、神の御名ヤハウェの短縮形です。たとえば、有名な預言者の名「イザヤ」の「ヤ」はヤハウェのことで、「イザ・ヤで「ヤハーウェの救い」の意味になります。

一方、「ウモト」は、ヘブル語で「民」の意味です。たとえば旧約聖書の民数記25:15に「ミデヤンの民の…」とありますが、この「民」は原語でウモトです。

「イワレ」:これも日本語では意味がありません。

しかし、ヘプル語では「ヘブル」を「イブリ」といいます(ヘブル語創世記14:13)。また古代イスラエル人はアラム語も話したのですが、アラム語で「ヘブル」は「イワラー」といいました。「イワレ」は、これらの語の訛ったものと想像されます。

「ピコ」:これは、ヘプル語の「ベコー」すなわち「初子」と想像されます。たとえば詩篇89:27の、「わたし(神)はまた彼をわが初子とし、地の王たちの最も高い者とする」の「初子」は、原語でベコーです。

この句に見られるように、ヘブル語で「初子」は、単に"最初に生まれた者"という意味でなく、「最も重んじられる者」「高尚な」の意味も持っています。

したがって「ピコ」(ベコー)は、「最も重んじられる者」「高尚な」の意味に解することができます。

「スメラ」:歴代の天皇はみな、スメラ・ミコトと呼ばれています。

しかし「スメラ」は、日本語としてはこれといった意味がありません。

しかし、これがヘプル語の「ショムロン」の詑ったものだとすれば、「サマリヤの」を意味します(列王記下13:32)。
サマリヤとは、北王国イスラエルの首都です。そのため「サマリヤ」は、北王国イスラエルの代名詞でもあります。

「ミコト」:先に述べたように、ヘブル語で「王」を意味する「マークート」(ヘブル語聖書エステル記1:7)から来たものと思われます。

以上述べた事柄から、神武天皇の称号「カム・ヤマト・イワレ・ピコ・スメラ・ミコト」は、「サマリヤの王、神ヤハウェのヘブル民族の高尚な創設者」の意味と解することができます。

そして久保牧師は、なぜこんなことがあるのかについて次ぎのように説明します。

これは必ずしも神武天皇が、北王国イスラエルの滅亡後に日本に渡ってきたサマリヤの王その人であった、ということではありません。
むしろ、古代日本人が日本の古代史を記すにあたって、北王国イスラエルの歴史を参考にした、ということを示しているのかもしれません。

 
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