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【護身術メルマガ! ex/合気道】No.3 2006/2/28
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◇◆◇合気道と護身術◇◆◇
(文責:合気道S.A.豊橋 代表教授 小倉健)
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一般的に合気道といえば護身術、護身術を連想する武道といえば合気 道、という認識が
あるかも知れません。護身術とは、簡単にいえば「身に加えられる危険から身体を守るこ
と」ではないでしょうか?つまり一 般的には、暴力行為に対してどう具体的に立ち向かう
か、といった武道の体術面のみに注目されてるのではないかと思います。
確かに、合気道は武道として認知されていますから、合気道が護身術に有利だと考えられ
るのは当然ともいえます。では、他にも優れた武術や格闘技は多くあるのに、護身術といえ
ば何故合気道なのでしょう?
ここでは、合気道が護身術として認識されてきた理由、そして、実際に合気道が護身術とし
て有効と思われる要因について考えてみたいと思います。
こうした認識には、大きく分けて二つの要因が挙げられます。まず第 一に、合気道の武
術としての技術的要因、第二に、合気道の身体運用の特質です。
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第一の技術的要因とは、合気道の他の格闘競技と異なる独自な特質です。合気道は、技の
多くが手技から成り立っているのが特徴で、一部 の技を除き、その多くが非力な女性や年配
者でも型として使うことができます。それが合気道が護身術として老若男女に親しみやすく
評価されてきた一因であると考えられるのです。
第二の要因として挙げた合気道の身体運用の特質とは、実際には合気道を実際に稽古する
人がその修練の過程で感じるものです。少し長くなりますが説明しましょう。
合気道では、人間の自然性を尊重し、身体運動に生命を与え、自然な動きの可能性を追求
しています。合気道の動きとは、身体の一点を中心に行いまして、重心の移動や相手との間
合いに心を配った自然な動きを 基本とします。そして、不自然な力みを伴う力を使うことを
戒め、武道用語で言う「理合」にのっとった自然な動きの追求に専念するものなのです。
稽古では、試合・組手稽古により、武術的な実践性を合理的に追求する一方で、基本動
作、型稽古、武器操法の修練を通じ、心と身体を調和させ、自分をコントロールすることを
目指します。力みを伴う力を戒めるとは身体の中心から発せられる力を積極的に使うとも言
い換えられます。つまり、自然な動きを養成し、それを最大限に活用する、いわば中心を磨
くことに目標があります。
こうした身体運用の特質は、たとえ年配者や非力な女性であっても修練と共に磨かれてい
くものです。むしろ、体力に自信のない人の方が、素直に取り組みやすいかも知れません。
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こうした合気道に対して現代の多くの武道や格闘技の稽古では、試合や大会での勝敗を
第一目標に据えて取り組みがちです。当然、筋力・スタミナなどが重要視され、どうしても
体力に自信のない者には敷居が高くなります。
試合や大会での成果を第一目標に据えてしまうと、その短期的成果を求めるあまり、どう
しても不自然な力を使った動きが定着してしまう恐れがあります。その結果、無理な動き、
不自然な動きで相手に働きかけて、相手を崩す・倒すという動きを繰り返してきた競技者に
は怪我も多く、後年、関節や筋肉などを痛めてしまうことも多いのです。
この点、合気道では優れた指導者のもとで適切な稽古を実施する限り、稽古で体を痛める
ことも、痛めさせることもなくなってきます。このことは、試合や組手を否定するものでは
ありません。現に合気道 S.A.は、多くの合気道団体にはない試合や組手を導入している団体
です。これらは、実戦的距離感覚・間合いを身につけるには有効ですし、自由組手の繰り返
しによって培われる感覚は技術的・精神的成長の観点からも、武道を修練するうえで重要な
要素の一つとなります。
合気道S.A.の目指す武道は、理想的な身体運用術を身につけることです。基本動作や型稽
古、武器操法の修練で目指す身体運用術も、試合や組手で目指す身体運用術も修行過程は異
なりますが、目指すものは同じであり、どちらの修練から得る体感や感性も重要です。広い
視野とバランスが大切なのであり、理想を追求しようとする姿勢を常に持ち続ける事が肝要
なのだと思います。
最後になりますが、合気道には、非力な女性や年配の方にも使える技があり、また無理の
ない稽古によって身体運用を磨いて行くことできる点から、「護身術として使える武道」と
いう認識が広まっているのだと思います。
実践的に役立てる武道として、皆さんもご一緒に稽古をしてみませんか?
合気道S.A.豊橋
代表教授 小倉健
合気道S.A. 豊橋 連絡先 090-3444-0304
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