人生は創造だ! |
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連載エッセイ ○ 天命と受け止める
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藤枝市の作家として活躍した小川国夫さんは
今年の四月に亡くなりました。
その小川国夫さんは、昭和四十年に島尾敏雄氏に
朝日新聞の「一冊の本」で取り上げられ、脚光を浴びるようになりました。
それは、私家本の「アポロンの島」を出版してから八年後のことです。
もし、島尾敏雄氏が取り上げなかったら
郷土で埋もれた作家でいたかもしれません。
人間の運命はわからないものです。
でも、作家のみならず、多くの場合は
埋もれたままになることが多いように思います。
しかし、埋もれたままでも、もしやってみたい、
やり通して見たいものがあれば、
そのやりたいことはきっと本物だと思います。
ノーベル物理学賞をもらった小川誠、益川敏英、南部陽一郎教授それに、
ノーベル化学賞の下村脩教授も
20年も30年以前の業績が成果に結びついたといいます。
これらのことにしても、評価されないままで終わることは
いくらでもあるわけです。
ふだんは、評価されないことや、
無名のままで終わることの方がふつうです。
私たちは特別なことを考えないで、
コツコツ積み重ねる生活をしたいものです。
そういう中で、やってみたいというものがあれば、
それは天命と受け留め、やり抜いてみることです。
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