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世界の新聞「101紙」の視点

発行日: 2008/6/29

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          【世界の新聞「101紙」の視点】

           〜2008年6月29日(日)〜


========================================================第916号=====
発行部数:5,896部(2008年6月26日現在)
まぐまぐ:4,560、メルマ:1,120、メルマガ天国:216
*弊誌の読者様は、こんな方々 ⇒ http://tinyurl.com/7gdel
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視聴覚障害の方のための、「ニュースtoスピーチ サポートページ」
⇒ http://www.geocities.jp/katsuragi_nori/news2speech/

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発行者の「桐鳳柳雨(とうほうりゅうう)」です。
漢字だと面倒ですので、「リュウ」と呼んで下さい。
本日もご開封、ありがとうございます。


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☆本日のラインアップ☆
・国内主要6紙の本日の社説
・「本日、あなたが最も共感した社説は?」アンケート
・国内主要6紙サイトのトップ記事
・中東メディアの論調
・世界主要紙の論調
・今日のニュースレター
・国内政党機関紙の主張
(各種お知らせ事項)
・去年の今日は、こんな社説でした
・「101紙」の論壇
・独断と偏見はご容赦! 最近の社説の、ここに注目
・編集後記


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【国内主要6紙の本日の社説】
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(以下、掲載順は日々変更)

【日経新聞】 『社長再任が問われた株主総会』
       『G8外相会合を覆った暗雲』
(詳しくは「NIKKEI NET」へ)⇒ http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/


【毎日新聞】 『諫早干拓開門 アセスなき事業の帰結だ』
       『新コミッショナー ファン代表の目線で改革を』
(詳しくはこちらへ)⇒ http://mainichi.jp/select/opinion/index.html


【読売新聞】 『株主総会 モノ申した「モノ言わぬ株主」』
       『諫早湾干拓判決 「開門調査」にも難題が伴う』
(詳しくはこちらへ)⇒ http://www.yomiuri.co.jp/editorial/


【朝日新聞】 『FFインフレ―景気の悪化を心配する』
       『ミンダナオ―和平定着に日本も力を』
(詳しくはこちらへ)⇒ http://www.asahi.com/paper/editorial.html


【産経新聞】 『海自艦訪中 真に意味ある交流にせよ』
       『球界変革 ファンの存在を忘れずに』
(詳しくは)⇒ http://sankei.jp.msn.com/column/1521/clm1521-t.htm


【東京新聞】 『週のはじめに考える 08年上半期の事件簿』
(詳しくはこちらへ)⇒ http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/


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【本日(6月29日)、あなたが最も共感した社説は?】
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◆日経:株主総会
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001445Q0026495A16daa
◆日経:G8外相会合
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001445Q0026495A26904
◆毎日:諫早干拓開門
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001445Q0026495A34613
◆毎日:新コミッショナー
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001445Q0026495A48471
◆読売:株主総会
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001445Q0026495A52e72
◆読売:諫早湾干拓判決
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001445Q0026495A65690
◆朝日:FFインフレ
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001445Q0026495A7ee20
◆朝日:ミンダナオ
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001445Q0026495A8d246
◆産経:海自艦訪中
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001445Q0026495A95fb8
◆産経:球界変革
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001445Q0026495Aad792
◆東京:08年上半期の事件簿
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001445Q0026495Abec21
○結果を見る
┗ http://clickenquete.com/a/r.php?Q0026495C9fe7
○コメントボード
┗ http://clickenquete.com/a/cb.php?Q0026495P00C9ee2

