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創立35年の老舗「三島由紀夫研究会」の会報を兼ねた、あらゆる角度からの総合研究メルマガ




三島由紀夫研究会メルマガ

発行日: 2006/10/4


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『三島由紀夫の総合研究』 
   三島由紀夫研究会 メルマガ会報
     平成18(2006)年10月4日(水曜日)
  通巻第68号
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(読者から その1)
 67号につづき、学生寮の続きです。

学生時代の三浦氏にふれた諸兄の追悼文に触発され過ぎ去った雲のような私の学生の頃の様子を今少し語ります。
入学手続きをして下宿を探そうと生協裏の二階に在った学生課に寄ると三鷹寮の写真入り案内が壁に貼られていました。
構内の一角に当時三棟あった駒場寮を覗くととても人間が住めると思えない酷さ。それに比べると馬術部の跡地に建てられた三鷹寮は回りを草っ原に囲まれ静かで空気がうまそうで通学時間は掛りますが田舎者には向くようだと下見をせずにそこに住もうと決めました。

一旦田舎に戻って荷物をまとめ最寄り駅からチッキ(懐かしいシステムです)で吉祥寺駅に送りました。 
初めて現地に行って入り口から寮棟を眺めるまではよかったのですが中に入るとゴミの山でびっくり。両親が入学式に出ないと連絡してきたのでその当日山となした三部屋のゴミを片附けようと朝からひとり塵取りと箒を手に動き回っていました。
三部屋というのは寮の基本設計が八人の共同生活を前提に寝室(通路を挟んだ両側に二階建ての蚕棚ベッド)、談話室(クッションの飛び出たソファ、数脚の椅子、先輩が置いていった冷蔵庫・白黒TV有り)、勉強部屋の三位一体構成。

活動家シンパの建築学科の講師あたりが設計し安保闘争最中に竣工した代物で正面入り口と非常階段は鉄柵で閉鎖され要塞になる備え。
寮の裏庭にはたくさんの火炎瓶が埋め込まれていると噂されていました。
同じユニット部屋に福島出身の一浪を経て合格した君がいました。彼も入学式に出ないつもりらしく蚕棚ベットで頭から布団を被って寝ていました。
暖かい陽が注ぎ快風そよぐ気持のよい一日でした。バンバン塵芥を処理しました。
夕暮れてたそかれ時になってふと気付くと同室の福島の君はまだ寝ていました。
「おい、起きろよ」と掛布団をはがしました。 
しかし彼の顔はロウソク色に青白く半開きの口唇に皹渇れた血がこびりつき体は硬くなっていました・・。
前の日に一緒に近くの定食屋で昼飯を食べ寮に戻る道すがら苦しげに手で左胸を押さえていました。福島から夜通しタクシーを走らせ駆け付けたご両親のお話を聴くと心臓が弱かったと。 そんな私の学生時代のスタートでした。
    (NH生、神奈川)


(編集部より)ますます五木寛之『青春の門』ですか。
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   (予告)
三浦重周(前三島由紀夫研究会事務局長)の遺稿集第二弾

 『国家の干城、民族の堡塁』の内容

口絵    グラビア                            8p
まえがき                                  3p

第一部 政治論文
 敗戦立国を全否定し、815を戦後革命の基幹に措えよ(s57−8−1)  10p
 三島森田義挙の今日的意義(s5−11―25)              10p
 何を問題と術以下(新たなる天皇論のために) (h8−4−1)       4p
 世界史の転換と日本の戦略(h13.10)                18p
 新たな戦争を国家自立へ転化せよ(h14.2)              12p
 非核三原則を放棄し、核武装へ(h15.9)                4p

 特別インタビュー 三浦重周、思想、運動、党を語る            22p

第二部 随筆集(行雲流水)                     20−40p

第三部 初期共同執筆論文
    「満州国の理想」(昭和45,早稲田祭)               95p
    「自主憲法への道(昭和46同)                  40p

第四部 資料  書誌
        山平重樹「一陽来復のときをまつべし」(『見果てぬ夢』より)
附録      追悼論文集
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『三島由紀夫研究』第二号 発売中!

 鼎書房刊の『三島由紀夫研究!)』(菊判・並製・204頁)定価(本体2500円+税)
の内容は下記の通りです。
 ■
特集 三島由紀夫と映画 目次

座談会
原作から主演・監督まで〜プロデューサー藤井浩明氏を囲んで〜
                   藤井浩明      
                   松本 徹      
                   佐藤秀明      
                   井上隆史      
                   山中剛史      

三島映画略説――雑誌・新聞記事から/三島映画目録(増補改訂)――山中剛史
「三島映画」の世界 ―― 井上隆史
自己聖化としての供儀 ―― 映画「憂国」―― 山中剛史
戦中派的情念とやくざ映画 ―― 三島由紀夫と鶴田浩二 ―― 山中由紀人
市川雷蔵の「微笑」 ―― 三島原作映画の市川雷蔵 ―― 大西 望
異常性愛と階級意識 ―― 日本映画とフランス映画「肉体の学校」についてー松永尚三
肯定するエクリチュール ―― 「憂国」論―― 佐藤秀明
         ※
三島由紀夫における「闘争のフィクション」 ―― 柳瀬善治
  ――ボクシングへの関心から見た戦略と時代への視座――
●資料
「からっ風野郎」未発表写真 ―― 大塚 潔
三島由紀夫放送関係目録 ―― 山中剛史

インタビュー
三島由紀夫の学習院時代 ―― 2級下の嶋裕氏に聞く ――  嶋  裕
                           聞き手 松本 徹
                               井上隆史
『決定版三島由紀夫全集』発収録作品事典 !) ―― 池野美穂 編
●書評
松本健一著『三島由紀夫の2.26事件』―松本徹
堂本正樹著『回想 回転扉の三島由紀夫』―松本徹
松本徹著『三島由紀夫 エロスの劇』―有元伸子
松本徹著『あめつちを動かす 三島由紀夫論集』―井上隆史

 全国の主要書店にないときは下記へお問い合わせ下さい。
 鼎書房 03−3654−1064
 http://www.kanae-shobo.com
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◎小誌の登録は下記で
 http://www.melma.com/backnumber_149567/
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(編集部から)小誌は「三島由紀夫研究会」および「憂国忌」の賛助会員だけに限定せずに、三島研究の論文、エッセイをつねに募集しております。
作品論、作品感想、読後感、政治論、芸術論。分野を問いません。ご投稿をお待ちします。原則として実名。簡単な肩書きをつけて下さい。原稿料はありません。三島文学批判も構いませんが誹謗中傷のたぐいの投稿は採用しません。ゲスト寄稿者コーナーも常設しております。ご投稿をお待ちしております。

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三島由紀夫研究会 HP http://www.nippon-nn.net/mishima/contents/
        メール  yukokuki@hotmail.com
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(C)三島由紀夫研究会 2006 ◎転送自由
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ペンネーム : 宮崎正弘

  • 文豪三島由紀夫は「死後も成長する作家」といわれ、今日も文学、芸術、思想のあらゆる分野に亘っての研究成果が紹介される

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