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【護身術メルマガ! ex/合気道】No.9

発行日: 2006/8/28

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  【護身術メルマガ! ex/合気道】No.9          2006/8/28
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◇◆◇『「武器術・武器取り」と個人・地域の「防犯」・「護身」』◇◆◇
           (後編)/  文責:合気道S.A.越谷 教授四段 田村光政
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【 護身 】
 「武器術・武器取り」は、合気道を武道として考える限り、必要不可欠な
技と考えています。「対武器・対多人数」の技術の有無が、武道であるか
どうかの基準のひとつであると個人的には考えているからです。

 護身術としては、「武器」を自由に扱える技と、「武器」を奪い制圧する
技は、「護身」そのものです。また、「武器術」は、「手の内」をつくる
稽古となり、体術の技術を高めます。「武器取り」は、合気道技の身体運用の
「理合」をより正確に体得する助けとなります。それは、武器という道具を
使うことで、より正確な、理合と矛盾しない動きが求められるからです。

 また、実戦で、重要な「気合」も、「武器術」で、修練できます。瞬間的な
力を発揮するには、「気合」と「呼吸」が大切です。これらは、理屈で覚えら
れるものでも、考えて身につくものでもありません。ひたすら正しい稽古を
積み重ねるのみです。

 「武器術・武器取り」は、「空間認識」のエリアを広げます。「素手の組み
手」と比べ、「杖」や「剣」の間合の方が広くなります。「武器術の相対打ち
」や「武器取り」をするには、自分の周囲に「制空圏」をしっかり持つ必要が
あります。
 さらには、『能』の「シテ」のように、上下左右前後、すべての方位に意識
を広げた自分の空間を持ち、周囲の情報と「和合」して「感性のアンテナ」を
広げます。

 すると、以前、「S.A.草加」のHPで書きましたように、都内の有数のターミ
ナル駅の雑踏のなかでも、一人の人間が出す「異常な気配」を感じることが
できるようになります。

 これは人間が本来もっている感性を、武術で磨き高めた結果で、どなたでも
可能になる世界です。武器術の稽古では相手の動きと「和合」します。したが
って、自分の動きが、早過ぎても、遅すぎても、相手と「和合」しません。
その「呼吸」を合わせる修練に、「武器術・武器取り」の稽古は、有効です。
さらには、武器術の稽古は、体術で重要な「手の内」をつくり鍛えます。体術
の技の威力を上げるのに、武器術の稽古は、役立ちます。

 例えば、私の入門当時の体験です。

 体力の劣る人間に、一瞬にして、投げられ、押さえこまれ、しかも、身動き
がとれなくなったのです。私は柔道でも、寝技が結構得意で、締め技や関節技
への移行も器用に、こなしてきた人間でしたから、正直、驚きでした。
 相手は、身長150センチメートルくらいの小柄で、痩せた十代の女の子で
した。技を掛けられ、一気に床に叩きつけられ、次の瞬間には、もう、まるで、
動けないのです。
 「合気道S.A.」の凄さ、恐ろしさを、初めて体験した瞬間でした。額に思わ
ず汗が噴出しました。その後、相手が驚くほど非力な事に、気づき、脇に冷や
汗が出てきました。

 櫻井代表師範にその技の名前を尋ねると、その技は、「三ヶ条」という技
でした。
 この技は、勿論、体術なのですが、「武器術」の鍛錬をして「手の内」が
できると、威力が増すのです。武器術は、合気道の体術技を修練する人間に
とっては、素手での護身のレベルアップにつながります。

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【 護身としての、健康法 】
 
 武道・武術の護身術としての合気道としては、暴漢の暴力から、肉体と精神
の尊厳を護るという技があります。そして、護身を広義で解釈すれば、健康を
護ることも、護身と言えましょう。

 古来、武道・武術の達人、名人は、高齢になっても、思考や動きに衰えを感
じさせないといわれています。それどころか、未熟な若者を手玉に取ったとい
う話さえ伝わっています。

 「合気道S.A.」に出会う前の私は、天性の素質に恵まれた人間が、生涯かけ
て、命がけの修行をすれば、老人になってからも強い人が、まれには存在する
であろうと考えていました。しかし、それが間違いであると、「合気道S.A.」
に入門してわかりました。

 老人になっても強い理由は、2つあると考えています。一つは、修練して
来た武道・武術が、単なる力技でなくなり、技の精度があがったということ。
二つ目は、長年の武道・武術の鍛錬で、身体が常人と異なる武術的筋肉を鍛え、
しかも、その筋肉を正しい身体運用で動かしているということ。その結果、
老人なのに若い者に負けない動きが、樂々と出来ると推測しています。

 まず、力技でないということであれば、先の小柄な女性に投げられ抑えられ
身動きできなかった例のように、「合気道S.A」.の技は、凄いです。

 では2番目の、武道・武術で鍛えている筋肉は、どこかと考えると、「合気
道S.A.」入門前に修練していた中国武術の経験が、役立ちました。真の中国武
術で、重視しているのは、個々の技の動きではなく、身体の練功です。つまり、
身体の内部をさまざまな鍛錬で、鍛え練上げるのです。
正しい練功で長期間鍛えた身体から、繰り出される技にこそ、本来の威力が
あると言うのです。(普通レベルの人間が、戦う技法に気持ちが惹かれ、
地味な基礎訓練の価値が理解出来ずに、軽視するは、どの武門でも同じです。
白状しますと、私も、毎回、中国人の老師から、基本功と歩法だけを、ひた
すら練功させられていた時期に、精神的に辛いと感じることがありました。
やがて、その練功の深い意味が理解出来てくると、楽しくなるのは、合気道
でも同じです。)

