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【護身術メルマガ! ex/合気道】No.8 2006/7/18
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◇◆◇『「武器術・武器取り」と個人・地域の「防犯」・「護身」』◇◆◇
(前編)/ 文責:合気道S.A.越谷 教授四段 田村光政
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◎合気道S.A.事務局からのお知らせ
1.テレビ出演
テレビ東京(12ch)にて7月19日(水)午後6:30から放映予定の
「スキバラ水曜日 撮りッたがり決死隊 トッターマンDS(全国ネット)」
の番組内コーナー“スーパースローカメラで達人の技を盗め”において、
合気道の達人として代表師範 櫻井文夫と、合気道S.A.豊橋の小倉健
教授五段が出演します。よろしければご覧ください。
2.書籍出版
この度合気道S.A.書籍第三弾「アンチエイジング呼吸法 誰でもでき
る古武術活用で甦る身体力」を株式会社 司書房より7月27日に出版
することになりました。
本書は、合気道技法を行うときどこから力を発生させるか?どのよう
なストレッチが身体のバランスを整えるか?など武道修行から健康スト
レッチまで多くの運動が満載されております。よろしければ各地書店に
て予約の上ご購入ください。定価1,200円です。
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『「武器術・武器取り」と個人・地域の「防犯」・「護身」』(前編)
最近、子供達が悲惨な犯罪に巻き込まれる事件が後を断ちません。
武道 を教えている人間の一人としては、親子で武道に励み、『危機意識』
と 『武道的・武術的感性』の感度を高め、「防犯」と「護身」に役立たせ
て欲しいと願っています。
今回は、「合気道S.A.」が教授している「武器術・武器取り」と 「防犯」
「護身」の関係についての考察です。武道が、「矛」を「止」 という文字
の合成語であるという説に従えば、犯罪の抑止力としての、 応用ができる
はずです。また、どんな優れたシステムでも、それを使う のは、人間です。
東洋の智慧の宝庫「易経」で説かれている『治におい て乱を忘れず』
(繋辞下)という心がけを忘れないことが、「危機管 理」の基本です。
それは、まさに「武道」に励む者の「心がけ」そのも のです。
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【 防犯 】
地域の「防犯」のためには、個人レベルだけではなく、警察や学校、地域
住民全体の「防犯意識」の高まりが必要です。そして、そのために、 「武道
的感性」を高めることが役立つのではないかと思うのです。
ここで論じている「武道的感性」とは、<生き残るための情報収集力と分
析能力>を指しています。(もちろん、身体運用の際にも、武術的感 性が
必要です。)
武道の必勝法は、『自分の「隙」を作らず、敵の「隙」を見出し、攻める
こと』です。
中国の兵法書として高名な「孫子」でも、『彼を知り、己を知れば百戦
殆うからず』(謀攻篇)と、「敵と自分についての、正しい情報収集と分析
をすること」が、確実な勝利の方法と説いています。
ちなみに、この有名な言葉に続くのが『彼を知らずして、己を知れば、 一
勝一負す。』・『彼を知らず己を知らざれば、毎回必ず殆うし。』です。
(これは、合気道を例にすれば、「現在の格闘技の流行を考慮せずに、 蹴り
技に対する攻防の稽古をしない他流派の合気道の方が、蹴り技の格 闘家と、
実戦すると一勝一負となる。」また、「道場という限定された 環境で、お
約束の上で成立している『型稽古しか』しない合気道の流派の方が、実戦を
すると、毎回<必ず>危いことになる。」ということになると思うのです。
「合気道S.A.」の稽古体系は、「孫子」の兵 法と相反しないと、個人的に
解釈しているのですが、皆さんはいかがですか?)
そこで、地域の住人が「武道的感性」を高めることは、結果として、その
「地域」の「隙」と「油断」をなくすのではないかと思うのです。さらに、
孫子の兵法を実践して「犯罪者の心の動きを推測」し、自分達の心と環境の
「隙」と「油断」をなくせば、犯罪がかなり防げるのではないでしょうか?
