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イースターと日本人
発行日時: 2008/3/21送信が遅延しました。お詫びいたします。
イースターを明後日の日曜日にひかえて、日本人クリスチャンとしての思いを綴ります。
12月25日はクリスマスだと知らない日本人はまずいないでしょうが、明後日3月23日の日曜日に、「今日は何の日か知っていますか?」と聞かれて答えられる人は、クリスチャン日本人を除けばまずいないでしょう。
日本のカレンダーで、この日曜日に、イースターとか復活祭の記入があるものもほとんどありません。
ところで、今日金曜日は、日本の教会とくにカトリック教会では、「受苦日」と呼んで、イエスが十字架にかけられ、そして苦しみを受けた日であるとします。
イエスは十字架で処刑されて3日目によみがえったと聖書にありますから、23日の日曜日の朝早く復活されたイエスは今日21日金曜日の午後に処刑されたことになるのです。
西欧諸国では、この「受苦日」を、喪に服す意味でBlack Friday とも呼び、イエスの十字架の苦難を示す語は、映画の題名にもなりましたが、Passionです。
しかし、実際には、イエスの苦難の金曜日は、GOOD FRIDAYと呼ばれているのです。
「受苦日」が「良い金曜日」? 不思議な取り合わせの言葉ですね。でもこの言葉に、クリスチャンの信仰があるんです。
こんなことを言ったら、仲間の日本人から、「おまえの言っていることは分らない」とのけ者にされるでしょうね。しかしそれは日本人の無智に基づくもので、欧米人には「苦悩の金曜日」ではなく、「良い金曜日」が、救いの教義として実感できるのです。
あるカトリックの司祭さんのおっしゃっている言葉をお聞きください。
{引用開始)
イエスは逮捕され、裁判にかけられた後死刑を宣告され、エルサレムのはずれにある丘の上で十字架に釘づけられて死にました(今、そこには大きな教会があります)。
しかし、イエスが殺された日を、英国その他の国々で、グッド金曜日(フライデー)と名付けるのは奇妙ではないでしょうか。
同じ日、男三人が十字架にかけられて死にました。二人はただの処刑だけでしたが、イエスの場合は全然違います。
十字架処刑の何日か前にイエスはこう言われました。
「私は羊のために生命をすてる。私は生命を再び受けるために捨てる。それ故、父は私を愛して下さる。誰も私から生命を奪い取ることはできない。私は自分でそれをすてる。(ヨハネ10:15,17,18)」
すなわち、イエスは敵に殺されたのではなく、自分から進んで私たちのために生命を捧げました。
イエスはユダヤ当局に反対すれば殺されるとご存じでしたが、私たちのために神へゆく道をひらこうと思われたので、彼らの形式的な間違った指導を打ち壊す必要がありました。
神が望まれた私たちの救いを成し遂げるためには、その方法しかありませんでした。
イエスが生命を捧げたのは、私たちのためだったのですから、私たちにとっては、本当にグッド金曜日、救いのよき日となったのです。
(引用終り)
ここが日本人には分らず、従ってイースターもいまいちピンと来ないのではないでしょうか。
十字架の意味もほとんどの日本人には分ってもらえません。電車の中で見かける若い女性−どうみてもクリスチャンには見えないのですが−胸や耳に十字架の飾りが光っています。
そんなことは夢にも知らず、かっこいいから十字架を飾りにしている女性が多いのですが、聖書註解書は、十字架とは何か?を次ぎのように説明しています。
(解説)
イエスの死の以前・以後を問わず,十字架は最も忌わしいもの,恐怖と屈辱の別名であり「絞首刑の方が磔刑よりも小さな刑罰である」とさえ言われた.
ユダヤ人にとっては木にかけられることは,神にのろわれたことを意味したから,十字架につけられたキリストを宣べ伝えることは「ユダヤ人にとってはつまずき,異邦人にとっては愚か」なものと映ったのも当然なことである(コリント第一1:23).
しかし、ヨハネは十字架そのものにイエスの勝利を見て,イエスが最期に「完了した」と語られたことを証言している(ヨハネ19:28‐30).このように贖いの道具として使われた十字架は,死,苦しみ,血などの語と共に救いの希望を暗示する重要なことばとなった.
(解説終り)
さて、日本人の中には、イエスという人物について関心を持つ人が少なくありません。
しかしその人たちのイエスのイメージは、彼は神について民衆を教えた、釈迦と並ぶ偉大な宗教家で、その教えは、「善人なおもて往生をとぐ。いわんや悪人をや。」と説いた親鸞と似ていると言います。
マタイの福音書 9:12 イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。
9:13 わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。」
日本人にとって、イエスの十字架処刑は、ひとりの宗教家の壮烈な殉教だったのです。
そして復活と昇天は後世の人たちが伝えた物語だと言います。
注)英雄不死伝説
後世の人々にとって、若くして死んだ義経に対する憐れみの思いは、義経は衣川で死んでおらず、奥州からさらに北に逃げたのだという不死伝説を生み出しました。
このような伝説、あるいは伝説に基づいて、史実の義経は北方に逃れたとする主張を、源義経北行説と呼んでいます。
この北行伝説の延長として、幕末以降の近代に登場したのが、義経が蝦夷地から海を越えて大陸へ渡り、成吉思汗(ジンギスカン)になったとする「義経=ジンギスカン説」なのです。(注終り)
イエスの復活と昇天も同じだというのです。
でも、イエスの復活がなかった、今日、クリスチャンは世のなかにはいないでしょう。・・これが復活の意味なのですが、「私は超自然的な奇蹟を信じるほど単純な人間ではない。もし宗教を選ぶとすれば、納得できる教えの仏教を選ぶ」と言う人は、日本には多いのです。
にもかかわらず、日本の総人口の1%近い人たちがクリスチャンであり、その中には本当の生き方を実感した人が多いと言うのはなぜでしょうか?
(続く)
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