締切:2008年06月30日12時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/


☆前回(6月28日)の集計結果
 ⇒ http://clickenquete.com/a/r.php?Q0026484Cb2c2

☆前回(6月28日)のコメントボード
 ⇒ http://clickenquete.com/a/cb.php?Q0026484P00C615f


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☆アンケート集積結果

*先週一週間(6月16日〜6月22日)
【1位獲得回数】産経6回、読売1回
【ポイント合計】産経278、読売97、日経88、毎日88、朝日76、東京74

*先月一ヶ月(2008年5月)
【1位獲得回数】産経26回、日経2回、毎日2回、朝日1回、東京1回
        読売1回
【ポイント合計】産経1166、朝日371、日経350、毎日332、東京326、読売236
(27日・28日は、弊誌休刊)
(7日は、新聞休刊日)
(6日は産経・東京・毎日・読売、13日は産経と毎日、16日は産経と日経が、
 同ポイント1位)

*昨年一年(2007年)
【1位獲得回数】産経255回、朝日48回、読売20回、東京19回、毎日16回、
        日経5回
【ポイント合計】産経12421、朝日6668、読売4205、東京4151、毎日3991、
        日経2856


・以上、「支持1%」を「1ポイント」として集計
 (一紙で複数の社説がある場合は、その合計)
・あくまで当メルマガのアンケートによる結果であり、
 一般的な評価ではありませんので、その点ご承知おき下さい。


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【国内主要6紙サイトのトップ記事】
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*6月29日 午後3時現在
 (以下、掲載順は日々変更)

【日経新聞】 http://www.nikkei.co.jp/
『米航空大手、合理化を加速 国内の輸送力1割減』

【毎日新聞】 http://mainichi.jp/
『自民党:「コスタリカ方式」全廃の方針 次期衆院選』

【読売新聞】 http://www.yomiuri.co.jp/index.htm
『犯行予告を監視、悪質利用は退会…携帯サイトに「健全基準」』

【朝日新聞】 http://www.asahi.com/
『西日本で大雨、土砂崩れや浸水被害 徳島では1人けが』

【産経新聞】 http://sankei.jp.msn.com/
『中学教諭が女子生徒にキス、交友関係の相談中に』

【東京新聞】 http://www.tokyo-np.co.jp/
『農相、控訴の意向示す 諫早湾干拓の地裁判決受け』


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【中東メディアの論調】
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「日本語で読む中東メディア」というサイトからリンクさせていただいており
ます。
最新と言ってもよい中東各紙の論調や記事を、「日本語訳で」読むことができます。

私たちが見聞きしている情報というものは、ともすると欧米からの視点に偏重
してしまいがちかもしれません。

中東各国では世の中をどう見ているのかということも、大事な視点の一つだと
考えます。

下記URLからリンクしていただき、サイト左側「条件検索」の「ジャンル」
内、「コラム」をチェックし検索しますと、社説の和訳文を読むことができます。
また、コラム以外の記事も、ぜひご覧になってみて下さい。
⇒ http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/news_j.html


【最近の主な社説表題】

『日本の投資家、静観の構え』(Milliyet紙)
『軍、司法、CHP』(Milliyet紙)
『憲法裁判所はAKPを解党とするのか?』(Milliyet紙)
『イラク・イラン関係』(al-Sabah al-Jadid紙)
『「男はフェルト帽をかぶるものさ」―カラジャヒサル村の教訓』(Milliyet紙)
『キュウリとトマトの並べ方は?―「禁止」全盛の風潮に思う』(Radikal紙)
『盗聴はスキャンダル』(Milliyet紙)
『シェリフ・マルディンは何を語っているのか?』(Milliyet紙)


☆====================================================================
【世界主要紙の論調】
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以下、世界日報さんのサイト「世界の新聞は何を言っているか?」からリンク
させていただいております。
若干過去の記事ではありますが、米・英・仏・独・露・豪・中・韓・印・他
アジア諸国・中近東等の主要新聞論調の表題が、日本語でご覧いただけます。
(本文購読は有料のようですが、弊誌との利害関係は一切ありません)
⇒ http://www.worldtimes.co.jp/wtop/paper/main.html


