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ソロモンの信仰とその危機

発行日時: 2008/4/4

教会の献堂式を経験なさったことはありますか?最近クリスチャンになられた方は、その教会が今日ある歴史を、先輩から聞かれたことがあるかもしれませんね。

「伝道所から少しずつ大きくなって、今では狭くなってしまったので、新たに教会の建物を建てたい。」という牧師と信徒の願いは、熱心な祈りと募金活動として開始されます。

主なる神はしばしば奇蹟を通じて、信徒たちの願いを聞き入れてくださいます。

教会の誰もが信仰に燃え、主にあって一致し、兄弟姉妹の交わりもますます強くなっていきます。

霊に燃えている教会とはこのような教会だ誰もが実感します。そして献堂の日を迎えます。

その教会の牧師は伝道に熱心で、語られるメッセージに感動して、クリスチャンになりたいと言う人たちが増えていきます。

目立つ新しい建物が与えらたので、教会の行事に訪れる近隣の人たちも増えました。日曜学校、青年会、婦人会、壮年会などの活動も始まりました。

しかし、それから幾年か経て、その教会にはある問題がおきました。このような例は時々ありますが、その原因が、謙虚さの欠如にあったのではないかと思われる場合が少なくありません。

父ダビデも息子ソロモンも、それぞれの人生の後半において、信仰の危機を経験しています。

しかし、新しく建てた神殿に契約の箱を設置きした時のソロモンの祈りを、聖書は、ソロモンの信仰の最高の表現として掲載しています。

旧約聖書は、歴代誌上下や列王記上下を読みますと、王たちの人民に対する政治、隣国との外交さらに戦争について、長々と記述しています。しかしそれらは、神と関わる人々の歴史です。いえ神が導かれる歴史です。

でもここで皆様にぜひ伝えたいことがあります。

「歴史は神のご意志100%、人間の意志100%」なのです。これは久保有政牧師の「聖書の予言と予型」という著書にあることばです。

神が導いておられるのなら、ダビデにもソロモンにも、全てにおいて信仰を全うする人生を、神はお与えになっていいのではないでしょうか?
しかし神は人間をロボットにはなさいませんでした。

以下は先にも引用しましたが、神への確固たる信仰を持つ政治家ソロモンの姿が、そこにあります。
彼の謙虚さもその祈りには満ち溢れています。

列王記上 8:25 イスラエルの神、主よ、今後もあなたの僕ダビデに約束なさったことを守り続けてください。あなたはこう仰せになりました。『あなたがわたしの前を歩んだように、あなたの子孫もその道を守り、わたしの前を歩むなら、わたしはイスラエルの王座につく者を断たず、わたしの前から消し去ることはない』と。

 8:26 イスラエルの神よ、あなたの僕、わたしの父ダビデになさった約束が、今後も確かに実現されますように。

 8:27 神は果たして地上にお住まいになるでしょうか。天も、天の天もあなたをお納めすることができません。わたしが建てたこの神殿など、なおふさわしくありません。

 8:28 わが神、主よ、ただ僕の祈りと願いを顧みて、今日僕が御前にささげる叫びと祈りを聞き届けてください。

 8:29 そして、夜も昼もこの神殿に、この所に御目を注いでください。ここはあなたが、『わたしの名をとどめる』と仰せになった所です。この所に向かって僕がささげる祈りを聞き届けてください。

 8:59 主の御前でわたしが祈り求めたこれらの願いが、昼も夜もわたしたちの神、主の御もと近くに達し、日々の必要が満たされ、この僕と主の民イスラエルに御助けが与えられるように。

 8:60 こうして、地上のすべての民が、主こそ神であって、ほかに神のないことを知るに至るように。」


そして主なる神はソロモンの祈りに答えて言われました。
その中で、主なる神は、全てを見抜いておられたのです。

ここでもう一度先のことば、「歴史は神のご意志100%、人間の意志100%」を思い出してください。

列王記上9:1 ソロモンが主の神殿と王宮の建築を終え、造ろうと望んでいたものすべてについての念願を果たしたとき、 9:2 主は再びソロモンに現れ、 9:3 こう仰せになった。

「わたしはあなたがわたしに憐れみを乞い、祈り求めるのを聞いた。わたしはあなたが建てたこの神殿を聖別し、そこにわたしの名をとこしえに置く。わたしは絶えずこれに目を向け、心を寄せる。

 9:4 もしあなたが、父ダビデが歩んだように、無垢な心で正しくわたしの前を歩み、わたしがあなたに命じたことをことごとく行い、掟と法を守るなら、

 9:5 あなたの父ダビデに、『イスラエルの王座につく者が断たれることはない』と約束したとおり、わたしはイスラエルを支配するあなたの王座をとこしえに存続させる。

 9:6 もしあなたたちとその子孫がわたしに背を向けて離れ去り、わたしが授けた戒めと掟を守らず、他の神々のもとに行って仕え、それにひれ伏すなら、

 9:7 わたしは与えた土地からイスラエルを断ち、わたしの名のために聖別した神殿もわたしの前から捨て去る。こうしてイスラエルは諸国民の中で物笑いと嘲りの的となる。

 9:8 この神殿は廃虚となり、そのそばを通る人は皆、驚いて口笛を鳴らし、『この地とこの神殿に、主はなぜこのような仕打ちをされたのか』と問うであろう。

 9:9 そのとき人々は、『それは彼らが自分たちの先祖をエジプトの地から導き出した神、主を捨て、他の神々に付き従い、これにひれ伏し、仕えたからだ。それゆえ、主は彼らの上にこのすべての災いをもたらされたのだ』と答えるであろう。」

そしてその後のソロモン王国について、聖書註解書は次ぎのようにまとめています。
主なる神の警告が実際に起こるのです。

■ ソロモンの信仰と世俗的繁栄
(以下は聖書辞典からの引用です)

歴史上,イスラエルの領土が最大限に拡大され,物質面で急速な繁栄を遂げたのは,ダビデ,ソロモンの時代であった.

この黄金時代を築いたソロモンについて,その治世初期の敬虔さと賢者としての貢献は,正しく評価されなければならない.
他方,世俗的繁栄の背後にあった問題点も無視してはならない.

つまり,前述の建築事業を完遂するための圧政と,外国から迎えた妻やそばめに対する必要以上の妥協である.
 
 豪華な神殿と王宮の建設につぎ込まれた資材の代金を支払いきれなくなったソロモンは,ヒラムにガリラヤの20の町を代償として譲ったが,それはヒラムに対する莫大な負債に見合うものではなかった(列王記上9:10‐14).

 9:10 ソロモンは、二十年を費やして二つの建物、主の神殿と王の宮殿を建て終わったとき、

 9:11 ティルスの王ヒラムがソロモンの望みどおりにレバノン杉と糸杉の材木や金を提供してくれたので、ソロモンはヒラムにガリラヤ地方の二十の町を贈った。

 9:12 ヒラムはソロモンから贈られた町々を視察するためティルスから出て来た。しかし、この町々は彼の気に入らなかったので、

 9:13 ヒラムは、「わたしの兄弟よ、あなたがくださったこの町々は一体何ですか」と言った。そのため、この町々は「カブルの地(値打ちのない地)」と呼ばれ、今日に至っている。

 
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