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三島由紀夫研究会メルマガ
発行日: 2007/11/27
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『三島由紀夫の総合研究』
(三島由紀夫研究会 メルマガ会報)
平成19(2007)年11月27日(火曜日)
通巻第198号
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(読者より その1) 25日の憂国忌は大変感動的で、また、誠に有意義な憂国忌でした。第二部では井尻先生のお言葉全てが私の思いと一致し、思わず、会場で「そのとおり」と叫んでしまいました。
第一部では森田必勝さんの性格というものが、当時の政治状況とともに如実に炙り出され、今流行の言葉で言えば、その当時にタイムスリップした感を受けました。
また、第二部では井尻先生のご講演に大変感銘を受け、「近代の超克」ということに改めて思いを深くしました。
閉会の辞では西尾幹二先生が閉会の辞というよりも補足講演のようになり、最後の最後まで熱気溢れるというよりも正に真剣勝負のご講演でした。
以上のような憂国忌の様子を勉強会で報告したいと考えております。
(福岡黎明社 松田)
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(読者より わたしは現時点で、三島文学を完読したのは「仮面の告白」ぐらいで、あとは「葉隠入門」などの論文を拾い読みしてきた程度です。
もとより、三島独特の天皇論や男尊女卑的な観点には精神的についていけない部分、反駁する思いが少なくないといっていいかもしれません。
しかし、私は現代に通じるモラルとして「武士道」を平成に蘇らせたい、と強く願って参りました。
これまで共感してきたのは、三島の思想でも文学でもなく、「有言実行」を身ひとつであらわし、戦後に「武士」として生き「武士」として死んでいった、その「士道=死道」に殉じた生き様のみだったのではないかと思われます。
「憂国忌」に参じたのも「三島武士道」に芯からあこがれ、自身もそれゆえに、現在まで厳しい武道の世界に身を置いてきたがため、ということになります。
稽古ではいつも「文武両道」の手ぬぐいを愛用し、家には、三島の愛刀だった「関の孫六」の三本杉が美しい模造刀を拝し、日本剣道形の稽古に度々、使用しております。
私のような変り種が、今後も「憂国忌」と関わるべきなのか、迷うところがありながらも、三島も四段の腕を持つ一剣士であったことや「葉隠」を愛読していたことなどから、これからも三島を「文学の先生」ではなく「武士の師」として尊敬していきたい、と思っている次第です。
さて、本年度の憂国忌について、いくつか気になったことを書かせていただきます。
私が、武道で長年叩き込まれた「形式」や「礼法」というものを日頃重んじているがために、どうしても目についてしまうのですが、会場の方々の中に、目が合った時、軽く挨拶をしてくださるスタッフの方もいらしたものの、そっけなく通り過ぎてしまわれる方がほとんどだったのが、とても寂しく感じられました。
開場時と終了時ぐらいは、何かしら憂国への思いを抱いて、この場に集まってくださっている方々に「ありがとう」や「おつかれさま」など何か一言をそえてお迎えし、最後には気持ちよくお送りするのが「筋」というものではないでしょうか?
浄財とボランティアのみによる運営の「憂国忌」であれば、なおのこと、忙しい中、遠方からも足を運んでくださる有志の方々に一礼ぐらいはすべき、と感じました。
後半は、活気だってきていたようにみえたものの檄文の朗読で襟を正し、三島の市ヶ谷演説のコピーを読んで当日の死に赴く、三島の心境を思って涙するほど神妙かつ厳粛な気持ちで来ていた私としては、その若さもあってか、後半に熱狂する年配の方々から時折あがる拍手や同意の声には、少し冷めた視点で見ざるを得ませんでした。
朗読に関しては、できれば暗誦が好ましいと思いましたが、難しいようであれば、決起当日のように檄文に限っては、肉声のみで読む方が私としては好意的に感じます。
あれだけしっかり大きな声で語れる若者たちですから、もとよりマイクは不要では、と思うのですが。
私が会場に来て驚いたのは、想像していたよりも(!)あまりにも若い来場者が少なかった、という実態です。これでは、将来に「憂国」の精神が伝わっていくものか正直なところ、強い不安感をおぼえました。
ローマ憂国忌では、武道の演武も披露されているとききます。このたびは、いまひとつ、年代を超えた会場全体の一体感というものが感じられない、というか、憂国忌とは少し思いの異なる人たちや、若い人たちをももっとひきつけるような、魅力ある催し物(動きのあるもの)を新たに加える、ということも今後は考えていかれた方が、よいような気がしてなりませんでした。
以上、大変失礼ではございましたが、思った通りに述べさせて頂きました。今後も三島由紀夫研究会ならびに憂国忌の益々の発展に、ご期待申し上げます。
(長野県 桜井生)
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(事務局より) 賛助会費をお送りいただきましたササキヤヨイ(佐々木弥生?)様。ご住所をお聞かせください。
yukokuki@hotmail.com
まで。
関連図書をお送り申し上げますので。
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(編集部から)小誌は「三島由紀夫研究会」(昭和四十六年創設)の会員に限定せず、三島研究の論文、エッセイを常時募集しております。
比較文学論(たとえば「吉本隆明と三島」とか)、作品論(たとえば『仮面の告白』に新解釈)、読後感、政治論、芸術論。まるで分野を問いません。三島先生自身が古典から前衛まで、映画からシャンソンまで万能の作家でしたから。
「憂国忌」や「公開講座」への希望講師、御感想も歓迎です。
皆さんからの御投稿を広くお待ちします。原則として実名。簡単な肩書きをつけて下さい。ただし三島文学批判も構いませんが誹謗中傷のたぐいの投稿は採用しません。ゲスト寄稿者コーナーも常設しております。
一部の原稿は年二回発行のメルマガ合本に掲載することがあります。
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三島由紀夫研究会 HP URL http://mishima.xii.jp/
メール yukokuki@hotmail.com
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