【最近の主な表題】

ニューヨーク・タイムズ(米) 『オバマ氏の選挙資金集め』
ワシントン・ポスト(米) 『インドとの原子力協力協定』
ガーディアン(英) 『イラン攻撃のもたらすもの』
ルモンド(仏) 『自由と引き換えの治安』
南ドイツ新聞(独) 『浮遊する人種主義の影』
ストレーツ・タイムズ(シンガポール) 『ガザの奇妙な静けさ』
人民日報(中国) 『6カ国協議の新たな進展に期待』
韓国日報(韓国) 『朝鮮半島の地殻変動を予告する核申告』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『FRBは世界インフレ重視を』


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【今日のニュースレター】
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「オピニオンソース」というサイトをご紹介します。
米・英・中・中東・印など主要紙の、最新といってもよい社説の要約文です。
全て英文にて構成されておりますが、お解りになる方には便利かと思います。
そうでない方は、翻訳サイトをご利用いただいてもよろしいかと思います。
翻訳文については「?」という感じですが、大意はつかめるかもしれません。

『OpinionSource「Today’s Newsletters」』
⇒ http://www.opinionsource.com/newsletter.jsp

無料自動翻訳サイト「エキサイト」
⇒ http://www.excite.co.jp/world/


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【国内政党機関紙の主張】
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例えば、自民党なら「自由民主」、民主党なら「プレス民主」、など、各政党
からも機関紙を発行しております。

本来であれば、各政党の選挙用ではない日頃の主義主張を並列掲載し、支持政
党を決める際の参考の一つにしていただけたらと考えているのですが、今のと
ころ社説のような記事を掲載し、かつタダでリンク可能な機関紙は限られてい
るようです。

もし下記記載以外にも、国政選挙レベルの他政党主張のリンク先(日刊でなく
とも)をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひお知らせ下さい。


日刊【公明新聞】(「公明党」機関紙) 6月28日の主張
『医師養成数増員へ 安心の医療は国の責任で
 勤務医の環境改善、偏在解消も急務』
(詳しくはこちら)
⇒ http://www.komei.or.jp/news/


日刊【赤旗】(「日本共産党」機関紙) 6月29日の主張
『最新型クラスター/全面禁止の願いを無にするな』
(詳しくはこちら)
⇒ http://www.jcp.or.jp/akahata/html/senden/syucho_2006.html


週刊【社会新報】(「社会民主党」機関紙) 6月18日号の主張
『新派兵策動 イラクでの陸自活動の総括どこに』
(詳しくはこちら)
⇒ http://www5.sdp.or.jp/publicity/shimpo/shimpo_news080618.htm


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★初めてご覧になる方へ★
今のマスコミが全くのウソ・デタラメを報道することはないと思います。
しかし、報道されていることは「真実の全て」ではありません。
場合によっては、各メディアにとって「都合のいい真実」だけを編集している
こともあるかもしれません。
そのためにも世の中の事象を、価値観の異なる様々な角度から見る必要がある
ように思います。
弊誌は、そんな役割を担える媒体でありたいと思っております。
特定の新聞や思想、及び政党に加担するものではありませんので、あらかじめ
ご承知おき下さい。
編者自身はあくまで中立を旨としておりますが、掲載されている情報には偏っ
た価値観に基づくものが含まれる場合がございます。
情報の活用(広告・読者の方々からのコメント等を含む)につきましては、
ご自身の責任にてお願い致します。
また、それによって生じた損害等の補償は致しかねますのでご了承下さい。
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★簡単な自己紹介★
このメルマガは、睡眠時間3時間台、家族から生命保険の保険金増額を切望
されているワーカホリックの桐鳳柳雨が、「一次、二次選考は通過するが賞は
取れない」程度の文才を駆使して編集・発行しております。
「主要複数紙に目を通したいが、そんなヒマもカネもない!」という自らの
切実な思いが、弊誌創刊のキッカケです。
原則一人での作業ですので、都合により突発的な休刊・配信遅延等が起こる
可能性もあり。悪しからずご了承下さい。
発行者の自覚している特徴は、「アマノジャク」「エエカッコしい」「めんどう
くさがり」。ボクシングのプロライセンスと柔道の黒帯を取得する程度の運動
歴あり。かつてのTV番組、アメリカ横断ウルトラクイズで国外脱出を果たし
たことが唯一の自慢だったりします。
*発行者はこんな顔してます(ちょっとだけ公開)
 ⇒ http://tinyurl.com/bqsam
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皆様の価値観、視点、考え方などをアンケート投票やご意見をお寄せいただく
ことなどによって反映し、弊誌が世の中の価値観を現すような、そんな媒体に
なれればと思っております。

