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新約聖書にも語り継がれるダビデとソロモン

発行日時: 2008/4/8

新約聖書にも語り継がれているダビデとソロモンについて書きます。

ソロモン時代の繁栄は、新約時代にも語り継がれ、イエスはこう言われました。

マタイ 6:28 なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。

 6:29 しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかっ

しかし、最も重要なことは、聖書を読み始めたものの、その退屈さにあきらめる人が多いマタイの福音書第一章にあります。

退屈でしょうが、我慢して読んで下さい。

 ◆イエス・キリストの系図

 1:1 アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図。

 1:2 アブラハムはイサクをもうけ、イサクはヤコブを、ヤコブはユダとその兄弟たちを、

 1:3 ユダはタマルによってペレツとゼラを、ペレツはヘツロンを、ヘツロンはアラムを、

 1:4 アラムはアミナダブを、アミナダブはナフションを、ナフションはサルモンを、

 1:5 サルモンはラハブによってボアズを、ボアズはルツによってオベドを、オベドはエッサイを、

 1:6 エッサイはダビデ王をもうけた。ダビデはウリヤの妻によってソロモンをもうけ、

 1:7 ソロモンはレハブアムを、レハブアムはアビヤを、アビヤはアサを、

 1:8 アサはヨシャファトを、ヨシャファトはヨラムを、ヨラムはウジヤを、

 1:9 ウジヤはヨタムを、ヨタムはアハズを、アハズはヒゼキヤを、

 1:10 ヒゼキヤはマナセを、マナセはアモスを、アモスはヨシヤを、

 1:11 ヨシヤは、バビロンへ移住させられたころ、エコンヤとその兄弟たちをもうけた。

 1:12 バビロンへ移住させられた後、エコンヤはシャルティエルをもうけ、シャルティエルはゼルバベルを、

 1:13 ゼルバベルはアビウドを、アビウドはエリアキムを、エリアキムはアゾルを、

 1:14 アゾルはサドクを、サドクはアキムを、アキムはエリウドを、

 1:15 エリウドはエレアザルを、エレアザルはマタンを、マタンはヤコブを、

 1:16 ヤコブはマリアの夫ヨセフをもうけた。このマリアからメシアと呼ばれるイエスがお生まれになった。

 1:17 こうして、全部合わせると、アブラハムからダビデまで十四代、ダビデからバビロンへの移住まで十四代、バビロンへ移されてからキリストまでが十四代である。

この系図が何を意味するのでしょうか?なぜ福音書の冒頭にこんな長い記事があるのでしょうか?

その答えは、「メシヤ」というキーワードにあります。

初代の王サウルが退けられて後に立てられるダビデ、その子ソロモンの時代にイスラエル王国は理想の王の出現を見ました。

ダビデとその息子ソロモンの優れた信仰、政治的手腕、しかし残念ながらその人生の後半に見られる主なる神からの離反と言う信仰の危機にもかかわらず、神の主権的な選びと導きがあったのです。

それは、イエスキリストという将来のメシヤ像につながっていくのです。旧約聖書では、預言者たちは繰り返してこのことを伝えました。

ここでサムエル記下で、預言者でダビデの政治顧問でもあったナタンに臨んだ主なる神の言葉を学びましょう。

聖書の学びは、このように、必要なとき必要な箇所を読むのです。といってもはじめは自分でどこを読めばいいか分りませんので、聖書辞典などを参考にすればいいでしょう。

サムエル記下 7:4 しかし、その夜、ナタンに臨んだ主の言葉は次のとおりであった。

 7:5 「わたしの僕ダビデのもとに行って告げよ。主はこう言われる。あなたがわたしのために住むべき家を建てようというのか。

 7:6 わたしはイスラエルの子らをエジプトから導き上った日から今日に至るまで、家に住まず、天幕、すなわち幕屋を住みかとして歩んできた。

 7:7 わたしはイスラエルの子らと常に共に歩んできたが、その間、わたしの民イスラエルを牧するようにと命じたイスラエルの部族の一つにでも、なぜわたしのためにレバノン杉の家を建てないのか、と言ったことがあろうか。

 7:8 わたしの僕ダビデに告げよ。万軍の主はこう言われる。わたしは牧場の羊の群れの後ろからあなたを取って、わたしの民イスラエルの指導者にした。

 7:9 あなたがどこに行こうとも、わたしは共にいて、あなたの行く手から敵をことごとく断ち、地上の大いなる者に並ぶ名声を与えよう。

 7:10 わたしの民イスラエルには一つの所を定め、彼らをそこに植え付ける。民はそこに住み着いて、もはや、おののくことはなく、昔のように不正を行う者に圧迫されることもない。

 7:11 わたしの民イスラエルの上に士師を立てたころからの敵をわたしがすべて退けて、あなたに安らぎを与える。主はあなたに告げる。主があなたのために家を興す。

 7:12 あなたが生涯を終え、先祖と共に眠るとき、あなたの身から出る子孫に跡を継がせ、その王国を揺るぎないものとする。

 7:13 この者がわたしの名のために家を建て、わたしは彼の王国の王座をとこしえに堅く据える。

 7:14 わたしは彼の父となり、彼はわたしの子となる。彼が過ちを犯すときは、人間の杖、人の子らの鞭をもって彼を懲らしめよう。

 7:15 わたしは慈しみを彼から取り去りはしない。あなたの前から退けたサウルから慈しみを取り去ったが、そのようなことはしない。

 7:16 あなたの家、あなたの王国は、あなたの行く手にとこしえに続き、あなたの王座はとこしえに堅く据えられる。」

 7:17 ナタンはこれらの言葉をすべてそのまま、この幻のとおりにダビデに告げた。

「あなたの日数が満ち,あなたがあなたの先祖たちとともに眠るとき,わたしは,あなたの身から出る世継ぎの子を,あなたのあとに起こし,彼の王国を確立させる.彼はわたしの名のために一つの家を建て,わたしはその王国の王座をとこしえまでも堅く立てる」

