湯河原に面白い政治家がいる。元宣教師の彼は、汚れた政治の世界に我慢ならない。腐敗した政治と社会を浄化したい。破壊された自然環境を回復するために役に立ちたい。エゴ社会をエコ社会に変えたい。そのような使命を持つツルネンが貴方に毎週新鮮なメッセージを送る。
- 最新号:2008-09-29
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ツルネンメルマガNo:332 「沖縄を自然回復のモデルに」
発行日: 2008/5/14
| ツルネンメルマガNo:332 「沖縄を自然回復のモデルに」 2002年に策定した「民主党・沖縄ビジョン」の再改訂版を作成することになった。私は、当初からこの「沖縄ビジョンプロジェクトチーム(PT)」の環境と教育の担当者であったが、引き続きその任務を担うことになった。 今年8月までの改訂に向けて、PTの視察団5名のメンバーで今月11−12日に現地視察を行った。参議院本会議が12日に開かれたため、私は11日のみの参加となったが、一日だけでも沖縄の状況について多くを学ぶことができた。ここでは一つの視察先を中心に報告をする。 宮古島では3年前から、燃料用エタノール製造とE3実証試験が行われているが、その沖縄製糖宮古工場内のバイオエタノール生産施設を視察した。この事業は、沖縄や日本だけでなく世界全体の環境回復への取り組みに大きな夢を与える可能性のあるものだと感じた。今まで農業生産の残さの多くは、リサイクルされずに廃棄物として捨てられていたが、ここではサトウキビを100%リサイクルできることが証明されている。同じように農業のあらゆる残さについてもリサイクルが可能であると考えたのだ。 宮古島の施設ではサトウキビから砂糖を生産したあとの材料が、すべて環境回復や農業のために利用されている。バイオエタノールの材料になるのは砂糖に利用できない糖蜜であるが、他の残さでは電力もつくれるし、質のよい有機肥料もできる。例えば、今まで産業廃棄物として問題になってきた牛などの糞尿も、サトウキビ残さで作られた堆肥に混ぜれば立派な有機肥料になると説明された。もしその肥料を有用微生物(EM)によって発酵されれば効果はさらに上がる。したがって、バイオ燃料の生産は地球温暖化対策だけでなく農業や他の産業の活性化にもつながっているのだ。 現段階では、宮古島のバイオエタノール事業は環境省だけの所管になっており、これは非常に残念である。今後はぜひ、農林水産省もこの事業に加わるべきだと我々は考えている。 日本で現在使われているバイオエタノール燃料は、「E3燃料」である。その意味は、バイオエタノールを3%だけガソリンに混ぜた燃料ということである。世界にはE5やE10、E85そしてE100燃料を導入した国もある。 サトウキビの残さのみでは大量のバイオエタノールを生産することができないが、バイオ燃料はほかの多くの有機物からも生産できるので、将来的には日本でもガソリンに代わる燃料として、あらゆる有機物が電力や燃料の源になるだろう。ただ、食料になるような農産物からエタノールを生産することは絶対やめるべきだと、私は以前から警告している。 沖縄ではサトウキビが最近まで十分に活かされてこなかったが、バイオエタノールの生産とそれに関連する事業により、自然回復や環境にやさしい新しい産業という大きな恵みをもたらすと期待できるのだ。さらに、宮古島のバイオエタノール施設で開発されている技術が世界でもトップレベルであると聞いて、その技術を世界に分かち合うことも日本の国際貢献の一つになると期待できる。 「沖縄ビジョン」には環境回復のほかにも多岐にわたって様々な課題がある。たとえば、観光産業。現在、年間500万人の観光客が訪れているが、今後10年で1000万人まで増えるという予測がある。観光産業を、いかにして環境を破壊しないようなものにするのかも大きな問題の一つである。エコツーリズムが盛んになっても、それだけでは観光産業を進めることにはならない。 また、リゾート開発のために相変わらず沖縄の自然の宝である干潟の埋め立ても進められているし、化学肥料や森林破壊による赤土の流出対策も未解決のままになっている。 さらに、教育の問題も私に与えられた重要テーマである。とくに昨年の学校教科書検定問題でも民主党の見解が求められる。次回の沖縄訪問ではこの問題に対する民主党の対策をまとめることにもなるだろう。 今回の視察ではそれぞれの政策関係者の意見を聞くことも、ビジョン改訂に大きく役に立った。今後は、前回の改訂の時と同様、民主党沖縄県連の地方議員、連合、それに有識者たちとの意見交換も行うことになっている。 この沖縄ビジョンについては、これからもメルマガで皆さんに報告するので期待していただきたい。 ツルネン マルテイ ツルネンのホームページ |
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