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三島由紀夫研究会メルマガ

発行日: 2007/11/13


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  『三島由紀夫の総合研究』 
     (三島由紀夫研究会 メルマガ会報)
      平成19(2007)年11月13日(月曜日) 
           通巻第191号   
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 『薔薇と海賊』絶賛の嵐のなかに閉幕
   三島演劇に改めて感動


   ♪  
(読者より その1)
 村松英子主宰の「サロン劇場」の公演、三島由紀夫原作『薔薇と海賊』見ました。
とても面白かったです。
 三島先生の戯曲のセリフの美しさに、改めて感銘を覚えました。実際に、あんなセリフ回しをいう人はいないでしょうけれど、言葉のひとつひとつが立っているように思いました。
  (HY生、雑誌編集部)


    ♪
(読者より その2)薔薇と海賊  久しぶりに演劇というものを 堪能して来ました。
 小生の一番 感心したのは 「せりふ」 のセンテンスです。最近 このような優れた 高度の<文章>を耳にしていなかったのでやはり 三島由紀夫は天才だった!! と改めて驚嘆しました。
 文章の中に 散らす <小道具><大道具>の配置が極めてうまい。
小生がいま文学部の学生なら <三島由紀夫演劇の文体の解剖>なら自信を持って論文が書けます。文章はみな普通に使う日本語ですが、それを選択して並べる並べ方で 文章が<名文>になった意<駄文>になったりする。
それは あたかも 音符の数はごくわずかでも それらの濃淡・強弱・長短をつけた配列で名曲になったり 雑音になったりすることに酷似しているように感じました。
内容については 分かったような、しかし説明しきれない 余韻があっていいと思います。ただ第3部は若干、学芸会的で これはなしで 第二部で 終わらておいたほうが、よかったかな、蛇足(?) ではないか  というのが率直な感じです。
三島由紀夫の SEX の正常と異常のハザマも見えまる気がします。正常すぎては文学は生まれません。
 ユーカリ少年の 薔薇・・・・その 白痴性に 途方もない 非現実の中の現実 というものを見出せ というなら、それもありえるでしょうが、 舞台の設定も含め ちょっと第三部は 小生には なじみにくいものがありました。
「三島由紀夫の傑作の中には、言わずもがなの無駄な章がある」と いうことをいつか読んだと記憶しますが、この第三幕もそれかな(?)などと ド素人 として感じました。あくまでド素人です。
 しかし全体として 世俗と聖性 の 高度な 形而上学的問題を 同時に高度の娯楽性に溶解した 楽しい 2時間半でした。
   (TK生、世田谷)


   ♪
(読者より その3)「薔薇と海賊」を楽しませていただきました。
 さすが三島由紀夫氏の作品とあって、素晴らしいですね。始まるやいなや夢中になって見入ってしまいました。特に、2幕の最後「王国なんかなかった」の台詞には、ドキッとし、胸をつかまれたような思いでした。
しばらくボーっとしてしまったほどです。
出演者の方もいいですね。
三島氏の舞台は、以前「黒蜥蜴」を観て以来でしたが、やはり、さすがです。
貴重な機会でした。
   (蕃)


   ♪
(読者より その4)私も薔薇と海賊を見ましたが、阿里子のモデルは、インドネシアやインドではありません。はるかに深刻な問題をLeitmotivにしています。
阿里子のモデルは、アマテラスオオミカミです。日本の魂の根幹を成すものが犯されていてもふがいなく佇んでみている日本人のふがいなさを描いたのがあの戯曲です。
スサノヲノミコトの高天原での暴虐を超えた破壊、否、魂の腐敗を描くには、強姦、狂人との結婚を描写せざるを得なかったのです。そこまで絶望していたからこそ、三島由紀夫は自殺したのです。
薔薇と海賊は記紀を下敷きにして、それに腐敗と絶望と諧謔で染め上げたものです。
そして、それに気づくものへのメッセージです。そのメッセージとは、「たてっ」です。
   (ST生、神奈川)
        ○


