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列王記ってどんな書?
発行日時: 2008/4/14毎朝早く起きて、2つのその日の記事を書くのですが、書いているうちに、その内容を考え直したり、変えてしまったり、思わず時間がかかってしまいます。
毎日決まった時間に、定期的にお読みになりたい皆様には申し訳ないのですが、書き溜めることは避けて、主なる神が与えてくださる聖霊に導かれて、朝ごとに、日々新たにされるその感動の中で書きたいわがままをお許しください。
くる朝ごとにあさ日とともに
神のひかりをこころにうけて
愛のみむねをあらたにさとる
くる朝ごとにわざとことばを
きよめわかちて神にささげぱ
ささぐるたからいやましたまわん
くる朝ごとにとるわがつとめ
ひとを愛しておのれにかたぱ
神にちかづくみちとこそなれ
くる朝ごとに祈れるごとく
あゆみただしくまさみちすすみ、
きよきやすみにいらしめたまえ
−「賛美歌23」から−
さて、今日の書き込みを始めます。
列王記ってごたごた書かれているばかりで、あまり読みたくないとお思いの方も、敬遠しないで取り組んでみてはいかがですか。
旧約聖書があって新約聖書がある。新約聖書だけ学んでも、神とはどのようなお方なのか?救いとは?神の義と愛とは?などは、十分には分らないのです。
また、旧約聖書を学ぶからには、とつきやすい、あるいは好きな書だけでなく、全般について学ばなければ、神と人間の歴史は理解できないでしょう。
でも、なかなかその気にはなれない。そんな方へのお勧めは、聖書辞典です。
キリスト教書店には大小の聖書辞典が並べられてありますが、ほとんどの教会には分厚い辞典も備え付けられています。
ここでは、まず、「聖書の達人」と呼ばれているPC(パソコン)バイブルにも入っている「新聖書辞典」から引用します。
列王記第一および第二
それぞれ、上および下と呼ぶこともあり、1および2のように書くこともあり、略して列(あるいは列王)上、列下、1列、2列、とも表します。)
英語では、「列」という言葉は複数の意味ですから、Kings と言います。
日本語ってなぜこんなに難しい言葉を使うのでしょう。「王たちの歴史」と言えばいいのにと思ってしまいます。
でも次の歴代誌の英語はChroniclesですから、日本人にはなじみがない言葉です。でも日常語です。歴代の誌とは、1.書きしるすこと。記録。文書。2.雑誌の略 ですが、もちろん1.の意味です。
さて列王記上下の内容について、聖書辞典では次の各項に分けて述べています。
1.聖書正典における位置
2.列王記の著者
3.書かれた年代と場所
4.内容と梗概
5.強調点と目的
6.歴代誌との関係
1.-3.は飛ばして4.-6.を見ましう。
4.内容と梗概.
列王記の内容は,ソロモン王の即位で始まり,エルサレムの陥落とユダの捕囚で終っている.始まりにおいては荘厳なる神殿が造られ,最後にはその神殿が焼かれているのである.
ここには,ダビデの治世の終りからソロモンに至るまでの黄金時代,北王国イスラエルと南王国ユダの分裂王国時代,続くサマリヤの陥落からエルサレムの滅亡と捕囚に至るまでの歴史を概観することができる.
偉大な王たちによる堅固な統一国家から始まり,バビロニヤによるユダの完全な崩壊と捕囚とで終っているのである.
内容は大き3つに分けることができる.
(1)ソロモンの治世
(2)王国の分裂と2つの王国の並行的な歴史
(3)それに続くユダの捕囚に至るまでの歴史
もう少し詳しく全体の梗概を示すと次のようになる.
A.ソロモンの治世 列王記上1:1‐11:43
(1)ダビデの晩年とソロモンの即位(上1:1‐2:46)
(2)ソロモンの栄華(上3:1‐11:43)
B.分裂王国 列王記上12:1‐列王記下17:41
(1)分裂王国の初期の王たち(上12:1‐16:28)
(2)南王国ユダと北王国イスラエルの同盟の時期(上16:29‐下9:37)
(3)イスラエルの衰退と滅亡(下10:1‐17:41)
C.南王国ユダの歴史 下18:1‐25:30
(1)ヒゼキヤの治世(下18:1‐20:21)
(2)マナセとアモン(下21:1‐26)
(3)ヨシヤ王による改革(下22:1‐23:30)
(4)南王国ユダの滅亡(下23:31‐25:30)
5.強調点と目的
この項はぜひ読んで、列王記に対する理解を深めてください。
列王記は歴代誌と同様に、長々と、幾人もの王について書かれていますが、この書は、イスラエルとユダの国民の捕囚に至るまでの歴史を回顧しながら、なぜ二つの国が捕囚に至ったのかを説明しているのです。
神が彼らをさばいたのには十分な理由があったのである.
それゆえに,本書から学ぶことは政治的教訓ではなく,霊的教訓である.
著者は,捕囚が神の懲らしめであることを強調している.本書の目的は,両国の歴史に基づきながら,国家の繁栄は究極的には神との契約に対する忠実さに依存すること,また王たちの成功も,モーセの律法に対する愛着心の程度によってはかられるのであるということを表すことであった.
著者のおもな関心は,王たちが,神との契約の中でどのように神と相対したかということである.著者は,サムエル記下7:12‐16においてダビデに与えられた神からの約束に基づいてユダの諸王を評価している.
またダビデの神に対する忠実さは,しばしばそれによって王たちがさばかれるところの規準となっている(列王記下18:3,22:2など).
また,ひとりの王の悪行は,国家に対する否定的な影響ともなり得ることをも示している.
マナセの罪は,捕囚の最終的原因であった(列王記下24:3‐4).北王国の諸王は,全員が罪ある者とされているが,それはまずネバテの子ヤロブアムが金の子牛を崇拝し(列王記上12:28‐33),その罪をほかの王たちが引き継いだからである.
著者は,エルサレムが唯一の礼拝の場所であることを強調し,ほかの場所に神殿を建築したり,偶像を崇拝する王たちをためらわずに批判している.
それゆえに,神殿に対する態度も王たちを評価するための試金石となった.ヨシヤ王は神殿礼拝を改革し,高き所,特にベテルにある祭壇を破壊したことによって賞賛された(列王記下23:25).
神は歴史を支配し,また人間の諸事件の中に積極的に介入されるお方なのである.
王と国民とが神を求め,律法に従っている時には国の中に平和と繁栄とが続き,ひとたび王や国民が宗教的に堕落するならば,その直接的結果として,政治的,経済的な災害がイスラエルとユダを襲ったのである.
しかしながら,本書はまた,神の正義がそのように即効的には作用しない場合があることも認めている.
マナセ王は悪王であったにもかかわらず,長い治世を満喫し(列王記下21:1),彼の背教に対する報いはその数十年後にようやくもたらされている(下24:3‐4).
本書の記録者たちは,神の贖いの計画に従って,重要なものから優先的に記録をしたと思われる.したがって,ひとりの王に与えられている節の長さは,彼の治世の長さや,その政治的重要さによって決められているのではない.
たとえば,オムリやヤロブアム2世のように,その時代の国際史の中では重要な足跡を残した王たちがわずか数行で片づけられている.
それは,これらの王たちには敬虔な神信仰が欠如していたからであり,そのために彼らの行為や業績が本書に書き残されるための価値をなくしてしまっているからである.
本書は,以上のような事柄を通して,捕囚の世代,また後の世代に対して,神の前に悔い改めることと,信仰と従順さをもって神に立ち返ることとをチャレンジしていると言えよう.
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