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Sexyブランディング vol.13

発行日: 2006/3/25

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Sexyブランディング

数々の話題のショッププランニング、商品ブランディングを手がける
ブランディングデザイナーがわかりやすく奥義を解説。
ブランディングがわかると利益が変わる!
3分間でブランディングの極意をあなたにお伝えします。

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こんにちはブランディングデザイナーの芦谷 正人です。


このメルマガでは自分自身の実体験や実際にあった事例をもとに、
分かりやすくブランディングの神髄を解説していきます。

僕は10数年間デザイナー、大学講師、プランナーなど
さまざまな分野で仕事を行ってきました。
ブランディングといえば、
ルイ・ヴィトンやエルメスやトヨタやホンダをイメージする中小企業の経営者の方々に
より日常的で誰にでも可能性のあるブランディングを
低コストで提案するのが僕の仕事です。

かつて、ブランドとは自社のプライドを象徴するためのものでした。
しかし、現代社会にとって、ブランドとは
お客様にとって「いかにエモーショナル(感動的)な存在であるか」を保証するものです。





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  Sexyブランディング Weekly Mail Magazine
  2006.3.25 No.13
     
             〜お客さんにとっての見た目にこだわる〜

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おはようございます。

ブランディングデザイナーの芦谷です。

大橋流「すごい会議」我社でも実践しています。
人間、一番解決したい問題を解決することが難しいものです。
だから、二番目以下の問題から手をつけるのかもしれません。
「すごい会議」のへそは、その問題の優先順位を再確認させることだと思います。


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ここから、本題です。


今日は、ブランディングってやっぱ見た目が大事!というお話。

日本はハデハデ80年代のバブル崩壊後
妙に堅実さを大切にしてきた風潮があります。
必要最低限の経費以外、予算を縮小し
本質という名の「貧乏くささ」にしばらく漬かっていました。

いまだに、テレビなんかで「倹約生活」を特集したり、
三浦展の「下流社会」が流行したりしています。
しかし、長らく豊かな時代を謳歌してきた現代の日本人とって、
本質的には「貧乏くささ」が好きではありません。
特に女性は「貧乏くささ」が大嫌いです。

だからといって単純に派手にすればいいわけでもありません。
現代の日本人が重要視するのは「らしい見た目」です。

人はよく感情で決定し、理性で自分を説得するといいます。
特に、女性市場の活性化が言われている今、
感情を揺さぶる「らしい見た目」は、ビジネスにとって
なくてはならない要素となっています。

以前このメルマガで取り上げていたK-twoという美容院の事例です。

現在この会社は、東京・大阪を中心に全国展開するほどの立派な企業となりましたが
僕が最初にお会いさせていただいた10年ほど前は
まだ、年商2億ほどのいわゆる町の優良美容院でした。
この会社が今のように大きく伸びた要因のひとつに、
感情を揺さぶる「らしい見た目」に徹底的に“こだわった”ことにあります。

年商が2億足らずの10年前、
心斎橋の一等地に、40坪ほどの店舗を出店することになりました。
当時のK-twoにとって、大阪の一等地「心斎橋」に出店するだけでも
かなりの冒険でした。
その上で、越智社長がお金をかけて“こだわった”のが「インテリア」でした。

たまたま、越智社長は知人の紹介で
文田昭仁というインテリアデザイナーに当時出会うことができました。
文田氏は、今ではインテリアデザイン界の重鎮で
銀座日産ショールームなどを手がけ、
経済産業大臣賞など数々の賞を総なめにしてきた人です。
さすがに当時はまだそれほど有名ではありませんでしたが
一流ブランドのアパレル店舗を数多く手がけていて
彼にインテリアを発注するには、かなりの高額なデザイン費用が必要でした。

最近の美容院はインテリアにお金をかけるようになりましたが、
当時、インテリアにお金をかけるケースはまれでした。
なぜなら、自分の美的センスに自信のある美容院オーナーたちは、
インテリアデザインを自前で手がけていたからです。

しかし、越智氏はその方法に疑問を持っていました。
なぜなら、女性のお客さんに精通しているアパレル業界やコスメ業界は
古くからインテリアのイメージを重視し、
質の高いデザイナーにインテリアを依頼している。
そのインテリアを見慣れている女性客にとって
素人のインテリアデザインでは
質の高いファッション性を感じてもらえないと考えていました。

そこで、アパレル業界のインテリアデザインを多く手がける
文田氏にデザインを依頼し、
美容室に「アパレルテイストのインテリア」を導入したいと考えました。

出来上がったインテリアは、
美容室ではあまり使われない間接照明を多用し、
キューブリックの「2001年宇宙の旅」に出てくる宇宙船のような
従来の美容院ぽさがまるでない仕上がりでした。

そのオシャレな外観イメージ、インテリアから多くの
「高いファッション性を求めるお客さん」を集客することができました。


人材コンサルタント会社ワイキューブ代表、
安田氏の発行しているメルマガ「サルならわかる経営の真実」2006.03.14号にて
『ソフトへの投資』というタイトルの記事がありました。
内容は、「10年ほど前の価値観ではハードにお金を使うが
ソフトにお金を使わない経営者が多かった。」というものです。
広告の媒体費用にはかなりのお金をつぎ込むのに
広告のデザイン費用を“ケチる”経営者が多いということです。

しかし、今だに多くの経営者が自社や商品のブランディングをしたいと言いながら
デザイン費用などのソフトにかけるお金を出し渋っています。

自分が住む家や車にはお金をかけても、
会社やお店や広告のデザインにあまりお金をかけたがりません。
それは、つまり「自分にとって必要かどうか?」ということを重視し、
お客さんが「どう感じるか?」ということを重視していないからです。

ブランディングにおける見た目の大切さとは、その見た目で

『お客さんにどう感じてもらいたいのか?』

ということです。

シャネルやエルメスで買い物をして商品を
茶封筒に入れられたらどう思いますか?
2000万円のフェラーリが新聞の折り込みチラシで広告されていたら
買いたくなくなりませんか?



ブランディングにとって重要な「見た目」とは、
お客さんの気分を意識した「見た目」にこだわることです。
 



 



■芦谷正人おすすめの、ブランディングの教科書-12■ ━━━━━━━━━

「New Shop Image Graphics 2」
PIE BOOKS
特に店舗を展開している経営者の方におすすめ。
今日のK-twoグループのお店や僕達DRIVEの手がけた作品も掲載されています。
(宣伝しちゃいました)
高価な本ですが、店舗写真やお店で使われているツール関係の事例が
ふんだんに載っています。
ビジネス本ばかり読んでちゃーいまの時代乗り遅れますよ


http://www.piebooks.com/search/categories.php?SCID=004
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 〓〓 あとがき 〓〓

■今日、近所のお弁当屋さんにお昼を買いに行きました。
そのお弁当屋さんは、中華レストランが経営していて
少し本格的な中華弁当が売りです。
平均的な価格は600円ぐらいと少し高い目の設定で、
少しだけ贅沢な気分になります。
その中に800円の豪華弁当と名うったお弁当がありました。
おそらく、他の弁当より食材にこだわっているようでした。
しかし、他の600円のお弁当となんら変わらない容器に入れられ
ボリュームもさほど変化がなく
素人目には、まったく600円と800円の違いがわからないものでした。
当然、その800円豪華弁当は一つも売れることなく積み上げられたままでした。
せめて、容器ぐらい高そうにしたらいいのに…と
お弁当屋でブランディングチェックをしていた僕でした。



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発行元:有限会社ドライブ
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