命(2)
発行日時: 2006/12/30日本人にとって「命」とは何でしょうか?
生物や人間の生きてゆく原動力、すなわち生命、あるいは一生(生涯)、そんな感覚あるいはイメージでしょう。
聖書は、すべてのいのちは神が与えられた貴重なもので(イザ42:5)、神に従属しており(申32:39,詩104:29)、人が死ねばそれは神のもとに帰る(ヨブ34:14,伝12:7)と言います。
と言っても、ほとんどの日本人はそうは信じません。
死んだあと、残された人々に冥福を祈って供養をしえもらえれば、(回忌の法事、盆や彼岸の墓参、僧侶の読経など)、阿弥陀仏が住む極楽浄土に永遠に生きると信じています。
また、法華経こそが釈迦の真の教えであるとする創価学会の人たちは、その教義に基づいて、現世成仏の道に勤しめば、死後は宇宙の大生命に溶け込むことができると信じています。
どの宗教も霊魂不滅を信じますが、仏教では、インド思想の輪廻(衆生が三界六道に迷いの生死を重ねてとどまることのないこと)が根底にありますから、仏法を守らない人たちには、死後の平安はないことになります。
生前に仏法を守らなくても、死後に供養してもらえば、輪廻転生の苦しみから逃れられるとか、死ねば誰もが仏になれるなど、日本人の信仰は実にいい加減です。
そんな日本人が今年の漢字に「命」を選んだとしても、命について深く思うこともなく、命の大切さを口にしているに過ぎないのではないでしょうか。
その証拠に、「なぜ命が大切なの?」と子供に聞かれて、正しく答えられる親や先生はどれだけいるでしょうか。
年末になってしまいましたので、「命」についての書き込みは今日でいったん終わりにしますが、最後に聖書が教える命について、聖書事典を参照して、要点を書きとどめておきます。
神に起源を持つこの「いのち」を人は奪ってはならず(創9:5,出20:13)、またそのいのちが宿る血を流すことも禁じられている(レビ17:11‐12)。
人の罪と咎(とが)は神との交わりを絶ち、人は死のさばきを受けなければならないが、聖書には神のあわれみによる回復と「死後のいのち」が約束されている(イザ53章,エゼ37:14)。
イエスは「永遠のいのち」を持つことができるが(ヨハ1:4)、それは、イエスを信じるすべての人に豊かに与えられる(ヨハ10:10,17:2)。
それは病人をいやし(マコ2:4)、死者をよみがえらせ、からだの生命を強め与えるばかりでなく、道、真理を与える。信仰によってイエスに結びつく者はみな、「霊的いのち」、「復活のいのち」が与えられる(ヨハ3:36,11:26)。
その愛のゆえに、自ら進んでいのちを捨て(!)ヨハ3:16)、そして再びいのちを得て(ヨハ10:17)、人を生かす御霊となられたイエスによって(!)コリ15:45)、「霊的いのち」が、その民に与えられている。
この霊的いのちの完全な成就は、キリストの再臨に結びつけられており、いのちそのものであるキリストが現れる時に実現する(コロ3:4)。
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