記者コラム「インターネットで読み解く!」 |
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
┏━◆◇━━━━━━━━━━━━━━by mag2/melma!/Kapulight/E-mag━
┃
┃ 記者コラム「インターネットで読み解く!」2006/9/18 (毎日曜刊)
┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━ 独立刊 No.196 発行部数12,825部 ━
┃
┃ ※今年、急に皆さんが口にし始めた言葉「メタボリック」・・・
┗━━
----- PR ------------------------------------------------------------
【掛け捨てはイヤ】
では、3年毎に15万円のボーナスつき女性保険をお考えください。
女性の為の医療保険「フェミニーヌ」は、入院してもボーナスが受取れます。
入院給付金だけでなく、3年毎に15万円のボーナスがもらえる保険です。
http://211.10.20.135/a/a.cgi?k01085Cm01202
---------------------------------------------------------------------
------ メタボリック症候群を冷静に眺めよう [ブログ時評64]------
メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)という異様な言葉が急に市
民権を得た。男性なら、へそ周りで測った腹囲が85センチあるかどうかが分か
れ目になり、ウエストを気にするお父さん達が増えたが、この85センチは中高
年男性の平均値
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/05/h0508-1.html
なのだ。マスメディアには旬のキーワードに飛びつく習性があるので、関連ニ
ュースが次から次に流されるようになった。目新しいところで読売新聞9月16
日「メタボリック症候群、胃がんのリスクも高まる…東大」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060916i108.htm
あたり。諸悪の源はここに発すかのよう……。厚生労働省は医療費削減の決め
手と、健康診断結果を踏まえてする保健指導を、内臓脂肪症候群の指標をてこ
に「相談型」から「介入型」へ、2008年度から転換する方針を打ち出している。
2005年4月に診断の日本基準が日本内科学会総会で発表されたときから異論
は出ていた。最近では9月4日の日経新聞オピニオン面が「小太りこそ健康の
証し 『メタボリック』基準緩和を」を掲載した。これを読んだ「メタボリッ
ク・シンドローム・フォローアップ」(日々是感謝)
http://www.cyx.co.jp/motokochira/2006/09/post_49.html
は発見と喜ぶ。「人間総合科学大学教授・藤田紘一郎氏の解説によると、日本
の成人男子でウエスト85センチ以上という基準値は”厳しすぎる”とのこと。
なんと米国の基準は男子で103センチ以上らしいのです。氏によると、太りすぎ
が重大な病気の引き金になることはたしかですが、統計的にはやや肥満気味の
人の方が、やせた人よりもむしろ長寿であることがわかっている」「85センチ
を超えていたとしても、過度に戦々恐々とするのは体によくないですし、仮に
85センチを下回っていたとしても、安心できないことだってあるということな
のでしょう」
日本の診断基準には、世界の基準に比べて特異な点がある。ウエストの基準
値が男性85センチ、女性90センチと女性が男性を上回る唯一の基準だ。米国な
ら男性103センチ、女性89センチ、中国は男性90センチ、女性80センチである。
これについて興味深い議論が日経メディカルブログの、飛岡宏の「開業医身
辺雑記」で進行している。詳しくは読者登録をして読んでいただきたいが、「
メタボリックシンドロームはねつ造か?(下)」
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/blog/hioka/200608/501226.html
から引用する。東海大の大櫛陽一教授からのメッセージは「内臓脂肪面積は男
女を混ぜて求めているのに、そこから求められた内臓脂肪面積を使ってウエス
トを求めるときは、男女別に分析がされている。この段階で男性のウエストは
女性の影響で少なめになり、女性のウエストは男性の影響で大きめになる。こ
れは、データ数が少なすぎて男女別にすると内臓脂肪面積が求められなかった
か、男性のウエストを少なめにするための『ねつ造』かである」などと、日本
基準を決めた手法に問題があったことを具体的に指摘している。関心を待たれ
たら、専門的ながらコメント欄での議論も参照してほしい。
ウエスト基準を算出した危険因子のひとつ総コレステロール上限値(ミリグ
ラム/血液1デシリットル中)が日本は「220」と、世界各国の「240〜270」
に比べて大幅に低く設定されていることにも疑問が持たれている。「コレステ
ロールやや高めが長生き?」(読売新聞2005年2月20日)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li522001.htm
が大阪府守口市での総コレステロール値と死亡率の相関をグラフにしている。
その「220」が最も長生きとも言え、さらに高くても死亡率は急増しない。大
櫛教授はこうしたデータを生かして、男女別、年齢別に高コレステロール基準