 「合気道S.A」.に入門して、驚いたのは、「基本動作」という毎回稽古の
始めに全員でする動きでした。その動きは、「基本にして、奥儀」。
身体そのものの鍛錬であり、身体運用と感じたのです。

 さらに、数年間、その稽古を懸命に続けるうちに、身体の奥の筋肉が鍛え
られてくる感覚を、体感するようになりました。最近、マスコミでよく見聞き
するようになった「インナーマッスル」(深層筋)が鍛えられていると感じる
ようになりました。武道・武術の動きは、表面的な筋肉群も勿論、使いますが、
深層筋からの動きが重要です。(西洋式のバーベルを挙げる等の運動だけでは、
鍛え難い筋肉群です。)この筋肉群の鍛錬と、その身体運用が、高齢になって
も、若者に負けない動きを可能にするようです。

 また、十代からの、座禅やヨーガ、気功の経験から、高度な呼吸法の修得
には、強靭で柔軟な呼吸筋が必要と断言できます。腰腹部の深層筋は、呼吸に
深く関連する筋肉ですから、この部分の鍛錬で、深い自然な呼吸が出来るよう
になります。
 呼吸法には、座禅のような「静的呼吸法」と、武道のような「動的呼吸法」
があります。それぞれに、意味がありますが、動的呼吸法は、全身の筋肉も
使う「ダイナミックな呼吸法」となります。ダイナミックで効率のよい呼吸は、
全身の細胞を活性化し、内臓を鍛え、老化を遅くします。

 特に、合気道の呼吸は、過激なスポーツと異なり、「活性酸素」の発生の
危険が少ないはずです。過激な運動は、健康のために頑張れば、頑張るほど、
人体を老化(錆びる)させる「活性酸素」を発生させて、寿命を縮めてしまい
ます。

 武器術は、「気合」と「武器操法」により、その呼吸をよりダイナミックに
します。「気合」は、腰腹部の深層筋と呼吸関連筋を鍛えます。
 いつからか、充実した気合で、正しく武器が振れた稽古の後には、必ず、
下腹部に充実感と安定感が生まれるようになりました。そして、全身に筋が
通った感覚がするようになりました。

 これは学生時代の夏休みに、一日8時間、約1ヶ月間、さまざまな身体鍛錬
の稽古をした時に感じた懐かしい感覚でした。その感覚は、実に爽快にして、
言葉に出来ないほどの心地良い感覚なのです。武器を振れば、振るほど、打て
ば、打つ程、爽快であり、疲労が少ないのです。 
(昔日の武芸者が一日に剣を数千回、数万回振ったというのも、もしかしたら、
この感覚を維持、強化しながら続けたのかもしれないと最近、考えるように
なりました。)

 余談ですが、武器術に関することで、さらに、その価値を書きますと、ヨーガ
の呼吸法の上級テクニックで、なかなか体得しにくい、「吐き終えると同時に、
吸い始めている」というテクニックが体得可能です。生死を分ける武道の世界
では、「相手の呼吸」を「読み」ます。吐き切った状態を読まれると、とても
危険ですから、武術の世界では当然のテクニックなのです。

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 最近、ノーベル平和賞を受賞した、ケニアの環境副大臣の「ワンガリ・マータ
イ」女史が、来日されました。日本の「もったいない」という言葉と精神を世界
に広め、地球環境を救おうという、環境保護活動を進めようというのです。
 この言葉は、個人的には、武道に縁のない多くの日本人にも送りたい言葉です。
「あなたの足元に、護身と健康を同時に、手にいれられる合気道という武道が
あるのに、気付かないのは、もったいない。ヨーガもフィトネスも良いですが、
高齢になっても、若者に負けない動きが出来るようになる東洋の武術的トレー
ニングをしないのは、もったいない。自分の中に眠る機能を鍛えず、朽ちさせて
しまうなんて、もったいない。もったいない。」

 現代人に役立つ「21世紀の武道」の一つは、「合気道S.A.」であると自負し
ながら、日々、武器を振り、体術の稽古に励み、縁ある方々を、誇りをもって
指導しています。
 もし、この文章で、「武器術・武器取り」に関心をもたれた方がいらしたら、
お近くの稽古場所をお尋ねください。また、残念ながら、お近くに稽古場がない
方は、毎年、「武器術・武器取り」の合宿が開催されますので、参加を考えられ
てはいかがでしょうか。

                        文責:合気道S.A.越谷 教授四段 田村光政
                   http://www7a.biglobe.ne.jp/~aikido-sa-kosigaya/
                                     sa-kosigaya@kza.biglobe.ne.jp
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◇◆◇合気道S.A.の各支部連絡先◇◆◇
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合気道S.A. オフィシャルホームページのアドレス http://www.aikido-sa.com/
合気道S.A. 東京本部  連絡先 aikidousahonbu@kme.biglobe.ne.jp 
合気道S.A. 高幡不動  連絡先 aikidousahonbu@kme.biglobe.ne.jp
合気道S.A. 竹ノ塚   連絡先 saokazaki2003@ybb.ne.jp 
合気道S.A. 東大和   連絡先 aken@muh.biglobe.ne.jp
合気道S.A. 草加    連絡先
 http://www5e.biglobe.ne.jp/~morisoba/aikidoSA-souka/
合気道S.A. 越谷    連絡先 sa-kosigaya@kza.biglobe.ne.jp
合気道S.A. 茨城      連絡先 ppbbx552@ybb.ne.jp
合気道S.A. 戸田      連絡先 office_gun@anet.ne.jp
合気道S.A. 静岡      連絡先 090-6595-7732
合気道S.A. 豊橋      連絡先 090-3444-0304
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