創立35年の老舗「三島由紀夫研究会」の会報を兼ねた、あらゆる角度からの総合研究メルマガ
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三島由紀夫研究会メルマガ
発行日: 2006/12/18
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『三島由紀夫の総合研究』
三島由紀夫研究会 メルマガ会報
平成18(2006)年12月18日(月曜日)
通巻 第106号
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(速報)
渋澤龍彦文学展が2007年4月28日から鎌倉文学館で
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三島由紀夫と深い交際のあった作家、翻訳家の渋澤龍彦、没後20周年を記念して<渋澤龍彦文学展>が4月28日から7月8日まで鎌倉文学館で開催される予定。
また
埼玉県美術館で「渋澤龍彦 空想美術館(仮称)」の企画も進んでいる。
来年四月中旬ごろからの予定。
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書評
渋澤龍彦、龍子・共著『渋澤龍彦の古寺巡礼』(平凡社コロナ・ブックス)
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渋澤龍彦が憑かれたように古寺巡礼の旅に出かけ始めたのは三島由紀夫の死後だ。
それも夫人の回想に依れば、晩年は突如物の怪に憑かれたように古寺巡礼を続け、一つ仕事が終わると自分への褒美のように、旅立ちを楽しみにしていたと言う。若狭、湖北、奈良、熊野。そして山口に雪舟の庭を見に行く。
となれば「古寺巡礼」ではなく「三島由紀夫巡礼」。
渋澤が訪れたのは、三島ゆかりの京都ばかりか、『金閣寺』にでてくる舞鶴の郊外にある金剛院、『三熊野詣』では那智の滝。もちろん『天人五衰』の月修寺のモデルとなった円照寺にも。
江戸中期の画家、伊東若沖の絵に親しんだ渋澤は、その因縁深い伏見の石峰寺をなんども訪ねている。
この寺は偶然みつけたそうだが、五百羅漢の石像は「風雨にさらされて丸みをおび、苔むした、ユーモラスな羅漢たちの石の群像だ。ひっそりした寺の裏山で、暫く彼を眺めてから、私はぶらぶらとお稲荷さんの近くを散歩するのである。そのあたりはにぎやかで、焼鳥屋がたくさん並んでいて、東京育ちの私には物珍しい」(「記憶の遠近法」)。
ヴィーナスに惹かれ続けた渋澤龍彦は、日本の観音に深い共通性を見いだし、室生寺にも通う。
また『太平記』の無常観をテーマに、天竜寺、吉野山、蓮華寺、観心寺。。。
一方で渋澤は意外にも、織田信長、佐々木道誉、高師直など婆娑羅大名をこのみ、道誉ゆかりの徳源院を伊吹山南麓に訪ねた。甲良の勝楽寺にも。この二つだけは小生も行ったことがない。
三島との共通性は、花山天皇を題材に取った「花山院」(三島)という短編。渋澤も「三つの髑髏」を書いた。
三島の死後、十二年が経って渋澤は初めて『春の雪』の舞台、円照寺を訪ねている。
「散歩がてら、せめて山門までの道を歩いてみようと」した。
作品の印象は急坂で汗をかくと思われていたのに、実際に渋澤は、
「鼻歌まじりで坂道をのぼった。拍子抜けがするほど」楽な登攀で、作品のイメージと違うことに驚いている(『三島由紀夫覚え書き』)。
『高丘親王航海記』は、渋澤が晩年に心血をそそいだ貴種伝説の小説。高倉親王は空海の弟子、ゆかりの寺は舞鶴の金剛院で、山北に親王の墓がある。これは三島の『豊饒の海』に近似する力作だ。
しかも金剛院を、『金閣寺』で三島は殺人と殺人犯の自殺の場所に選んだ。
読み終えて、この本はじつに手間暇のかかった書である(というより写真集が主体だが)。
軽装な装丁でありながら、中味は重厚、この本を片手に巡礼の旅にでたくなる読者も多いだろうと思われたのだった。(宮崎正弘)
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お待たせしました!!!
“現代の北一輝”はかく考え、かく行動し、かくして憤死した!
三浦重周(前三島由紀夫研究会事務局長)の遺稿集第二弾
26日に主要書店に並びます。地方では新年明けになるところも。
『国家の干城、民族の堡塁』(K&Kプレス)。
定価税込み2310円。
すでにお申し込みの皆様には発送完了しました。早ければ明日、遅くとも25日には到着します!
日本の核武装を予見する政治論文に加えて、前作『白骨を秋霜に曝すを恐れず』でも好評だった随筆のエッセンスが選別され、巻末には資料として三浦が「早稲田大学国防部」時代の共同論文「満州国の理想」を再録、さらに多くの関係者の追悼文を附録に掲載。
なお郵送希望読者は、下記へ
yukokuki@hotmail.com
お名前、ご住所、〒番号をお知らせ下さい。
書籍到着後、同封されている振込用紙を使用して書籍、郵送寮とも2600円をお振り込み下さい。
特価キャンーペーンハ終了しました!
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三島由紀夫研究会 HP http://www.nippon-nn.net/mishima/contents/
メール yukokuki@hotmail.com
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