「予防医学」のように、犯罪の「予測」をして、ただちに、事件の「発生回
避」のための、適切な対応・処置をしてしまうのです。
武道や武術の達人が、その辺にたくさんいる街なんて、犯罪者は近づきた
くない街でしょう。「下見」をしようと、少しでも、「不審な動き」をする
だけで、多勢の武人に注目されてしまうのですから。いえ、正確には「不審」
な「気配」を出しただけで、注視されてしまいます。(怪しい気配を感じら
れることが、武人のサバイバル能力です。)「孫子」が言う所の『上兵は、
謀を伐つ』(謀功篇)です。「戦う前に、敵の作戦や狙いを、打ち破ってし
まう」のです。
(「隙」「油断」というものは、人目につかない空間や時間、建物、エリア
という形で物理的に存在します。しかし、同時に「主観的世界」でも生じま
す。『犯罪なんてものは、自分とは別世界のこと。私と我が家には、犯罪な
んか無関係』と『防犯に無関心な心』が、一番危険な「隙」「油断」です。
たぶん、被害者の方々のほとんどが、自分が被害に合うまで、「犯罪はニ
ュースの世界のことで、自分とは関係ない他人事」と思っていたはずです。)
「孫子」が説く『戦わずして、人の兵を屈するは、善の善なる者なり』
(謀功篇)の「戦わずして、勝つのが、最上の勝ち方」の実践です。犯人を
合気道技で、捕まえるよりも、「武道的感性」を生かして「隙」「油断」を
なくし、犯罪自体を未然に防ぐほうが、最善であるということです。
(昔、知り合いの女の子が、痴漢にあったので、当時流行のフルコン空手の
道場に入門したことがあります。2,3年もすると、「いつでも来なさい状
態なのに、誰も来ないの」と笑っていました。確かに、その数年で、彼女の
体型は、どっしり、がっちりとなり、声も低くなり、誰も近づかない「迫力
(!?)」が溢れていました。これは、たぶん、変貌した外見も「抑止力」に
なったのでしょうね。(笑)。
念のため書きますが、体格の変化は、彼女の体質が原因でしょう。フルコ
ン空手をする女性が全員、同じ体格にはなっていませんから。今なら、間違
いな く「合気道S.A.」を勧めましたけど・・・。)
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では、「武道的感性」をどのように身につけるかですが、やはり、合気道
の稽古による修練が有効だと思うのです。特に、「自由組み手」や「試合」
を稽古体系に導入している「合気道S.A.」がおすすめです。これは我田引水
の話ではありません。
論拠は、合気道には、「和合」するという「理合」があるからです。
「和合」とは、まず、相手の情報をありのままに受け入れることから、始ま
ります。「現実の直視」がスタート・ラインです。そして、その「和合の理
合」を、「現実世界」で可能にしているのが、「合気道S.A.」の稽古体系だ
からです。
では、「武器術・武器取り」の稽古は、どのような意味があるのでしょう
か?
