ダビデ王のドラマ(8)王様万歳
発行日時: 2008/2/29王様、万歳 −ヘイスティングスの子供の聖書から(サムエル記下5―6章)−
ダビデをイスラエルの新しい王と宣言するために、ヘブロンの町にイスラエルのあらゆる部族が集まった。
ダビデは人々を連れて新たな首都となるべきエルサレムに行ったが、そこに住んでいたエブス人は町の門を開けることをこばんだ。そこでダビデの部下が数名、水くみのトンネルをさかのぼって町の奥に侵入し、内側から門の鍵を開けた。町に入ったイスラエル軍はまたたくまにエブス人を破り、エルサレムを占領した。
注)エルサレム:「ダビデの町」ともいわれるエルサレムは、イスラエルの政治と宗教の中心となった。しかし、今日あるイスラム教の「岩のドーム」は、ダビデが計画し、ソロモンが建設した神殿のあった場所に建てられている。
神の契約の箱が、歌ったり笛を吹いたり、タンバリンを打ち鳴らしたりしながら集まった数千人の群衆に守られてエルサレムに運ばれた。
町の門をくぐるとき、トランペットが鳴り響き、ダビデは喜びのあまり王の着物を脱いで、契約の箱の前で踊った。
注)踊り(歓喜の踊り):イスラエル人の踊りは、神にあたえられた喜びを表すひとつの方法であった。エルサレムに入るに当たって、イスラエルの人々は神に勝利を感謝し、神をたたえるために踊ったのである。
契約の箱(注:日本のおみこしをイメージしてください。似ています。)が、それを安置するためにつくられた祝いの幕屋に着くと、ダビデは焼きつくすささげものを主にささげた。それから人々を祝福し、集まった人々すべてに菓子とブドウ酒をふるまった。
ダビデの妻ミカルは、夫が群衆とわけへだてなく楽しんでいるのを窓からじっと見ていた。「イスラエルの王ともあろうかたが、群衆のなかにまぎれ込むなんて、何と恥ずかしいことでしょう」と彼女はなじった。
しかしダビデは答えていった。「神をたたえるのに恥ずべきことは何もない。恥ずべきはむしろ、そのことでわたしを軽蔑することだ」と。
それからダビデは、主をほめたたえる神殿を建てようと決心した。
注)契約の箱、幕屋、神殿、至聖所などの関係については、後に述べます。
注)サウルの娘ミカルは窓からこれを見下ろしていたが、主の御前で跳ね踊るダビデ王を見て、心の内にさげすんだ。(サムエル記6章20−23)
サム下6:20 ダビデが自分の家族を祝福するために戻ると、サウルの娘ミカルがダビデを迎えに出て来て言った。「イスラエルの王は、きょう、ほんとうに威厳がございましたね。ごろつきが恥ずかしげもなく裸になるように、きょう、あなたは自分の家来のはしための目の前で裸におなりになって。」
6:21 ダビデはミカルに言った。「あなたの父よりも、その全家よりも、むしろ私を選んで主の民イスラエルの君主に任じられた主の前なのだ。私はその主の前で喜び踊るのだ。
6:22 私はこれより、もっと卑しめられよう。あなたの目に卑しく見えても、あなたの言うそのはしためたちに、敬われたいのだ。」
6:23 サウルの娘ミカルには死ぬまで子どもがなかった。
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