今日もイエス様と共に:神を体験する(2)
発行日時: 2007/12/5霊的に礼拝に集中することが、神(父なる神、そのひと子であるイエス、そしてその霊である聖霊、すなわち三位一体の神)を経験するために必要です。神は霊だからです。
ところで、霊的といっても、霊とは何か?が問題になります。
日本人が常識的に思う霊と、聖書の神の霊とは、全くと言っていいほどに異なるものです。
日本人の多くが霊魂不滅を信じています。しかしその霊は人間の霊です。
日本人が考える霊とは死者の霊であることが多く、それは恐ろしいものというイメージがあって、神の霊とは何かを知るときの障害になっています。
仏教では「仏の霊」という言葉はありません。祖霊信仰は、仏教とは無関係の原始宗教で、それが後から仏教に結びついただけです。
日本人の知っている霊とは、アニミズムのような諸霊信仰あるいはそれから派生した神道の霊です。
注1.)アニミズム:
宗教の原初的な超自然観の一。自然界のあらゆる事物は、具体的な形象をもつと同時に、それぞれ固有の霊魂や精霊などの霊的存在を有するとみなし、諸現象はその意思や働きによるものと見なす信仰。
注2.)神道の霊
ある神道の解説書は次のように述べています。
太古の日本人にとって、神はいたるところに遍満していた。ときには山が神であり、海そのものが、あるいは岬、あるいは谷、あるいは森、あるいは石そのものが神であった。屋敷にも、井戸にも、神はいた。森羅万象が神の体現といってよかった。人間も、その神のある景色の一部に過ぎなかった。
民衆レベルの神々の世界とは、このように特別な意味づけを必要としない、あるもの、この世に存在するものの総体であった。まさに自然そのものといってよかった。
日本の固有な信仰である神道は、こうした世界の中から生まれてきた。
神とともにあるから、それを「カンナガラ(惟神)」といい、神の命を分け与えられて生きているから、人は「神の子」、生命は神の「ワケミタマ(分霊)」と考えられた。
人は、彼らの暮らす土地の神「産土神(ウブスナガミ)このおかげを被って誕生し、その他もろもろの神々と正しくつきあっていくことで四季の恵みを享受し、そして最後には、産土神に導かれて祖霊の世界に帰っていった。−この辺は聖書の思想と似ています。
聖書で言う神の霊は、神道で言う霊と多少は関係あるいは類似がありますが、本質的に異なり、かけ離れています。
聖書は人間の霊と神の霊について、その関係について詳しく述べています。
ここでは、霊を、人間の霊、神の霊、そして悪い霊の3つに分けて考えると分かりやすいでしょう。
解説は、聖書辞典に頼ります。
非物質的無形的存在である霊は,旧約では〈ヘブル語〉ルーアハ(「息をする」「吹く」に由来する語)で表されている.ギリシヤ語ではプニューマで,息(第二テサロニケ2:8),風(ヨハネ3:8)の用法以外は,ほとんどが,神,人,他の被造物の霊として用いられている.
(1)人間の持つ霊.
第一テサロニケ5:23から,人間は,霊,たましい,からだの3部分より成るという説もあるが,たましい(〈ヘブル語〉ネフェシュ,〈ギリシャ語〉プシュケー)と霊は,旧新約共,同義語的に,また並列的に使われている(イザヤ26:9,ルカ1:46‐47).
神は「いのちの霊」を人間に与え(創世記2:7,イザヤ42:5,ゼカリア12:1),死と共に,その霊はそれを授けてくださった神の御手に帰る(伝道の書、コヘレトの言葉12:7).
霊は,人間の本質的生命原理として,洞察と感情と意志の源である.人の霊は,考え(イザ14:24),喜び(ルカ1:47),憂え(イザ61:3),落胆する(出6:9).
ここで重要な聖書の教えは、神の霊(つまり聖霊)が人のうちに宿る時,「神の霊の実」である力と愛の霊を豊かに持つことが約束されている(第二テモテ1:7)ことである.
また,死より贖われたキリスト者の霊は,キリストの再臨の時に復活のからだによみがえることを待ち望むのである(第一コリント15:23.黙示録20:4).
(2)霊としての神.
ヨハネ4:24に「神は霊ですから,神を礼拝する者は,霊とまことによって礼拝しなければなりません」とあるように,霊は神の本質であり,聖霊なるお方として示されている.
(3)悪しき存在としての霊.
偽預言者の霊(第一列王記22:21‐23,第一テモテ4:1),汚れた霊(マタイ10:1),悪霊(士師記9:23,第一サムエル記16:14)などがある.人間は神の霊なる聖霊に従うか,「不従順の子らの中に働いている霊」(エペソ2:2)に服するかであり,霊が神からのものかどうか吟味するように命じられている(第一ヨハネ4:1‐6).
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