   ♪
(読者の声 その5) 下記にも薔薇と海賊の観劇評があります。
http://antiknock.blog111.fc2.com/blog-entry-118.html

             ○○
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   ♪
劇団四季
  自由劇場で三島由紀夫「鹿鳴館」を公演中 
    憂国忌の日までつづくロングランです!
http://www.shiki.gr.jp/applause/rokumeikan/
(くわしくは上記サイトに)
       ◎
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   ♪
 三島由紀夫原作『朱雀家の滅亡』も舞台に!
「朱雀家の滅亡」(佐久間良子・金田龍之介主演)は、師走12月4日から。
 宮田慶子演出の「朱雀家の滅亡」は、池袋の「あうるすぽっと」、12月4日から16日まで。
 観劇料 7000円
 詳しくは下記サイトに。
http://www.theaterguide.co.jp/pressnews/2007/09/21_2.html
 池袋の「あうるすぽっと」は、地下鉄「東池袋」駅の上に新築のビルです。
      ◎ ◎
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  ♪
「憂国忌」
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 三島由紀夫氏が憂国の諫死を遂げる直前、開催された「三島由紀夫展」は「書物の河」「演劇の河」「肉体の河」「行動の河」と四つに展示が分けられた。そこで憂国忌も一昨年は肉体をテーマに細江英公氏の「薔薇刑」を、昨年は「演劇」で村松英子さんに「薔薇と海賊」の予告上演をしていただいた。

ことしは「行動の河」に焦点をあてて次の要領で開催します。
        記
と き     11月25日 午後二時(一時開場)
ところ     豊島公会堂 (池袋東口、三越うら)
http://www.toshima-mirai.jp/center/a_koukai/
        ことしのテーマは、『行動の河』です!
会場分担金  おひとり千円)
 
   第一部  1400−1530
シンポジウム「あれは楯の会事件ではなかったのか」
       パネリスト 堤 堯(元文藝春秋編集長)
             中村彰彦 (直木賞作家)
       司会    花田紀凱(WILL編集長)
         (休憩)
   第二部   1540−1710
       檄文朗読(日本保守主義研究会)

       記念講演 「武士道の悲しみ  最後の特攻としての三島由紀夫」
        評論家 井尻千男(拓殖大学日本文化研究所所長)

 もっと詳しくは発売中の『WILL』12月号、『正論』12月号(11月1日発売)をご覧ください。また三島研究会の下記サイトにも詳しい案内があります。
三島由紀夫研究会 HP URL http://mishima.xii.jp/
         ◎ ◎ ◎
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  ◆
(編集部から)小誌は「三島由紀夫研究会」(昭和四十六年創設)の会員に限定せず、三島研究の論文、エッセイを常時募集しております。
 比較文学論(たとえば「吉本隆明と三島」とか)、作品論(たとえば『仮面の告白』に新解釈)、読後感、政治論、芸術論。まるで分野を問いません。三島先生自身が古典から前衛まで、映画からシャンソンまで万能の作家でしたから。
 「憂国忌」や「公開講座」への希望講師、御感想も歓迎です。
 皆さんからの御投稿を広くお待ちします。原則として実名。簡単な肩書きをつけて下さい。ただし三島文学批判も構いませんが誹謗中傷のたぐいの投稿は採用しません。ゲスト寄稿者コーナーも常設しております。
 一部の原稿は年二回発行のメルマガ合本に掲載することがあります。
       ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
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三島由紀夫研究会 HP URL http://mishima.xii.jp/
      メール  yukokuki@hotmail.com
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(C)三島由紀夫研究会 2006―2007  ◎転送自由
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ペンネーム : 宮崎正弘

  • 文豪三島由紀夫は「死後も成長する作家」といわれ、今日も文学、芸術、思想のあらゆる分野に亘っての研究成果が紹介される

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