私たちはなんのために生きているのでしょうか?どうしたらもっと生きがいのある人生を送れるのでしょうか?それは聖書のイエス様と共に生きること。みんなで本当の生き方を分かち合いませんか?
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クリスチャン評論:教育基本法(1)
発行日: 2006/11/23昨日、参議院で行われた教育基本法改正の集中審議では、教育に関わっている、あるいは関わっていた議員たちと首相、文部科学大臣などの間で、質問と意見の交換がされました。
私は日本の政治指導者と国会議員の教育に関する考え方に興味を持って、国会中継のすべてを視聴しました。
関心は特に、新しい法案(理念法)に組み込まれた宗教に関する事柄でした。
(宗教教育)
旧法案
第九条 宗教に関する寛容の態度及び宗教の社会生活における地位は、教育上これを尊重しなければならない。
新法案
第十五条 宗教に関する寛容の態度、『宗教に関する一般的な教養』及び宗教の社会生活における地位は、教育上尊重されなければならない。
『 』は、改正案で追加された部分
旧法案=新法案
国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしては
ならない。
新しく追加された『宗教に関する一般的な教養』という表現は、「国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない」とする限定はあっても、現代日本における宗教教育の必要性を強調したものと受け取れます。
クリスマスはキリスト教、新年は神道の神社の初詣、結婚式はキリスト教、葬式は仏教という宗教的な混乱と無知の反省があるのでしょうか。
あるいはオーム真理教のような社会秩序破壊の危険な宗教、霊感商法、あるいはいかがわしい教祖がとりしきる新興宗教にはまり込まないためでしょうか。審議過程は私には分かりませんが、この内容が改正法案に盛り込まれたことは、よいことだと思います。
日本人の宗教的無知を私はいつも強く訴えていますが、それが何らかの形で法案に含まれたことは歓迎すべきです。
公立学校で特定の宗教の教育をすることは禁止され、政治と宗教の分離は日本の政治の原則となっていますが、だからと言って宗教に関する無知は反省すべきでしょう。
公立学校にあっても、宗教概論の講義が行われて、宗教に対して正しい知識が広がることは、望ましいことです。
しかし、昨日の参議院での首相や文部科学相の答弁を聞いていると、その人たちがまず宗教概論の講義を受けていただきたい気がします。
昨日の集中審議で、こんなやり取りがありました。
私の聞き違いや勘違いもあるかもしれませんが、大体において次のような内容でした。
議員:アメリカ大統領の就任式で、大統領は聖書に手を置いて宣誓します。
キリスト教国とはいえ、政治と宗教の分離が厳しく定められている国において、国民は聖書に手を置くことに反対するどころか厳粛な、敬虔な心でそれを受け止めます。
日本の総理にも、そのような敬虔な政治姿勢といったものが必要なのではないでしょうか?
総理:私は、信任式で宮中に参りましたが、そのときにそのような敬虔な気持ちになりました。
議員:法律を作っても必ずその穴を潜り抜ける者がいる。それをなくすのは、法律以前の問題としての、神であれ仏であれ、宗教ではないのでしょうか?
文部科学大臣:日本にはお天道様が見ているから、悪いことはできないと昔から言われている。(注1)
注1)天道(てんとう):天地を主宰する神。太陽(「おてんとうさま」とも言う)
文部科学大臣のその他の発言から:
日本には「道」と言うものがあり、新渡戸稲造先生は、「武士道」という本を、先生のアメリカ人の奥様に教えるためにも書かれている。(注2)
注2)武士道 ぶしどう:わが国の武士階層に発達した道徳。鎌倉時代から発達し、江戸時代に儒教思想に裏づけられて大成、封建支配体制の観念的支柱をなした。忠誠・犠牲・信義・廉恥・礼儀・潔白・質素・倹約・尚武・名誉・情愛などを重んずる。
日本人は自然を畏敬していた。その心が今も必要で、子供たちには自然を愛し、また優れた芸実に触れる機会を与え、知徳体の育成を図りたい。
現行の教育基本法が制定されたのは、「日本の伝統や文化を否定した」アメリカ軍の占領下であったのだから、新しい教育基本法では、日本の文化と伝統を尊重することを謳っている。(注3)
注3)現行教育基本法案
前文
われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の
福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきもので
ある。
われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にして
しかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。
ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するため、この法律を制定する。
第一条(教育の目的)
教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な
国民の育成を期して行われなければならない。
改正教育基本法案 『 』は改正点
前文
我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。
我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、『公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し』、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。
ここに、我々は、日本国憲法の精神にのっとり、我が国の『未来を切りひら拓く』教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律:を制定する。
第一章教育の目的及び理念
(教育の目的)
第一条 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
(続く)
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