メールをお寄せいただく場合につきましては、こちらからお願い致します。
⇒ rew-toho☆goo.jp (☆を@に変えて下さい) 件名:○月○日付101紙

以下、メールに関するお願いです。
よろしくご理解下さい。

*独断と偏見により、興味あるご意見につきましては、弊誌に掲載させて
 いただきます。(ただし、私自身の価値観とは一切無関係です)

*1行あたり、全角35字で作成していただけると助かります。

*送信いただく際、掲載の可否、掲載される場合のハンドルネームなど、
 お書き添えいただけると幸いです。

*特にお断りのない場合は掲載可であるものと判断し、ハンドルネームなどの
 記載・指定がない場合はイニシャルで表記させていただきます。

*ご希望のリンク先サイトなどありましたら、URLなど併せてお知らせ
 いただけましたら、掲載させていただこうかとも考えております。
 (お約束はできませんが)

*掲載をご希望されても、こちらの判断により見送らせていただく場合も
 ありますので、ご了承下さい。

*掲載しなかった場合、その理由についての説明責任は負わないものとさせて
 いただきます。

*書かれる内容は、「広く世の中に向けて」というスタンスでお願い致します。
 特定の個人を対象とした発言は、極力ご遠慮下さい。

*一つの話題に対して、投稿はお一人一回とさせていただきます。

*他者との議論を希望される、或いはそれが予測される場合につきましては、
 投稿者ご自身のメールアドレスやサイトURLなどを明示していただき、
 続きはそちらで行っていただきますよう、お願い致します。

*弊誌掲載分のメールにつきましては、申し訳ありませんが、原則として
 お返事はしておりません。

*それ以外につきましては極力お返事する所存でおりますが、お返事の遅延に
 つきましてはご容赦下さい。

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編集・発行: 桐鳳柳雨(とうほうりゅうう) 
*「国内主要6紙の本日の社説」「中東メディアの論調」「世界主要紙の論調」
 「国内政党機関紙の主張」各コーナーについては、事前に各新聞社に了承を
 得ております。
*転送・回覧可ですが、その場合は内容を変えずにそのままお願い致します。
 また、できましたら弊誌を使用した旨、ご連絡いただけると幸いです。

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【去年の今日は、こんな社説でした】
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昨年の今日、配信した弊誌です。
社説本文にはリンクできませんが、表題はご覧いただけます。
⇒ http://archive.mag2.com/0000174275/20070629124058000.html?start=360

*昨年の誌面に掲載されているアドレスは、リンク先が正しく表示されない
 場合もあるかと思いますので、ご了承下さい。


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【「101紙」の論壇】
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掲示板を設けてあります。
論戦・反論大歓迎という方、または、そうしたやり取りを見てみたいという方。
常識・マナーをわきまえた上で、ぜひご利用下さい。
スレッドは自由に立てていただいて結構です。

掲示板の管理・運営に割く余裕があまりありませんので、基本的には放置状態
になってしまうことと思います。
ですので、先々の状況次第では閉鎖する可能性もありますことを、あらかじめ
ご了承下さい。

⇒ http://jbbs.livedoor.jp/news/4269/


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独断と偏見はご容赦!
【最近の社説の、ここに注目】
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諫早湾の干拓について、昨日・今日の社説から見てみる。


