神なき人々のための聖書(24)
発行日時: 2007/12/3宗教とは何かに対する常識的な答えは、例えば広辞苑によりますと
「何らかの超越的絶対者、あるいは卑俗なものから分離され禁忌された神聖なものに関する信仰・行事。」です。
これにあてはめれば、仏教・キリスト教・イスラム教という世界の三大宗教は確かに宗教です。
ところがそれらの成立過程を考えますと、キリストとイスラム教は啓示宗教で、長い歴史の中で、人間が預言者によって神の語りかけけを聞いて成立しました。
歴史は浅いですが天理教もそうだといえましょう。ほかにも神からの啓示を受けたとして教祖が現れますが、歴史の試練に耐えないもの、教祖の独りよがりとしか思えないナンセンスなものばかりです。
キリスト教と、その前身とも言えるユダヤ教やイスラム教は同じ神から出ていますが、天理教の神は全く違って、その啓示内容はキリスト教と比較すれば、貧弱なものです。
ところで仏教は、上記の宗教の定義に当てはまるでしょうか?
仏教の信仰対象となっている釈迦牟尼仏、阿弥陀仏、観音菩薩、大日如来などの仏は、「何らかの超越的絶対者、あるいは卑俗なものから分離され禁忌された神聖なもの」でしょうか?
まず釈迦は、実在した偉大な人生哲学者でしたが、人間ですからこの定義には該当しません。
阿弥陀仏をはじめとする仏は、人間が考えついて生み出した想像上の仏ですから、「何らかの超越的絶対者、あるいは卑俗なものから分離され禁忌された神聖なもの」であるかは、考え出した人間がそう決めたことに過ぎません。
また釈迦を拝むのは、釈迦という人間を神格化した結果で、それは釈迦自身が望んでいたことではありませんでした。
仏教では本来は「何らかの超越的絶対者、あるいは卑俗なものから分離され禁忌された神聖なもの」ではない人間を、人間の手で神格化し、また人間が想像しているに過ぎない存在を神聖化して、拝んでいるのです。
日本人はそのようなナンセンスを平気でします。
初詣で、明治神宮に行って明治天皇を拝むのも、川崎大師と呼ばれる寺で弘法大師を拝むのも、ナンセンスだとは思わないのです。お年寄りならまだしも若い人たちでさえそうします。
七五三に子供を連れて行く神社に祭られている神は、日本神話の神であったり、歴史上の英雄を神格化した存在であったりして、「何らかの超越的絶対者、あるいは卑俗なものから分離され禁忌された神聖なもの」ではないのです。
そうでないものをそうだとして、子供の成長を祈願することに疑問を感じない親たちが多くいます。
でもそれが宗教だというのなら、日本人の宗教はアニマティズムやアニミズムの域を出ていません。
アニマティズム(animatism):自然界の事物に霊的な力や生命力が秘められていると考え、この力を生活に取り込もうとする信仰。
アニミズム(animism)
自然界のあらゆる事物は、具体的な形象をもつと同時に、それぞれ固有の霊魂や精霊などの霊的存在を有するとみなし、諸現象はその意思や働きによるものと見なす信仰。
アニマティズムもアニミズムいずれも宗教の「原初的な超自然観」です。
さらに世界各国には神話がありますが、その中に出てくる神々はいずれも人間が考え出した想像上の存在です。
想像することは自由ですが、「何らかの超越的絶対者、あるいは卑俗なものから分離され禁忌された神聖なもの」として拝むとすれば、それは原始的な宗教の域にあります。
参考:出雲大社(いずもたいしゃ)
島根県ある日本最古の神社建築の様式を持つ神社。祭神は大国主命。天之御中主神(あまのみなかぬしのかみ)、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)、神皇産霊神(かみむすびのかみ)、宇麻志阿志軻備比古遅命(うましあしかびひこじのみこと)、天之常立神(あまのとこたちのかみ)。
さらに日本人の宗教には、仏教と結びついた「祖霊信仰」と神道と結びついた「英雄崇拝」があり、いずれも宗教だと考えられています。
しかし、祖先や歴史上の英雄が「何らかの超越的絶対者、あるいは卑俗なものから分離され禁忌された神聖なもの」と言えるのでしょうか。
自分でそう考えているに過ぎないのでしょう。
祖先崇拝(ancestor worship) とは、祖先が子孫の生活に超自然的な影響をもたらすという信仰に基づく宗教的な行動で、東アジアではその儀礼を祖先祭祀という。
祖先を大切にすることは、親を大切にすることと同じですが、「祖先が子孫の生活に超自然的な影響をもたらす」という信仰は、原始的なものではないでしょうか。
英雄崇拝とは、英雄の非凡な才能・人格を賛美して、これをあがめたっとぶことで、それ自体は人間の心情から出ていますが、その英雄を神格化して拝むとなると宗教になります。
でも、その対象である英雄が、「何らかの超越的絶対者、あるいは卑俗なものから分離され禁忌された神聖なもの」に該当するでしょうか。
「何らかの超越的絶対者、あるいは卑俗なものから分離され禁忌された神聖なものに関する信仰・行事。」が宗教であるとすれば、日本人の宗教は、仏教、神道、祖先崇拝、英雄崇拝、自然崇拝(山岳信仰など)を含めて、アニマティズムやアニミズムのような原始的宗教の域を出ていないのではないでしょうか?
このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます
- 成長するクリスチャン
- 子供の成長を願わない親はいませんね。同じように神様は、その子となったクリスチャンが、聖書の全てのみ言葉を栄養にして、大人に成長するように願っておられ...
- 聖書からのショートメッセージ
- 関西人クリスチャンのHallelujah!!です。聖書からの短いメッセージで、あなたに元気を贈ります。永遠のいのち、十字架、罪、赦し、救い、癒し、祈...
- まだこれから...
- まだ、これからいい出会いがいっぱい待っているかもしれません。30代、40代、50代の方のためのメル友探し。 60代の方もご利用ください。 ほんとうの...
- 『ちょっといいこと。』〜名言&プチ・ボランティア〜
- 一日3本、みんなでポイ捨てタバコを拾っていく、読者参加型のボランティア・マガジンです。なんと、メルマガ創刊から9ヶ月で、合計本数・68,000本を突...
- 週刊最強のメールフレンド
- アドレス非公開でメールフレンド探し!貴方だけの私書箱ボックスにメールが入ります。メルマガとのドッキングで効果抜群!女性はメールをしただけ素敵な商品を...
![メルマガスタンド[メルマ!]](/img/common/melma_logo.gif)








