リバイバル(4)
発行日時: 2006/11/7教育現場で最近起こった問題に関して、「履修単位が不足すれば卒業はできないという法の穴を抜けるような姑息な手段をこの国の将来を担う若者たちに与え、形だけ整えればよいといった処世術を教えることにはならないのだろうか?」と指摘する人は少なくありません。
そのことを苦にして自殺された校長がおられました。時を同じくして、いじめを苦にして自殺した子供についての報道も相次ぎました。
このような時にあたって、「必要なのは国家のための人づくりである教育基本法改正でなく、いじめや高校履修もれ問題だ」と指摘する声があります。
教育基本法改正といじめや高校履修もれ問題は、マスメディアが巧みに関係付け、意図的に作り上げたことで、法案成立とは関係ないという政治指導者がいます。
教育基本法改正に関連したタウン・ミーティングで、内閣府の指示に従って賛成の発言をした人がいたという報道がありましたが、本当のようです。
教育基本法改正の採決が迫っているこのときになぜ、教育の根幹にもかかわることが起こるのでしょうか?
偶然だという人もいます。今まであったことで、この時期にマスメディアが関連つけて煽っているだけだという人もいます。
マスメディアはしばしば不正を取り上げますが、正義の味方であるというよりは、視聴者や読者の興味を引き付けるためではないかと思われる時があります。
ところで、今日本に起こっているこのようなことについて、人それぞれに受け止め方は違いますが、クリスチャンはどう思っているのでしょうか。
クリスチャンにもいろいろな考え方があります。
政治的なことにクリスチャンは介入すべきではないという人は、次の聖書箇所を引用します。
マタイ 13:24 イエスは、また別のたとえを彼らに示して言われた。「天の御国は、こういう人にたとえることができます。ある人が自分の畑に良い種を蒔いた。
13:25 ところが、人々の眠っている間に、彼の敵が来て麦の中に毒麦を蒔いて行った。
13:26 麦が芽生え、やがて実ったとき、毒麦も現われた。
13:27 それで、その家の主人のしもべたちが来て言った。『ご主人。畑には良い麦を蒔かれたのではありませんか。どうして毒麦が出たのでしょう。』
13:28 主人は言った。『敵のやったことです。』すると、しもべたちは言った。『では、私たちが行ってそれを抜き集めましょうか。』
13:29 だが、主人は言った。『いやいや。毒麦を抜き集めるうちに、麦もいっしょに抜き取るかもしれない。
13:30 だから、収穫まで、両方とも育つままにしておきなさい。収穫の時期になったら、私は刈る人たちに、まず、毒麦を集め、焼くために束にしなさい。麦のほうは、集めて私の倉に納めなさい、と言いましょう。』」
この世と教会を「両方とも育つままにしておきなさい」(マタイ13:30)は、この世に生きるクリスチャンのあり方だというのです。
教育基本法の改定は、政府がするままに任せておきなさいということかもしれません。
上記のイエスのたとえは、これを表面的に解釈すると、政治と宗教とは関係ないとする分離主義、あるいは政治の中に宗教も生かされるとする妥協主義(あるいは日和見主義)に導かれるかもしれません。そうでしょうか。
パウロはこの世と教会のかかわりを、より深い社会的な倫理的な次元で捉えて、こう言っています。
1コリント 6:12 すべてのことが私には許されたことです。しかし、すべてが益になるわけではありません。私にはすべてのことが許されています。しかし、私はどんなことにも支配されはしません。
これらについて考えるとき、私はこう思います。
マタイ13:30 収穫まで、両方とも育つままにしておきなさい。収穫の時期になったら、私は刈る人たちに、まず、毒麦を集め、焼くために束にしなさい。麦のほうは、集めて私の倉に納めなさい、と言いましょう。」はクリスチャンにとっての「終末の希望と確信」です。
だからといって、漫然とその日を待つのではなく、この世で「毒麦」と一緒になってでも、主のわざを行うという道を歩むことがクリスチャンに求められているのではないでしょうか。
それは、はっきりとみ言葉を伝え続ける勇気と忍耐です。
クリスチャンにとっては、教育基本法の原点は、十戒にはじまる神のみ言葉にあると私は考えます。
それは聖書に次のように記されているからです。
箴言
1:7 主を恐れることは知識の初めである。愚か者は知恵と訓戒をさげすむ。
1:8 わが子よ。あなたの父の訓戒に聞き従え。あなたの母の教えを捨ててはならない。3:6 あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。
3:7 自分を知恵のある者と思うな。主を恐れて、悪から離れよ。
3:8 それはあなたのからだを健康にし、あなたの骨に元気をつける。
コヘレトの言葉
12:1 あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうちに、また「何の喜びもない。」と言う年月が近づく前に。12:2 太陽と光、月と星が暗くなり、雨の後にまた雨雲がおおう前に。
申命記
6:5 心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。
6:6 私がきょう、あなたに命じるこれらのことばを、あなたの心に刻みなさい。
6:7 これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。あなたが家にすわっているときも、道を歩くときも、寝るときも、起きるときも、これを唱えなさい。
政府の教育基本法改定のこの時期に起こっていることを、私は神からの警告と捉えないではいられないのですが、皆様はどのような立場をおとりになりますか?
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