朝日。
『農水省が控訴すれば、判決の確定までにさらに時間がかかり、漁民を取り
巻く状況はなにも変わらないことになる。判決は開門に向けた準備期間として
3年間の猶予を与えた。農水省は控訴を断念し、いまこそ開門調査に向けて一
刻も早く動き出すべきだ。』

『農水省は、これ以上税金を無駄に使わないためにも、農業用水を調整池に
頼るのを断念すべきだ。代替水源の確保が欠かせなくなるが、市民団体は
「代替水源はいくつもある」と具体例を挙げている。』

『判決で注目されるのは、開門によって農業生産が打撃を受けても、「漁業行使
権の侵害に対し、優越する公共性、公益上の必要性があるとは言い難い」とま
で述べていることだ。』

『諫早湾干拓事業は、文部科学省の外郭団体が科学技術分野における重大な
「失敗百選」に選んでいる。なにしろ干拓に2533億円の巨費をかけながら、
将来の農業生産額は2%にも満たない年間45億円である。無駄な巨大公共事
業の典型である。』

『すでに完成した公共事業も必要なら大胆に見直す。そんな時代がきたことを
農水省は肝に銘じてほしい。』


東京。
『確かにこの干拓事業で、約六百七十ヘクタールの農地はでき、約四十戸の
営農者が入り、今春には野菜が出荷された。だが、この事業には約二千五百億
円もの税金が投じられたのだ。費用と効果は、つり合いの取れるものとは、と
ても言い難いのではないか。』

『五〇年代初めの構想段階では、食料増産が目的だった。国が減反政策へと
転じると、水道などへの活用へと衣替えした。さらに防災目的も追加された。
まるで目的のためでなく、事業のための事業であるかのようだ。事業費も当初
予定の約二倍に膨れ上がった。』

『公共事業は同じパターンで進められるケースが目立つ。いったん予算が付く
と、看板を掛け替えてでも、動きだした事業は止まらない。地元の同意署名を
ごまかしたケースさえある。それでいて誰も責任を取らない。』

『司法が不誠実さを厳しく非難したことに、国は真正面から応えるべきだ。』

『費用対効果のずさんな検討。そして、手続きを踏みにじってでも進める、
国の強引なやり方への戒めを読み取りたい。』


日経。
『国は判決を受け入れて干拓地と海を仕切る「潮受け堤防」を開門し、海の
環境や漁業に与えている影響を数年かけて調査すべきだ。
裁判で争われた点は、堤防完成前後の各種データを比較・分析しなければ確か
な結論は出せない。』

『国がこの調査をしなかったのは工事続行を優先するためだった。判決は、
反対派の声を無視して既成事実を積み重ねる公共事業の進め方を厳しく批判し
た格好だ。』

『判決は(中略)開門までに3年の猶予を与えている。国は誠実に対応すべき
だろう。』

『一度着工すると見直しを拒み、国が果たすべき役割をおろそかにする点は、
他の大規模公共事業にも通じる問題だ。』

『費用と効果の関係や環境面について関係者の疑問を解消することは国の責務
である。今回の判決は公共事業に対する国のかたくなな姿勢への警鐘でもある
と受け止めたい。』


毎日。
『佐賀地方裁判所が27日示した判断は、きわめてまっとうなものだ。』

『農林水産省は早急に、調査のため開門に取り掛かるべきだ。干拓地の営農者
への十分な対策を講じなければならないことはいうまでもない。』

『開門になれば、これまでの事業費に加えて、調査などに必要な費用がかかる。
これは、事業者である国が二つのアセスメント(事前評価)を怠ってきたこと
に起因している。国は責任を痛感しなければならない。』