「武器術・武器取り」の稽古の意義の一つは、「間合」や「呼吸」という情
報を、一瞬で処理し、「和合」する「武道・武術的感性」を磨き育成するこ
とです。
武道の稽古で重要な要素の一つに、「間合」と「呼吸」があります。
「武器術・武器取り」は、体術よりも、「遠い間合」です。そして、武器
術では、三種類の間合の異なる武器を使いますので、幾つもの「間合」を読
み取り反応する感性(空間認識・処理能力)が磨かれます。また、「相対打
ち」や「武器取り」では、相手の振り出す武器と「呼吸」をあわせなくては
なりません。「起こり」を読み取り、「呼吸」をあわせないと武道・武術と
しては成立しません。
ともに「武道的・武術的感性」を磨かなくては、単なる「棒振り運動」と、
慣れあいの「型稽古」になってしまいます。防具をつけない自分の体めがけ
て、鋭く振り出し、また、突き出される武器の動きを、全身で感じ受け止め
「和合」する稽古の積み重ねが重要です。
さらには、武術の修練には、「観の眼」が必要です。『目の前のことに心
奪われずに、自分を客観的にみられるクールな第三者の眼』が大切です。
この「観の眼」が「隙」「油断」をなくすことになるのです。
剣豪として有名な宮本武蔵の『五輪書』の「水之巻」に『兵法の目付とい
う事』という条項があります。
「目の付けようは、大きに広く付くる目也。観見二つの事、観の目つよく、
見の目よわく、遠き所を近く見、ちかき所を遠く見る事、兵法の専也。」と
して、目の前の相手の剣に目を奪われ惑わさないように、視野を広げ、より
多くの情報を入力して、的確な判断と行動をしなさいと教示しています。
「観」と「見」という視覚による情報入手の違いが、生死を分けることを、
剣豪武蔵は教えていると考えます。
この「観」の眼の意味するところは、「相手の全体情報」から「自他の環
境情報」まで、入手範囲を拡げなくては、生き残れないのが真剣勝負という
ことでしょう。(巌流島での佐々木小次郎との対決で、太陽を背にしたのも、
「観」の眼があればこその戦法でしょう。)
我々の武器術の稽古でいえば、「剣」を振る時に、自分の頭上に「絶妙な
角度」で、「適切に」剣を振り上げることが必要となります。「角度のずれ」
がその後の「剣」の動きを限定してしまうからです。
「あっ!間違えた。途中で修正しよう」というわけにはいかないのです。
修正をする、わずか数十秒分の一の「遅れ」が「生死」を分けるのが「武器
の戦い」なのです。
一見、時代錯誤のように見える、武器を使った修練こそ、危険が潜在する
現代社会を、生きて行く上で求められる「敵の動きを読み取り」、「適切に
対応」する「武術的感性」の体得につながる修練なのです。
われわれの稽古を見て「核戦争の時代に、いまさら、棒を振り回して何に
なるのだろう?物好きな人達だな」とお考えの方がいらしたら、その修練の
奥には「武術的身体運用」と「武道的感性」を磨き高める鍛錬があると、ご
理解いただければ、嬉しいことです。
ささやかな活動ですが、「日本の明るい未来」のために、少しでも自分の
技術や知識、経験が還元できればと、志だけは高く持ちながら、日々の指導
をしていま す。
(現在、「合気道S.A.」の「武器術・武器取りクラス」は、新規稽古場の
「S.A.越谷」を加えても、全国で4ヶ所のみです。しかし、毎年の夏季合宿に、
熱心に参加している熱心な会員がいます。彼らが次期指導者となり、「合気道
S.A」.の「武器術・武器取り」という武道が、多くの方々と、社会のお役に立
てる日が来るのも、そう遠い日ではないでしょう。)
そして、一番肝心なのは、「自分と自分の愛するものを守りたい」という
「心」の強さです。どのような技術でも、修得のためには、高いモチベーショ
ンが必要です。母親が愛する我が子を護るためには、自分の命を捨てても構わ
ないという「無私」の「母性愛」のような心が、最強なのです。
あとは、その心を、「具体的な技術」と結びつけることです。どんな崇高な
精神でも、それだけでは、正義なき暴力や圧力に押しつぶされてしまいます。
(次回後編につづく)
文責:合気道S.A.越谷 教授四段 田村光政
http://www7a.biglobe.ne.jp/~aikido-sa-kosigaya/
sa-kosigaya@kza.biglobe.ne.jp
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◇◆◇合気道S.A.の各支部連絡先◇◆◇
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合気道S.A. オフィシャルホームページのアドレス http://www.aikido-sa.com/
合気道S.A. 東京本部 連絡先 aikidousahonbu@kme.biglobe.ne.jp
合気道S.A. 高幡不動 連絡先 aikidousahonbu@kme.biglobe.ne.jp
合気道S.A. 竹ノ塚 連絡先 saokazaki2003@ybb.ne.jp
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合気道S.A. 草加 連絡先
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合気道S.A. 越谷 連絡先 sa-kosigaya@kza.biglobe.ne.jp
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合気道S.A. 関西 連絡先 seisikan_genryu@yahoo.co.jp
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