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湯河原に面白い政治家がいる。元宣教師の彼は、汚れた政治の世界に我慢ならない。腐敗した政治と社会を浄化したい。破壊された自然環境を回復するために役に立ちたい。エゴ社会をエコ社会に変えたい。そのような使命を持つツルネンが貴方に毎週新鮮なメッセージを送る。




ツルネンメルマガNo:342 「遺伝子組み換えの危険性」

発行日: 2008/7/23

ツルネンメルマガNo:342 

「遺伝子組み換えの危険性」

 残念ながら、日本でもついに作物の遺伝子組み換え(GM)の流れが食い止められなくなってきた。そのもっとも大きな原因には、食糧価格の高騰と地球温暖化の危機が挙げられる。食糧価格高騰の原因には気候変動がもたらす干ばつもあるが、アメリカなどでトウモロコシなどの食用農産物から大量にバイオエタノールが生産されていることも大きな原因の一つとなっている。
 トウモロコシや大豆などを大量に生産するにはGM技術がもっとも有効であるとアメリカが主張するのは今に始まったことではないが、温暖化がGMビジネスの追い風になっている。食糧危機から世界を救うためにはGM技術しかないと、GMをビジネスにしている企業は主張する。その先頭に立っているのがモンサント社(米国)である。モンサント社はすでにGM技術の知的所有権を独占し、世界の主要作物の種子支配を狙っているといわれている。モンサントの経営者は、「環境を保護しながら、増える食料需要を満たさなければならない。私たちはその役割を果たしていく」と宣言している(2008.7.20朝日新聞より)。

 アメリカで生産されているトウモロコシや大豆などの作物のほとんどがGM作物になっているため、それらの作物を輸入に依存している日本が、GMでないトウモロコシや大豆を手に入れることは極めて困難となっている。あるいは価格が以前の倍ほどになっているので買うことができない。
 日本で安全性審査を終えたGM食品は、トウモロコシ、なたね、じゃがいもなど80品種を超えるが(2008年2月現在)、まだ実験室の栽培しか例がない。しかし、商業的に栽培するようになるのもおそらく時間の問題であろう。また、加工食品の中にはGM作物を材料に使ったものがたくさんある。我々は、知らないうちに多くのGM作物を食べているのだ。GM作物の割合が5%以内であれば表示が不要とされている現行の表示制度の改正も急務である。

 GM食品については賛否両論がある。それぞれの主張をいくつかあげてみよう(参考:「NO! GMO Campaignウェブサイト」):
GM推進派の主張:
・GMは食糧難を救い、地球環境問題を解決。
・GMは有用遺伝子を種の壁を超えて他の生物に導入できるため、生物の改良の範囲を大幅に拡大できる(私から言わせれば、「今まで神様にしか出来なかったことを人間が出来るようになった!」ということだ)。
・遺伝子組み換えは安全
 GM技術の実験は長年にわたって数多く行われてきたが、大きな事故・事件の発生例は報告されてないという。

GM反対派の主張:
・GM技術の影響はまだ未知である。
 現在の技術で出来るのは、目的の遺伝子を宿主生物の細胞に「潜り込ませる」だけで、その先の「組み込み」は生物任せである。遺伝子がどこに入ったのかも分からず、どのように変化しているかも分からない。将来的にどのような影響がその生物に現れるのかも当然わからない。
・実際に「GMジャガイモでラットに成長障害」や「害虫以外の蝶の幼虫が死んだ」などの報告も出ている。

  GM食品を生産している企業の主張は、「食糧危機に備えるため」とあるが、世界の現在の人口が必要とする量よりも食糧の生産量の方が多いということは事実だ。問題は、食糧の分配にある。食糧が平等に分配されれば、地球には飢える人は居なくなるはずだ。

 最後に、GM食品の広がりを抑えるためにも、有機栽培を広げ質の良い食糧を提供していくことが食の安全と大地の安全のために不可欠である。また、日本の食糧自給率を上げて、自国の安全な食べ物を消費することも大切なことである。このことを、このメルマガを読んでくださっている皆さんはすでに意識されていると信じているが、いかにして我々の仲間を増やせるかが我々の共通の課題である。


       頑張りましょう  有機の人 ツルネン マルテイ

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