『経済社会的ニーズの変化は公共事業ではよくある。ところが、諫早干拓のみ
ならず多くの事業に共通するが、構想や計画の抜本的な見直しや中止の判断は
ほとんど行われない。公共事業が利権化してきたことの反映でもある。動き出
した事業は当初計画に基づいて実施されることになる。』

『何が何でも続けるということは、ニーズにそぐわないものを作ることである。
財政的には無駄な歳出を重ねることになる。経済社会面からのアセスメントが
欠如していたことの結果だ。』

『一方、漁業者らが問題にしている環境アセスメントも全く不十分と言わざる
を得ない。(中略)
計画決定が環境アセスメント法のできる前だったとはいえ、閣議了解による
アセスは実施されていた。一体、何をしていたのか。』

『諫早干拓は二つのアセスを怠った典型例である。大規模ダム事業などでも
同じような例が見受けられる。政府は公共事業改革というのであれば、メンツ
にとらわれたり、関係議員の顔色をうかがい事業を継続することはやめるべきだ。』


読売。
『長崎県の諫早湾で干拓事業を進めてきた農林水産省にとって、極めて厳しい
判決である。』

『判決が言うように、干拓が進むにつれ、漁業被害が一部で出ていることは
事実だろう。排水門を開けての本格的な調査が必要だ、とする根拠である。』

『だが、実際に調査する場合、地域の防災や干拓事業そのものに、かなりの
影響が避けられない。
漁業被害の調査が、他の地域住民に被害を与えてはなるまい。調査に入る前に、
影響を十分に見極めることが不可欠だ。』

『すでに干拓事業は完了し、今年4月から営農が始まっている。排水門内の
淡水は農業用水として使われているが、排水門を開ければ、海水と混じり合っ
て使えなくなる。』

『判決は「農業生産が漁業被害に優越する理由はない」というが、これでは
農家の立つ瀬がない。』

『実際に開門した場合には、排水門内の水位が上がるため、水害に備えて新た
な堤防を建設することが必要になる。干拓事業全体で約2600億円もの費用
がかかったが、さらに巨額の税金を投入せざるを得なくなる。』

『開門で、新たな環境被害が生じる恐れもある。たまったヘドロが排水門から
諫早湾に流れ出し、海水を汚すとの懸念だ。』

『こうした現実を考えれば、開門調査のハードルは極めて高い。少なくとも、
地元自治体を含む地域住民の合意は大前提だろう。』

『諫早湾干拓は「始まると止まらぬ公共事業」の典型といわれてきた。政府は、
公共事業全体のあり方を改めて再点検する機会とすべきである。』


赤旗。
『諫早湾の干拓事業をめぐる裁判で、地元の漁業者が待ち望んだ判決が出ました。』

『長年にわたって干拓計画に固執し、中長期の開門調査を認めてこなかった
国の態度の誤りは明らかです。国は判決を重く受け止め、控訴せず、開門を
実施すべきです。』

『画期的な判決を諫早湾干拓事業はじめ無駄な巨大開発を見直すきっかけに
する必要があります。』



この件について社説を掲載していない産経は別として、読売だけがその他
社説と意見を異にしている。

公共事業のあり方を見直すべきとする点では一致しながらも、判決に疑問を
呈する形となっている。

個人的に、どの社説も全て同じ視点、同じ見解というのでは面白くない。

検討すべき方向としては読売以外の社説の考え方が妥当なのだろうが、読売の
視点もおろそかにすべきではないだろう。
(桐鳳)


☆====================================================================
【編集後記】
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早いもので、今年ももう半分が過ぎようとしております。
本当に年々、一年が早く感じられるようになってゆきます。

あっという間に時が過ぎ去ってしまえばいいという思いと、ゆっくりと時が
流れていって欲しいという感覚とが、複雑に交錯しております。


そうしてる間に時は経ち、 
こうしてる間も時は行く。 

全てが過去になってゆく。

(桐鳳)


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最後までご覧いただき、ありがとうございます。
あなたに素敵なことがいっぱいありますよう…。
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