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王国分裂の歴史
発行日時: 2008/4/10旧約聖書に親しんでいただくためにも、物語りとしての「聖書の人々」シリーズを書きつづけています。
しかしそれらの物語りは、現代作家の誰かが作ったものではなく、2000年以上はるか昔に書かれた神のみ言葉である聖書記事そのものなのです。
それらの記事は、旧約聖書サムエル記第一、第二、列王記第一、第ニ、歴代誌第一、第二にありますが、それらを読むのはたしかに退屈で忍耐も要します。
しかし皆様がクリスチャンとして成長なさるにつれて、最後には、これらの書を霊的に深く読み込んでいただきたいと願っています。
旧約聖書は「歴史書」ではありますが、それは「神との関わり合いにおいての歴史書」と言うことができます。
さて、ダビデとソロモンの統一王国の崩壊について触れましたが、それがどのようになっていったのかは、列王記と歴代誌とういう重複したような書に詳しく書かれているのです。
ここでは、これらの書について、内田和彦牧師の書かれた「聖書は初めてという人のための本(いのちのみことば社)」から、とても巧みな要約を引用させていただきます。
(以下引用)
(1)列王記第一、第ニ
サムエル記に続いてイスラエルの歴史をつづるのが、列王記第一、第二です。
列王記第一はダビデの死とソロモンの即位に始まり、神殿の建築を含めてその全盛時代を語ります。
しかしソロモンは晩年に入ると、その繁栄のゆえに心が神から離れてしまいました。そのため王国は、彼の死後、北のイスラエルと南のユダに分裂しました。
南王国ではダビデ王朝が続きますが、北王国では次々と王朝が交替します。紀元前七二一年、イスラエルがまずアッシリヤに滅ぼされ、紀元前五八六年にはユダもバビロニヤに滅ぼされることになります。
分裂王国時代、北には十九人、南には二十人の王が立てられました。彼らの歴史をつづっているということで、この書に「列王記」という名前がついたのです。
形式的には王が治めていても、神のことばに従うよう民に命じた宗教的な指導者は預言者たちでした。列王記第一に登場するエリヤは代表的な預言者です。
列王記第二では、その弟子エリシャが活躍します。預言者たちは神の意思を伝えました。また神に従った王も一部いました。それでも両王国は滅亡を迎えることになりました。
(2)歴代誌第一、第二
歴代誌を開くと、歴史がふりだしに戻った感じがするでしょう。
最初の人アダムから始まる系図が綿々と続くからです。そしてサウル、ダビデの時代、ソロモン、王国の分裂、南王国ユダを中心とする歴史が語られ、ユダの滅亡とバビロン捕囚、ペルシャ王クロスによる帰還命令をもって終わります。
歴代誌は、年代的にはサムエル記と列王記に並行しています。しかし、比べてみると、神殿の建設が中心テーマであることがすぐにわかります。
歴代誌第一の後半にダビデ王による神殿の建設の準備、第二の前半にソロモン王による実行が記されています。
捕囚から帰って来たユダヤ人に神殿礼拝の回復を促すため、編纂されたものと思われます。
(引用終り)
そしてここで、「捕囚」とは何かをお話しなければならないでしょう。
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