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湯河原に面白い政治家がいる。元宣教師の彼は、汚れた政治の世界に我慢ならない。腐敗した政治と社会を浄化したい。破壊された自然環境を回復するために役に立ちたい。エゴ社会をエコ社会に変えたい。そのような使命を持つツルネンが貴方に毎週新鮮なメッセージを送る。




ツルネンメルマガNo:320 「日本とEUの交流に新風を」

発行日: 2008/2/19

ツルネンメルマガNo:320 

「日本とEUの交流に新風を」

 日本とEUの交流を新しい領域へ広げることが、私に与えられた新しい役割であると感じ始めている。そのきっかけになったのは2月18日に私が行った講演だった。
 欧州各国大使館の政治担当を務める参事官が集まる会合でのゲストスピーカーを頼まれ、「Japanese politics and my mission in them」(日本の国政とその中での私の役割)をテーマに講演と質疑を英語で行い、ヨーロッパ出身の日本の国会議員として今後の日本と欧州の交流に役に立つことがあれば、進んでやらせていただきたいと約束をした。現在私は民主党の中でも国際局副局長EU担当であるので、当然とも言える役でもある。

 講演の中で私はまず、国会議員になった経緯、政治に対する姿勢、私が取り組んでいる有機農業を始めとする「食の安全、大地の安全」の課題、さらに地球最大の危機となっている地球温暖化への民主党の取り組みなどを紹介し、民主党と自民党の政策の共通点や相違点を紹介、さらに日本の政治の欠点として「問題を隠す、先送りにする」などにも触れてみた。
 EUと日本の関係について、今までは貿易など経済的な発展が主な課題であったこと、それがこれからも当然大切であることを認めた上で、新しい分野として環境問題、民主主義、人権問題、文化交流にももっと力を入れる方がよいのではと提案をしてみた。そして私もそれらの分野で貢献したいと話した。

 質疑の時間にいただいた多くの質問の中から二つをここに紹介したい:
 一つは日本における死刑制度と死刑執行の問題について。EU加盟の27カ国すべての国で死刑制度が存在せず、EUは断固として死刑制度に反対している。日本では2000年以降死刑執行数が年間1〜3人で推移してきたが、最近では鳩山法務大臣が続けて執行命令を下していることが波紋を呼んでいる。鳩山大臣の前任の長勢大臣も一年足らずの在任中に10人の死刑を執行した。世界的には死刑は廃止の流れになってきており、人権団体「アムネスティ・インターナショナル」も日本政府の方針を強く非難している。なぜ日本は廃止しないのか、又はEUとして廃止または執行停止にむけて何ができるのか、というのが質問の趣旨であった。現在主要先進国で死刑が存続しているのは日本とアメリカだけである。こんなところでも日本がアメリカと同じ方向を向いているというのは残念だと答えた。国会には死刑廃止を求める超党派の議員連盟があり私もそのメンバーであるので、議員連盟とEUとの意見交換の場を持てるように働きかけると約束した。

 もう一つの質問は、日本政府の地球温暖化対策があまりにも消極的である理由について。7月に北海道洞爺湖で行われるG8サミットまでに、日本政府は温室効果ガス削減の数値目標をぜひ公表してほしい。と同時に、その目標達成のための具体的な政策も示してほしいという、要望を含めた質問であった。
 これについて私にできることは、民主党が率先して独自の削減目標を示すよう『次の内閣』の環境副大臣として働きかけ、さらに超党派議員から成るGLOBE(地球環境国際議員連盟)の役員でもあるので、そこでもEUからの要望を伝えたいと答えた。

 その他、民主党内で政策によって意見がまとまらないことの原因は、代表のリーダーシップが弱いのではとの意見や、在日外国人たちの人権侵害の問題などの質問もあり、30分の質疑時間は瞬く間に過ぎてしまった。
 これまでも言っている通り、私の主なミッションは食の安全と大地の安全を守ることであるが、その分野でもEUとの交流が重要であると思っている。今後私の仕事の中でさらに重要になると思われる日本とEUの「架け橋役」が、新しい仕事というよりもこれまでの仕事を地球規模に広げるための新しい原動力になればと期待し、積極的に貢献してみたい。EUとの交流についてメルマガでも時々皆様に報告したいと思っている。


       ヨーロッパ生まれの日本人 ツルネン マルテイ

ツルネンのホームページ
http://www.tsurunen.net/

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