1回5分で学ぶ!決算書入門の入門 |
就職、起業、株式投資で決算書が読めないとダメだというけれど、決算書って何?という方が対象です。多くの人が挫折する決算書の解説書を読む前に、まずはこのメールマガジンで準備体操してください。
創刊日:2006-02-15
最新号:
2008-11-21
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■ 第6回 貸借対照表とは(3)
貸借対照表の負債の部は次のようになっています。
┌──────┐
│(負債の部)│
│I 流動負債 │
│II 固定負債 │
└──────┘
負債には、流動負債と固定負債があります。
┌────┬──────────────────┐
│流動負債│1年以内に返済しなければならない負債│
├────┼──────────────────┤
│固定負債│1年以内に返済しなくてもよい負債 │
└────┴──────────────────┘
流動負債の例:
買掛金、支払手形、短期借入金など
固定負債の例:
社債、長期借入金など
また、負債は、利子のあるものとそうでないものとに分類されます。利子のあ
る負債を有利子負債といいます。
返済期限の短い借金の支払能力を見る指標に、流動比率があります。
┌─────────────┐
│ [流動資産]│
│[流動比率]=──────│
│ [流動負債]│
└─────────────┘
流動比率は、流動資産が流動負債に比べてどれだけ大きいかを表しています。
流動比率によって借金の支払能力を判断する根拠になる考え方は、すぐに現金
化して返済しなければならない負債(流動負債)の金額よりも、すぐに現金化
できる資産(流動資産)が十分に上回っていれば、支払能力があるだろう、と
いうものです。
基本的には、流動比率が大きいほど、返済能力があるといえます。しかし、流
動資産の中には、売掛金や棚卸資産(商品の在庫)のように、必ずしも代金を
回収できるとは限らないものも含まれているので、資産の内容にも注意を払う
必要があります。
流動比率が100%を下回る、すなわち、流動負債が流動資産を上回るからと
いって、必ずしも返済能力がないわけではありません。不動産や有価証券を売
却するなどして現金を確保できる可能性は残されています。