湯河原に面白い政治家がいる。元宣教師の彼は、汚れた政治の世界に我慢ならない。腐敗した政治と社会を浄化したい。破壊された自然環境を回復するために役に立ちたい。エゴ社会をエコ社会に変えたい。そのような使命を持つツルネンが貴方に毎週新鮮なメッセージを送る。
- 最新号:2008-10-08
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ツルネンメルマガNo:335 「日本の発信力の強化」
発行日: 2008/6/3
| ツルネンメルマガNo:335 「日本の発信力の強化」 私が所属する参議院の「国際・地球温暖化問題調査会」では、今国会の間に二つのテーマについて活発な調査が行われた。テーマの一つは「地球温暖化問題」。もう一つは国際問題の中の「日本の発信力の強化」であった。先日、調査内容が中間報告にまとめられたが、今回のメルマガでは後者の報告について私の感想を書きたい。 調査会はほぼ毎週1回、3時間行われ、最初の1時間で数名の専門家の意見を聞き、残りの2時間でそれに対する質疑が行われる。国会の通常の委員会では質問者が予め決められ、一人の質問時間がある程度長いので、1回の委員会で数名しか質問できない。しかしこの調査会では一人の質問時間を3分程度にしぼり、25人のメンバーが殆ど毎回質問する。だから委員会よりも活気があり、私も毎回参考人に質問したり自分の意見を発表したりすることができた。 「日本の発信とは、一言で言えば、日本の真の姿・魅力や日本人の考え方などを諸外国に伝えることであり、それは、日本が国際社会において信頼と尊敬を得ることに役立つものである」と報告書には定義されている。 調査会では、日本の魅力をいかに上手く伝えることができるかに意見が集中した。言うまでもなく、日本の魅力を伝えることは大切なことだと私も考える。海外における日本への関心を高めるためにも、伝統文化に加え、アニメなどのポップカルチャーに対する理解を深めてもらうのも必要なことだ。 しかし、日本の魅力を伝えることだけが「真の姿」を伝えることにはならないと私は思う。日本社会には過去にも現在にも深刻な問題がある。過去には、日本が国として過ちを犯したこともあった。それを素直に認め、反省する姿勢を示すことも大切ではなかろうか。 あるいは現代社会においても、社会の病的要素が以前より深刻になってきたことを、我々日本人はよく知っている。例えば、犯罪・自殺の増加、格差の拡大、さまざまな環境問題や自然破壊などである。これらも日本の「真の姿」の一部であるはずだ。そしてそれらの問題にいかに取り組んでいるかを他国に伝えることも大切なことではないだろうか。 日本のありのままの姿を発信することはもちろん大切であるが、すばらしいことだけを伝えようとすると、かえって信頼を失うのではと私は心配するのだ。このことを調査会で自分の意見として発言したところ、「もっともだ」と賛同したメンバーもいた。 もちろん、外国人が日本を訪れれば社会の問題を自分の目で確かめることができる。また、外国のマスコミも日本の問題について自由に伝えることができるし、インターネットでも日本の問題点を知ることは可能だろう。しかし私が言いたいことは、我々日本人が日本という国の魅力だけでなく、「影の部分」も伝えることによって、同じような悩みを持つ国の参考となり、何らかの国際貢献にもつながるのではないか、ということである。 いずれにしても、この調査会のメンバー全員が党派を超えて調査会の内容や進め方を非常に高く評価した。委員会によっては政策に対して与野党の対立が激しくなることがあるが、この調査会ではそのような姿勢が全くみられない。いかにして国際社会の中の日本の役割を高めることができるか、メンバー全員が真剣に意見交換を行ったと思う。秋の臨時国会からまた新たに調査会の活動が始まるので、私も引き続きメンバーになりたいと思うが、民主党では秋にメンバーの入れ替えがあるのでどうなるかは分からない。 私は夏休みなどに母国フィンランドへ里帰りする際、しばしば日本の現状について話すよう頼まれる。基本的に先ず、日本の伝統的文化、社会の良さや特徴について説明をするが、やはり社会の負の問題についても触れる。それは、日本がいかにすばらしい国であるとしても、他の国と同様に問題もたくさんあるからだ。しかし、それらを隠さず日本の真の姿を伝えるようにすれば、フィンランド人たちも理解し、日本に対する親しみをより深く感じてくれるようになると思うのである。 ツルネン マルテイ ツルネンのホームページ |
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