値を変えることを提唱している。閉経後の中高年女性の過半は「220」を越え
るから、無用にコレステロール低下剤を処方されている実態がある。
メタボリック症候群予防のため「フィットネスクラブの活用を」とまで聞く
とさらに疑いたくなる。「メタボリックシンドローム」(antiwarnowar)
http://antiwarnowar.jugem.jp/?eid=109
の批判も理解されよう。「今日の健康ブームにあわせながら、医療改悪の動向
と密接に関係しているのではないか」「医療費抑制はいまの改悪だけで間にあ
うはずもないから、自己責任で健康管理をせよ、というキャンペーンである」
「ほとんどの労働者にとって、運動に励めというのは時間的にも金銭的にも困
難な話。まずは、そういうゆとりを人びとに持たせること。そして、粗悪な外
食産業を助長させた責任をとること。人びとの不安を煽る前に、やるべきこと
は、たくさんあるだろう」
福島県郡山市「”Koriyama Point”で5年以内死亡率がわかる」
http://www.city.koriyama.fukushima.jp/kenkousinkou/topics.htm
は市民のデータ蓄積から、個人別の5年以内の死亡率を計算出来るページだ。
メタボリック・シンドロームの診断基準と比べて、自分の日常生活をどうコン
トロールすれば長生き出来るか――見えやすいと思う。
==============-----------------------------------------=================
◆◇◆◇ 記者コラムは、オンライン書店「bk1」を応援しています ◇◆◇◆
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi/3a9cd38874e2e0103cf8?aid=p-dandoweb09005
日本最大の書誌データベースが検索でき、読者書評の投稿もできます
☆会員制ではありません。一度のぞいてみて下さい☆
------------------------------------------------------------------------
◆◇編集後記
岩波『世界』10月号をめくっていたら「民族的集団自殺? 女性が不足する
アジア」(イザベル・アタネ=Le Monde diplomatique)という面白い記事を見
つけました。生物学的に男性は弱いので女児100人に対して男児105人程度と多
めに生まれてくるものですが、アジアでは社会的習慣によって歪められ、「女
児の生まれる数は通常ではあり得ないほど少なく、死亡する数は逆にあり得な
いほど多いので、男性の比率が高まる」のだそうです。手が加えられていなけ
れば、アジアの女性の数は現在より9000万人も多くなければならない計算です。
巨大人口国である中国とインドで特に女性不足は著しく、中国の場合「2030
年には男子が20%も多くなるので、結婚できない男性が毎年およそ160万人も
出現する」そう。現実に中国ではベトナムなどからの嫁取りが増えているので
す。男性崇拝を続けていれば、その民族は女性が減り、女性が生む子供も減る
ので、民族として集団自殺を図っているようなものと筆者は指摘するのです。
「20代男性の3人に1人は生涯未婚の恐れ」
http://dandoweb.com/backno/20060716.htm
で描いた日本の光景と仕組みは違いますが、根底に似通ったものがありますね。
┏━━━━━━━━━━◇発行 団藤保晴 dando@dandoweb.com ◇━━━━
┃
★バックナンバー200編以上と「読者の声」ほかを以下の新ウェブで公開中
http://dandoweb.com/
◇ブログ時評(抜粋版を岩波書店『世界』連載中)http://dando.exblog.jp/
☆携帯電話版も内容充実、好評です。
「Yahoo!モバイル今週のオススメ」選定 http://dandoweb.com/i/
◆英語版ページでは話題作17編を公開中 http://dandoweb.com/e/
Ranked 3 by Google among 291,000,000 entries for Japan Research
http://www.google.com/search?hl=en&lr=&q=Japan+Research&btnG=Search
┃ ※ サイトへのリンクは自由ですが、記事の無断転載はご遠慮下さい。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼△このメールマガジンとウェブで3万人に広告が可能です△▼
広告について詳しくは以下のページで
┃ http://dandoweb.com/cm.htm
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃このメールマガジンは以下の4サイトのシステムで発行しています。
☆まぐまぐ http://www.mag2.com/
☆melma! http://www.melma.com/
☆カプライト http://kapu.biglobe.ne.jp/
☆E-Magazine http://www.emaga.com/
★発行部数-->mag2=9512 melma1=695 melma2=2098
Kapulight=295 E-mag=225
┃メールマガジンの登録・解除は次のページから出来ます。
┃ http://dandoweb.com/reg.htm
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
