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ソロモン王の神殿建設
発行日時: 2008/3/25ソロモン王の事業のうち、神殿と王宮の建築については、多くの物語があります。聖書にも書かれています。
ここでは、ソロモン王の神殿の建築について取り上げ、神殿とは何か? 幕屋、至聖所、契約の箱などとの関連、さらに神殿の破壊と再建、新約時代の神殿とそこでイエスは何をされたかなどについて皆様に学んでいただきます。
「聖書の人々」からはやや離れますが、神殿の持つ意味を知ることは聖書の学びには大切なことだからです。
さて、聖書の註解書では、ソロモン王の神殿建築事業について、次ぎのように要約しています。(以下引用)
首都エルサレムや地方の要害を固めることに始まったソロモンの事業は,エルサレムに神殿と王宮を建てることにおいて頂点に達した.
旧来の質素な天幕聖所に代えて豪華で恒久的な神殿を建てることは先王ダビデの念願であった.
しかし,神はその事業をソロモンに期待された.ソロモンは父の遺志を継ぎ,すでに蓄えられた資材に加え,ツロのヒラムの協力を得て,古都ダビデの町の北方の丘に神殿を建てた。
(引用終り)
このことは、旧約聖書では次ぎのように記されています。註解書を読むだけでなく、実際に聖書を開いてみましょう。
列王記上です。ダビデの生涯については、サムエル記上・下に書かれていますが、ソロモンについては、列王記および歴代誌にあります。
列王記上
5:1 さて、ツロの王ヒラムは、ソロモンが油をそそがれ、彼の父に代わって王となったことを聞いて、自分の家来たちをソロモンのところへ遣わした。ヒラムはダビデといつも友情を保っていたからである。
5:2 そこで、ソロモンはヒラムのもとに人をやって言わせた。
5:3 「あなたがご存じのように、私の父ダビデは、彼の回りからいつも戦いをいどまれていたため、主が彼らを私の足の裏の下に置かれるまで、彼の神、主の名のために宮を建てることができませんでした。
5:4 ところが、今、私の神、主は、周囲の者から守って、私に安息を与えてくださり、敵対する者もなく、わざわいを起こす者もありません。
5:5 今、私は、私の神、主の名のために宮を建てようと思っています。主が私の父ダビデに『わたしが、あなたの代わりに、あなたの王座に着かせるあなたの子、彼がわたしの名のために宮を建てる。』と言われたとおりです。
5:6 どうか、私のために、レバノンから杉の木を切り出すように命じてください。私のしもべたちも、あなたのしもべたちといっしょに働きます。私はあなたのしもべたちに、あなたが言われるとおりの賃金を払います。ご存じのように、私たちの中にはシドン人のように木を切ることに熟練した者がいないのです。」
5:7 ヒラムはソロモンの申し出を聞いて、非常に喜んで言った。「きょう、主はほむべきかな。このおびただしい民を治める知恵ある子をダビデに授けられたとは。」
5:8 そして、ヒラムはソロモンのもとに人をやって言わせた。「あなたの申し送られたことを聞きました。私は、杉の木材ともみの木材なら、何なりとあなたのお望みどおりにいたしましょう。
5:9 私のしもべたちはそれをレバノンから海へ下らせます。私はそれをいかだに組んで、海路、あなたが指定される場所まで送り、そこで、それを解かせましょう。あなたはそれを受け取ってください。それから、あなたは、私の一族に食物を与え、私の願いをかなえてください。」
5:10 こうしてヒラムは、ソロモンに杉の木材ともみの木材とを彼の望むだけ与えた。
5:11 そこで、ソロモンはヒラムに、その一族の食糧として、小麦二万コルを与え、また、上質のオリーブ油二十コルを与えた。ソロモンはこれだけの物を毎年ヒラムに与えた。
5:12 主は約束どおり、ソロモンに知恵を賜わったので、ヒラムとソロモンとの間には平和が保たれ、ふたりは契約を結んだ。
5:13 ソロモン王は全イスラエルから役務者を徴用した。役務者は三万人であった。
5:14 ソロモンは彼らを一か月交替で、一万人ずつレバノンに送った。すなわち、一か月はレバノンに、二か月は家にいるようにした。役務長官はアドニラムであった。
5:15 ソロモンには荷役人夫が七万人、山で石を切り出す者が八万人あった。
5:16 そのほか、ソロモンには工事の監督をする者の長が三千三百人あって、工事に携わる者を指揮していた。
5:17 王は、切り石を神殿の礎に据えるために、大きな石、高価な石を切り出すように命じた。
5:18 ソロモンの建築師と、ヒラムの建築師と、ゲバル人たちは石を切り、宮を建てるために木材と石材とを準備した。
6:1 イスラエル人がエジプトの地を出てから四百八十年目、ソロモンがイスラエルの王となってから四年目のジブの月、すなわち第二の月に、ソロモンは主の家の建設に取りかかった。
歴代誌下にも同じ記事があります。聖書は同じ内容を異なる著者が書いている場合が多くあります。これは内容が正確であるとするひとつの証拠でもあるのです。
歴代誌下
3:1 こうして、ソロモンは、主がその父ダビデにご自身を現わされた所、すなわちエルサレムのモリヤ山上で主の家の建設に取りかかった。彼はそのため、エブス人オルナンの打ち場にある、ダビデの指定した所に、場所を定めた。
3:2 彼が建設に取りかかったのは、その治世の第四年、第二の月の二日であった。
3:3 神の家を建てるために、ソロモンの据えた礎は次のとおりである。長さは先代の尺度のキュビトにしたがって六十キュビト。幅は二十キュビト。
3:4 前の玄関は、長さが神殿の幅と同じ二十キュビト、高さは百二十キュビトとし、その内側には純金を着せた。
3:5 この大きな家はもみの木材でおおい、良質の金を着せ、さらに、その上になつめやしの木の彫刻と鎖を置き、
3:6 宝石の装飾でこの神殿をおおった。ここに用いた金はパルワイムの金であった。
3:7 この神殿の梁にも、敷居にも、壁にも、とびらにも金を着せ、壁にはケルビムを刻んだ。
3:8 ついで、至聖所を造ったが、その長さはこの神殿の幅と同じ二十キュビト、その幅も二十キュビトとし、これに六百タラントに当たる良質の金を着せた。
3:9 釘の重さは金五十シェケルであった。屋上の間にも金を着せた。
3:10 至聖所の中に、鋳物のケルビムを二つ作り、これに金を着せた。
明日は、「神殿とは何か?」についてです。
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