皆様へ(続き)
発行日時: 2006/11/2私が、このメールマガジンを聖書の教義に重点をおいたメールマガジンとしていることに、暖かい励ましをいただいている一方で、批判もあります。
そのひとつは、聖句を素直に受け止めないで難しくしている、信仰に神学は要らないとする考え方です。
神学は信仰を助けるどころか害になることは、神学書を読みふけって聖書を読まなかった私の過去がそれを証明します。
このメールマガジンでは、私は時に聖書辞典を引用して、神学的な解説をしますが、それは聖書をより深く理解するためです。
素直に聖書のみ言葉を信じて行うことができるならそれが一番ですが、批判的に物事を考えるように訓練された現代人にとって、聖書の真髄に触れるためには、ときには哲学的あるいは神学的考察によることもまたひとつの手段になるでしょう。
しかしそれはあくまでも、その都度用いるひとつの手段であって、手段が目的ではありません。
モーセは言っています。
申命記 30:14 まことに、みことばは、あなたのごく身近にあり、あなたの口にあり、あなたの心にあって、あなたはこれを行なうことができる。
パウロも言います。
ローマ 10:9 もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。
10:10 人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。
10:11 聖書はこう言っています。「主に信頼する者は、失望させられることがない。」
すでに成長したクリスチャンなら、これらの言葉を聞いて心底から「アーメン」と言えますが、そこに至るには時間がかかったはずです。また「アーメン」という声が、その方の心の深いところからか、あるいは浅いところからかの差があります。
「主に信頼する者は、失望させられることがない」が、実感として心にとどまるには、クリスチャンとしての人生を経験し、また多くの証しを聞く必要があるでしょう。
私が教義と言うと、それは聖書の難しい理屈をもてあそぶことだと誤解なさる方がいらっしゃいますが、教義=神学ではありません。
聖書は系統的に書かれていませんから、短いみ言葉だけを断片的に読んだのでは、十分に理解できないのです。
教義とは鋏と糊とを使って聖書をわかりやすくまとめることで、難しい理屈を教えるものではありません。
教義の基本は、理屈で聖書を理解するのではなく、「聖書を通じて聖書を学ぶ」ことにあります。
聖書はすべてが神のみ言葉ですから、あるとき聖書を開いて、偶然目に触れた聖句が深く心に記されることは珍しくありません。それを理屈で捉えようとするのではありません。
そのときに与えられたみ言葉は、その方にとって非常に重要な意味があります。その方の人生を変えることさえあります。
それを無理に教義に結びつける必要はありません。しかしそれが自分勝手な解釈であることもないとはいえません。「与えられた霊が神からのものかどうかよく吟味しなさい」は聖書の戒めのひとつです。
与えられたみ言葉がさらに深い意味をもつにもかかわらず、自分の判断で、浅く捉えていることもありますし、時には間違いもないとはいえません。ですから、与えられたみ言葉を教義に照らして、それを自分にとって確実なものとすることは大切で、教義はそのためのものとも言えましょう。
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