主なる神はこういわれたのです。

それ以後、イスラエルの希望はダビデ王家の子孫に注がれることになったのですが、現実の王家の歴史ははなはだ罪深く、分裂と低落の一途をたどります。

しかしながら、時代の進行とともに、救い主への約束は預言者たちを通して、次第に明らかにされていきます。

確かにされていったことの一つは、それが王である救い主、すなわちメシアということなのです。

ダビデ、ソロモンの後裔に、イエス・キリストが生まれることが主なる神によって予定されていたのです。そのことが、マタイの福音書の第一章にあるのです。

詩篇ではこう歌われています。

詩篇 2:1 なにゆえ、国々は騒ぎ立ち、人々はむなしく声をあげるのか。

 2:2 なにゆえ、地上の王は構え、支配者は結束して主に逆らい、主の油注がれた方に逆らうのか

 2:3 「我らは、枷をはずし、縄を切って投げ捨てよう」と。

 2:4 天を王座とする方は笑い、主は彼らを嘲り

 2:5 憤って、恐怖に落とし、怒って、彼らに宣言される。

 2:6 「聖なる山シオンで、わたしは自ら、王を即位させた。」

 2:7 主の定められたところに従ってわたしは述べよう。主はわたしに告げられた。「お前はわたしの子、今日、わたしはお前を生んだ。

 2:8 求めよ。わたしは国々をお前の嗣業とし、地の果てまで、お前の領土とする。

 2:9 お前は鉄の杖で彼らを打ち、陶工が器を砕くように砕く。」

 2:10 すべての王よ、今や目覚めよ。地を治める者よ、諭しを受けよ。

 2:11 畏れ敬って、主に仕え、おののきつつ、喜び躍れ。

 2:12 子に口づけせよ。主の憤りを招き、道を失うことのないように。主の怒りはまたたくまに燃え上がる。いかに幸いなことか、主を避けどころとする人はすべて。

 主なる神がダビデを王として選ばれたのは、その後裔としてイエス・キリストが生まれることの大きな神のご計画に基づいていたのです。

そのことが、「 アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図」という見出しで、マタイの福音書の冒頭に書かれているのであって、「この部分は退屈だから読み飛ばしましょう」ではないのです。

また私たちが、イエス様でなく、イエス・キリスト様と呼ぶときのキリスト(ギリシャ語Christos)とは、ヘブル語で油を注ぐことを意味するマーシャフから派生しているマーシーアハ(油注がれた者)です。

ヘブル語マーシーアハは英語ではMessiah(メサイア)で、日本語聖書ではメシアと書かれています。

メシアとは「油注がれた者」という意味で、ダビデが将来の王に定められた時がそうでした。

以前にダビデ王物語で紹介しましたが、サムエル記上16:1以下をもう一度読み直しましょう。

主なる神はダビデに油注がれ、その子孫に同じく油注がれたキリストが誕生されるのです。

◆ダビデ、油を注がれる (復習)

 16:1 主はサムエルに言われた。「いつまであなたは、サウルのことを嘆くのか。わたしは、イスラエルを治める王位から彼を退けた。角に油を満たして出かけなさい。あなたをベツレヘムのエッサイのもとに遣わそう。わたしはその息子たちの中に、王となるべき者を見いだした。」

 16:2 サムエルは言った。「どうしてわたしが行けましょうか。サウルが聞けばわたしを殺すでしょう。」主は言われた。「若い雌牛を引いて行き、『主にいけにえをささげるために来ました』と言い、

 16:3 いけにえをささげるときになったら、エッサイを招きなさい。なすべきことは、そのときわたしが告げる。あなたは、わたしがそれと告げる者に油を注ぎなさい。」

 16:4 サムエルは主が命じられたとおりにした。彼がベツレヘムに着くと、町の長老は不安げに出迎えて、尋ねた。「おいでくださったのは、平和なことのためでしょうか。」

 16:5 「平和なことです。主にいけにえをささげに来ました。身を清めて、いけにえの会食に一緒に来てください。」サムエルはエッサイとその息子たちに身を清めさせ、いけにえの会食に彼らを招いた。

 16:6 彼らがやって来ると、サムエルはエリアブに目を留め、彼こそ主の前に油を注がれる者だ、と思った。

 16:7 しかし、主はサムエルに言われた。「容姿や背の高さに目を向けるな。わたしは彼を退ける。人間が見るようには見ない。人は目に映ることを見るが、主は心によって見る。」

 16:8 エッサイはアビナダブを呼び、サムエルの前を通らせた。サムエルは言った。「この者をも主はお選びにならない。」

 16:9 エッサイは次に、シャンマを通らせた。サムエルは言った。「この者をも主はお選びにならない。」

 16:10 エッサイは七人の息子にサムエルの前を通らせたが、サムエルは彼に言った。「主はこれらの者をお選びにならない。」

 16:11 サムエルはエッサイに尋ねた。「あなたの息子はこれだけですか。」「末の子が残っていますが、今、羊の番をしています」とエッサイが答えると、サムエルは言った。「人をやって、彼を連れて来させてください。その子がここに来ないうちは、食卓には着きません。」

 16:12 エッサイは人をやって、その子を連れて来させた。彼は血色が良く、目は美しく、姿も立派であった。主は言われた。「立って彼に油を注ぎなさい。これがその人だ。」

 16:13 サムエルは油の入った角を取り出し、兄弟たちの中で彼に油を注いだ。その日以来、主の霊が激しくダビデに降るようになった。サムエルは立ってラマに帰った。

 
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